格安LCC「Vietjet Air」搭乗記!CAさんの制服と機内BGMが強烈すぎた体験

2025.11.04
旅・ガイド

ベトナムへの旅行で、今や主要な選択肢の一つとなった格安航空会社「Vietjet Air(ベトジェットエア)」。成田や関空、福岡など日本の主要空港からハノイやホーチミンへ、圧倒的な低価格で就航しています。

筆者もベトナム行きで利用していますが、「これぞLCC!」という体験と、他の航空会社にはない強烈な個性が光るフライトを楽しむことができます。

ベトジェットでベトナムを目指す方へ、機内のリアルな様子から、知っておくべきTIPSまで、徹底的にレビューします。


リアルな機内の様子:LCCの「洗礼」

LCCに乗り慣れている人にとっては「いつもの光景」かもしれませんが、改めてその特徴をご紹介します。

1. 座席間隔(シートピッチ)

一般的なLCCの標準的なシートピッチです。身長180cmの筆者だと、膝と前の座席の間はほぼゼロ。ギリギリではありますが、何とか耐えられる範囲内です。

5時間を超えるフライトでこの体勢は正直キツいものがありますが、「安さの対価」と割り切るしかありません。小柄な方や女性であれば、そこまで苦にはならないでしょう。

もちろん座席にモニタ(機内エンターテイメント)や充電ポートは搭載されてませんので、搭乗まえにスマホはしっかり充電しておきましょう。

2. 有料の機内食と「強制ミールタイム」

もちろん機内食は有料です。メニューはシートポケットに入っており、CAさんがワゴンで回ってきた際に注文するスタイル。

面白い(?)のは、約5時間のフライト中に3回も「食事タイム」のアナウンスが流れることです。

「今から機内食の販売を始めますよ!」という元気なアナウンスが響き渡るため、せっかく寝ていたのに起こされてしまうことも…(笑)。LCCとしては貴重な収益源なのでしょうが、休みたい人には少々つらいかもしれません。

3. 機内に充満するスパイシーな香り

これは東南アジア系エアラインならではかもしれません。メニューにはフォーやスパイシーな料理も多く、誰かが食べ始めると、独特の香辛料の香りが機内に広がります

この香りが苦手な人にとっては、隣の席で食べられるとなかなかの試練です。匂いに敏感な方はマスクを持参すると良いでしょう。


Vietjetの華!CAさんの衝撃的な制服スタイル

Vietjet Airで最も印象的だったのは、間違いなく女性キャビンアテンダント(CA)さんたちの制服スタイルです。

  • トップス: 体にピッタリとフィットした、鮮やかな赤い半袖トップス(ポロシャツ風)
  • ボトムス: 薄いブラウン(ベージュ)のショートパンツ
  • 足元: 真っ赤なパンプス

多くのCAさんがロングヘアを美しく下ろしており、その健康的なスタイルと合わせて、他の航空会社では絶対に見られない、華やかでセクシーな魅力を放っていました。ここは何かそういう系統のお店なんかと思ってしまうほど。

また、男性CAも他社より多く見かけ、みなさん爽やかな雰囲気でテキパキと仕事をこなしていたのが印象的です。

この独特なブランディングは、Vietjetの公式YouTubeチャンネルでも積極的に発信されているので、気になる方はぜひチェックしてみてください。


耳に残る!旅を彩る「ベトジェットBGM」 3選

駐機中や離着陸前に流れる機内音楽が、非常に印象的です。ここでは旅の気分を盛り上げてくれる、個人的に耳に残った3曲を紹介します。遅延のおかげで(?)、機内でひたすらリピート再生を聞かされた方々にとっては中毒性がある曲かもしれません。

1. Magic Flight – Vietjet Air

おそらくVietjetのオリジナルテーマソングだと思われます。非常に明るくキャッチーな曲です。長時間のフライトで疲れた体に、この曲が流れると「ベトナムに着いたぞ!」という実感が湧き、元気が出る気がします。

2. Hello Viet Nam – Pham Quynh Anh

Vietjetの着陸時の曲として有名なようです。「ベトナムといえばこの曲」と認識している人も多い名曲。少し懐かしいような、ノスタルジックなメロディが心に染み渡ります。

3. Fly For Love – VietJet Air

こちらもおそらくVietjetのオリジナルテーマソングだと思われます。ポップで明るい曲調で、何度も聞いているうちに覚えてしまいました。「Fly For Love」というフレーズが、同社のスローガンにもなっているようです。


「安さ」より「快適さ」? 究極の「SkyBoss」という選択肢

「LCCの狭さやセルフサービス感は、やっぱり苦手だ…」 「でも、Vietjetのユニークな雰囲気は体験してみたい」

そんなジレンマを抱える方のために、Vietjetは「SkyBoss(スカイボス)」という上位クラスのサービスを提供しています。

その名の通り、搭乗すれば「空のボス」気分を味わえる(?)このサービス。 公式サイトによれば、「モダンで快適なライフスタイルのトレンドのパイオニアとなるエリートトラベラー」のためのサービス、とのこと。この強気なキャッチコピーとネーミングセンス、実に味わい深いものがあります。

SkyBossを選ぶと、以下のようなLCCとは思えないVIP待遇が受けられます。

  • 専用ラウンジの利用(空港によります)
  • 専用カウンターでの優先チェックイン
  • 優先搭乗・降機
  • 足元の広い快適な座席の指定
  • 無料の機内食とドリンクの提供
  • 手荷物許容量の増加

もちろん価格は通常運賃より高くなりますが、「LCCの価格でビジネスクラスに近い体験ができる」と考えれば、特に長距離のフライトや、旅の快適性を重視したい場合には、非常に魅力的な選択肢と言えるでしょう。


Vietjet Airを賢く利用するためのTIPS

最後に、利用する上で絶対に知っておくべきTIPSをまとめます。

  1. 荷物の重量は「絶対厳守」!
    LCCの基本ですが、Vietjetは特に荷物に厳しい印象です。機内持ち込みは合計7kgまで。空港で超過料金を払うと非常に高額になるため、必ず事前にオンラインで追加の預け荷物を購入しておきましょう。
  2. 空港には「超」早めに到着する
    これは非常に重要です。Vietjetのチェックインカウンターは、出発の3時間前から開きますが、常に長蛇の列ができています。2時間前に着いてもギリギリになるケースも。特に現地発の便は、時間に余裕を持って空港に向かってください。
  3. 遅延は「当たり前」と心得る
    LCCの宿命ですが、Vietjetは遅延やフライトスケジュールの変更が比較的多いとされています。旅行のスケジュール、特に乗り継ぎがある場合は、最低でも4〜5時間以上の余裕を持つことを強く推奨します。
  4. 快適グッズを持参する
    機内サービスは期待できません。以下のような快適グッズを用意して搭乗しましょう。
    ・アイマスクと耳栓(またはノイズキャンセリングイヤホン): 頻繁なアナウンス対策に必須です。
    ・ネックピロー: 狭い座席で体を休めるために。
    ・水: 機内では水も有料です。保安検査場通過後に購入しておきましょう。

まとめ

Vietjet Airは、良くも悪くも「強烈な個性」を持つLCCです。価格の安さは圧倒的ですが、その分、快適さを徹底的に削ぎ落としています。

しかし、セクシーなCAさんの制服や、耳に残る機内BGMなど、他のエアラインでは味わえない「ベトジェット・カルチャー」に触れられるのも事実。

これらのTIPSを参考に、賢く利用して、お得なベトナム旅行を楽しんでください

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エンジニア

幼少期をアメリカで過ごし、現在は世界を転々としながらコードを書くノマドエンジニア。

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