ハノイ・トレインストリート完全ガイド|2026年7月の時間や時刻表・行き方・閉鎖状況までを解説

2025.11.04
旅・ガイド

ハノイのトレインストリートは、「2026年も入れるの?」「閉鎖されたって本当?」という疑問が絶えない場所だ。

結論から言えば、今も入れる。ただし、公式には立入禁止。実態は「カフェの客として入る」グレーゾーンが続いている。ここでは、実際に私が2025年10月と2026年7月にトレインストリートを訪れた経験をもとに、現時点の閉鎖・規制状況から時刻表、おすすめカフェ、行き方まで、必要な情報をすべてまとめた。

まずは30秒。現場の”ゼロ距離”を、その目で確かめてほしい。

先に結論(30秒で)

  • 完全に固定された時刻表はなく、最新は現地カフェの黒板が頼り
  • 南側は本数が多く、北側は平日6本ほどと少なめ
  • 北側は夕方以降か土日、南側は19時以降がもっとも空振りしにくい
  • 今も「カフェの客として」入れる。ただし公式には立入禁止

時刻の一覧と入り方は、この下で詳しく解説する。

目次

ハノイ・トレインストリートは閉鎖?2026年の規制状況と入り方

ハノイ・トレインストリートの線路沿いに並ぶカフェと観光客

「トレインストリートは閉鎖された」という情報は、正確には「半分YES、半分NO」だ。

当局は安全確保のため、観光客が線路内へ立ち入ることを公式には禁止している。特に北側(フンフン通り)は規制が厳しく、「危険区域(KHU VỰC NGUY HIỂM/DANGEROUS)」という警告看板も設置され、線路への立ち入りや撮影、テーブル・椅子の設置、行商などが禁止されている。

取り締まりが厳しい期間などは、北側・南側のいずれもバリケードや警備員によって入れない場合もある。

一方で実際には、線路沿いのカフェの客として案内される形で、北側も南側も多くの観光客が訪れ賑わっている。入場料は不要で、かかるのはカフェのドリンク代だけだ。

ハノイ・トレインストリートに設置された当局の警告看板「KHU VỰC NGUY HIỂM(危険区域)/DANGEROUS」。線路上での撮影・立ち入り・座り込み、線路脇でのテーブルや椅子の設置・行商を禁止する旨がベトナム語と英語で書かれている(2026年7月撮影)

【注意事項】

旅行者が「カフェのオーナーに案内されて規制エリアに入る」行為は、当局が公式に認めた方法ではありません。当局の運用によっては、訪問の最中に警察の抜き打ち検査に遭遇し、その場から退去を求められる可能性があります。あくまで自己責任であることを理解したうえで訪れましょう。

【2026年7月更新】ハノイ・トレインストリートの時刻表|電車が通る時間

平日 土日
北側(本数少) 08:40 / 09:20 / 11:45 / 15:15 / 19:30 / 21:15 左に加え 11:30 / 13:30 / 17:00 / 17:40 / 18:10
南側(本数多) 08:00 / 10:10 / 11:10 / 13:00 / 14:10 / 16:20 / 18:30 / 19:10 / 19:20 / 19:45 / 20:40 / 21:45 / 22:45 平日とほぼ同じ

ポイントは、南側は本数が多く、北側は少ないこと。南側(レズアン通り)はホーチミン方面へ向かう南北統一鉄道の本線に面するため列車が多く、北側(フンフン通り)はハイフォン・ラオカイ方面の支線側で本数が限られる(ただし北側も土日は増える)。

以下は2026年7月に現地の黒板と店主取材で確認した目安だ。これらの時刻は鉄道会社の公式発表ではなく、各カフェが独自に把握して黒板に書き写しているもの。日によって変わることも多いので、あくまで目安と考えてほしい。

北側(フンフン通り):本数が少なく、平日と土日で差が大きい

北側は南側より本数が少なく、時刻表の看板そのものを出していない。実際、北側で時刻表を掲示している店はほとんど見当たらなかった。平日と土日で本数がはっきり変わるので、下の目安で確認しておきたい。

  • 平日:08:40 / 09:20 / 11:45 / 15:15 / 19:30 / 21:15(1日6本ほど)
  • 土日:上記に加えて 11:30 / 13:30 / 17:00 / 17:40 / 18:10 が増える(合計11本ほど)

北側で「平日の日中に行ったのに全然来ない」となりやすいのはこのため。北側を狙うなら、平日は夕方以降、または土日がおすすめだ。

ベトナム鉄道のダイヤは定期的に改訂され、テト(旧正月)には臨時便や運休が出る。各カフェは店先の黒板に時刻を手書きで写すため、掲示時刻は店ごと・時期ごとに異なり、雨天や遅延で20〜40分ずれることもある。さらに2026年2月以降は取り締まりの影響で運行や入場が乱れた時期もあった。ネット上に出回る古い時刻表(2019年以前のものも多い)は鵜呑みにせず、現地で自分が座るカフェの黒板を確認し、予定時刻の30分前にはカフェに入って待つのが確実だ。

狙い目:写真映えを狙うなら、ランタンが灯る夜(19時以降)の便がおすすめだ。南側なら夜の本数が多く、失敗しにくい。

夜のトレインストリートでランタンに照らされた線路と観光客

南側(レズアン通り):本数が多く、曜日で変わりにくい

南側は複数のカフェが店先の黒板に時刻を掲示している。店ごとに数分の差はあるが、掲示時刻はおおむね共通だ。下は南側のカフェ「CAFE 61」の掲示(2026年7月1日撮影)をもとにまとめた、1日の通過時刻の目安。写真の看板表記とは違うがそれくらい毎日運行状況は違うので注意が必要だ。

南側の店主に確認した、毎日ほぼ確実に電車が来る時間帯は下記のとおり。時間を気にして行くのが面倒な人は、本数が増える19時以降がおすすめだ。

  • 午前:08:00 / 10:10 / 11:10
  • 昼〜夕方:13:00/ 14:10 / 16:20 / 18:30
  • 夜:19:10 / 19:20 / 19:45 / 20:40 / 21:45 / 22:45

ハノイ・トレインストリート南側のカフェ「CAFE 61」店先に掲示された列車時刻表の黒板(2026年7月1日撮影)

南側は平日も土日も時刻がほとんど変わらないのが特徴で、「曜日を選べないが確実に見たい」人に向いている。同じ南側の別のカフェの黒板には、平日限定便(Mon-Fri)や不定期便(infrequently)が手書きで書き添えられていることもある。あくまで目安であって、毎日すべての便が走るわけではない、という前提で見ておきたい。

ハノイ・トレインストリート南側のカフェの黒板。平日限定便(Mon-Fri)や不定期便(infrequently)の注記が手書きで添えられている(2026年7月撮影)

ハノイ・トレインストリートの場所と行き方:北と南、どっちに行く?

トレインストリートはハノイ駅の北側と南側で二つの顔を持つ。まずは違いをひと目で。

北側(フンフン通り) 南側(レズアン通り)
規制・取り締まり 厳しい(規制の中心) 比較的ゆるやか
列車の本数 少なめ(平日6本ほど) 多め
平日と土日の差 大きい(土日に増便) ほとんど変わらない
雰囲気・人混み にぎやか・混雑しやすい 素朴・人が少なめ
時刻表の掲示 なし 各カフェが黒板に掲示
アクセス 旧市街から徒歩10分 やや離れている
トレインストリートは英語圏でついた通称で、現地ベトナム語では「Phố đường tàu(フォー・ドゥオン・タウ)」=“線路の街”と呼ばれる。Grabの運転手に通じないときは「đường tàu」と見せると伝わりやすい。

北側(フンフン通り Phùng Hưng)

トレインストリート北側エリアの全景とバリケード

旧市街から徒歩10分ほど。

最も活気があり、カラフルなカフェが密集する超人気エリア。壁画やランタンの装飾が映え、写真撮影にも最適。賑やかさ、スリル、写真映え、すべてを求めるなら北側がおすすめだ。

ただし、当局による規制・閉鎖が行われるのはこちらのセクション。

南側(レズアン通り Ngõ 224 Lê Duẩn / チャンフー通り Ngõ 5 Trần Phú)

トレインストリート南側エリアのカフェから見た線路の風景

北側に比べると人が少なく、よりローカルで「素朴」な雰囲気が漂う。取り締まりも緩やかで、出入りも比較的自由。ゆっくりと電車の通過を待ちたい、生活感を重視する派はこちらだ。

ただし、南側も鉄道の安全保護区域であることに変わりはなく、完全に合法・安全が保証されているわけではない。事故や抜き打ち検査があれば注意・退去・罰則の対象となる可能性はある。

北側が完全封鎖されている場合の代替としても有効だ。

アクセス方法

  • Grab(タクシー):最も簡単で確実。「Hanoi Train Street」や「224 Lê Duẩn」といった具体的な住所をセットすれば、運転手も理解してくれる。
  • 徒歩:ハノイ旧市街から約10〜15分。旧市街散策のついでに歩いて行ける距離だ。
  • バス:節約派なら。例えば36番バスは、フンフン通り16番地の向かいに停車する。
  • バイク:柔軟に動けるが、ハノイの混沌とした交通に慣れていないと難易度は高い。

ハノイ・トレインストリートのおすすめカフェ

トレインストリート観光の定番は、線路沿いのカフェに入って列車の通過を待つスタイルだ。カフェといっても、コーヒーよりビール片手に電車を待つ人がほとんど。どのカフェを選ぶかで、体験はかなり変わる。

トレインストリートのRAILWAY COFFEEの看板とランタンの装飾

北側エリアのカフェ

RAILWAY TUAN CAFEは北側で最も人気のある店。内装も外観もフォトジェニックで、線路との距離が近く、列車通過の瞬間を撮影しやすい。ただし混雑するので、列車通過の30分〜1時間前には着いておきたい。

2階席があるカフェでは、上から列車を見下ろす構図も撮れる。迫力重視なら1階、ゆっくり眺めたいなら2階と使い分けるといい。

トレインストリート北側のカフェとイルミネーション

南側エリアのカフェ

南側のカフェはCafe 61がおすすめ。小さい店舗ながら店主夫妻の人柄がとても良く、笑顔で迎え入れてくれる。

ハノイ・トレインストリート南側のカフェ「CAFE 61」の店主夫妻(2026年7月取材時)

カフェ選びのポイント

列車が来る数分前になると、線路側のテーブルと椅子は一斉に片付けられる。このとき「立って線路際で見る」か「座ったまま見られる」かは、カフェによって異なる。座ったまま見られる店は線路から一段奥まった位置にテラスがあるタイプ。どちらが良いかは好みだが、事前にスタッフに確認しておくと安心だ。

ドリンクは、エッグコーヒーやココナッツコーヒーなどベトナムならではのメニューがおすすめ。価格帯は80,000〜100,000 VND(約480〜600円)が相場。支払いは現金が基本で、カードが使えない店も多い。小額紙幣を用意しておくとスムーズだ。

2026年7月の最新動向:取り締まり強化と「減便」の動き

トレインストリートは2026年に入ってからも、規制と運行の両面で動きが続いている。

2026年2月には、線路沿いのカフェが鉄道安全規則違反として一時的に営業停止を命じられ、警官がテーブルや椅子を撤去し、観光客を線路から退去させる事案があったと報じられた。現地の取材によれば、この2月以降しばらくは取り締まりが特に厳しく、列車が通る1時間ほど前からバリケードが設置され、観光客がまったく入れない時期もあったという。当局の巡回や抜き打ちの退去指示は「いつ起きてもおかしくない」前提で動いておきたい。

ハノイ・トレインストリートの入口に設置された、線路への立ち入りを塞ぐ移動式のバリケード(2026年7月撮影)

さらに2026年2月、建設省とハノイ市が、トレインストリートとロンビエン橋を通る旅客列車の減便と貨物列車の運休に合意したと報じられている。2026年6月時点では、付近を通る列車を完全になくす「線路の付け替え」案も検討段階にある。あくまで報道・計画段階の情報だが、実現すれば通過本数がさらに減る可能性があり、「いつ見られなくなってもおかしくない」スポットであることは頭の片隅に置いておきたい。

なお当局は、線路沿いの非公式カフェの代替として、ロンビエン駅構内の「Hoa Xa Cafe(ホアサーカフェ)」を“公式の鉄道カフェ”として位置づけている。線路から安全な距離を取った合法的な観覧スポットで、取り締まりを気にせず鉄道の雰囲気を味わいたい人には現実的な選択肢だ。詳しくはハノイ・ロンビエン橋の記事で紹介している。

状況は流動的だ。だからこそ、行くと決めたら早めに、そして訪問当日に現地の最新状況を確認するのが、後悔しないコツだ。

確実に入りたいなら:トレインストリート訪問つきツアー

個人で行くと、バリケードや警備で入れずに終わるリスクがある。「ハノイ滞在が1日しかない」「確実に列車を見たい」という人は、トレインストリート訪問を含む現地ツアーを使うのが手堅い。

定番は、旧市街のストリートフードを食べ歩き、最後にトレインストリートのカフェで一杯(ローカルビールやエッグコーヒー)という3〜4時間の少人数ツアー。ガイドがカフェを手配してくれるので、個人で行くより止められにくい。GetYourGuide・Klook・Viator などで「Hanoi train street food tour」と検索すると複数見つかる。多くは前日まで無料キャンセル・ホテル送迎つきだ。

なお当局は2025年以降、トレインストリートへの団体ツアーを正式に規制している。現実的に機能しているのは、上記のような少人数のストリートフード巡り(カフェ案内型)だ。これも当日の取り締まり状況によっては入れないことがあるため、「ツアーなら100%確実」とまでは考えず、保険のひとつとして捉えておきたい。

ハロン湾などと組み合わせた1日ツアーに含まれることもあるので、日程がタイトな人はそちらも比較するといい。

安全のための絶対厳守ルール

忘れてはならない。ここはテーマパークではなく、本物の線路だ。

線路沿いや周辺で声をかけてくる行商にも注意したい。ジッポのライターやスマホの保護フィルムなどを法外な値段で売りつける手口があり、通貨に不慣れな外国人が財布を開いて見せると、勝手に高額紙幣を抜き取られることがある(例:50万VND=約3,000円を取られたケースも)。基本は買わないのが無難で、買う場合も先に値段を確認し、金額は自分で数えてから手渡すこと。
  • 列車の警笛が聞こえたり、スタッフから指示があったりしたら、列車か巡回、いずれかの接近を告げる絶対の合図だ。スマホを構え続けるのは厳禁。速やかに指示に従おう。
  • 列車が近づいている時に線路上に立ったり、三脚やカメラを線路上に置いたりする行為は、極めて危険であり禁止されている。
  • 許可なくドローンを使用することも禁止だ。
  • 子供連れの場合は、危険なエリアに入らないよう、絶対に目を離さないこと。

事故2日後に訪れたトレインストリート

ここからは、実用情報ではなく「体験」の話をしたい。我々が以前トレインストリートを訪れたのは2025年10月上旬、カフェのテーブルが列車に接触する事故のわずか2日後だった。取り締まりが今ほど厳しくなる前、まだ線路脇に椅子が自由に並んでいた頃の記録だ。

トレインストリートのストリートゲーム

当然、ストリートはピリピリムードのはず——当局が定期的に巡回し、線路脇に障害物が出れば即座に指導が入る。

…はずなのだが。

カフェはそんな緊張感をよそに、線路ギリギリまでテーブルと椅子を広げ、満面の笑みで観光客を迎え入れていた。その商魂、恐るべし。

誘われるまま、我々も線路脇の特等席でハノイビールを注文した。

トレインストリートの線路脇カフェで注文したハノイビール

「これぞハノイだ」と異国情緒に浸っていた、その時だった。

「Up! Up! Inside!」

突然、店のスタッフが表情を一変させ、電光石火の速さでテーブルと椅子を撤収し始めた。何事かと戸惑う我々を、半ば強引に店内へと誘導する。

トレインストリートのカフェスタッフが巡回前にテーブルと椅子を撤収する様子

その直後、ストリートの向こうから現れたのは、制服を着た当局の巡回チームだった。

どうやらこのストリート一帯には、当局の動きを監視する独自の高速情報網が張り巡らされているらしい。「巡回が来たぞ」の報は、店から店へと瞬時に伝達されるのだ。

そして、当局チームが「異常なし」と判断して通り過ぎた、わずか数十秒後。

カタン、コトン。

何事もなかったかのように、椅子とテーブルは再び線路脇に戻る。規制と共存しながら、スリルを日常のスパイスにしてしまう——これがハノイのリアルだ。

忘れてはならないのは、ここがもともと観光地ではなく本物の住宅地だということ。2017年頃にInstagram経由で観光客が押し寄せる前は、子どもが線路脇で遊び、洗濯物がレールのそばに干される、ごく普通の生活空間だった。カフェの扉の向こうには今も人の暮らしがある。我々は「舞台」ではなく、住民の生活空間に足を踏み入れている。

“ゼロ距離”の衝撃

トレインストリートで目の前を通過する列車のゼロ距離体験

列車は、見えるより先に「感じる」。遠くの警笛、足元にじわりと伝わる微振動、わずかに変わる空気の密度。その静かな緊張の数秒間が、じつは最も印象的かもしれない。

そして地響きとともに姿を現した列車は、信じられないことに、我々の目の前わずか数十センチを轟音とともに通過していく。

速度はスローだが、至近距離ゆえの強烈な風圧、身体の芯まで響く振動、狭い路地に反響する轟音。駅のホームで見る列車とはまったく異なる体験だ。

一部の店舗では、列車が来る直前にビール瓶の王冠をレールにそっと置いておき、通過後にぺしゃんこになったそれを”記念品”として手渡す演出をしているところもある。

トレインストリートのお土産(王冠)

——ただし、これは2025年10月時点の光景だ。前述のとおり2026年に入ってからは取り締まりが強まり、日によっては同じように線路脇にテーブルが並ぶとは限らない。それでも、線路と暮らしがゼロ距離で共存するこの街の本質は、そう簡単には変わらないはずだ。

トレインストリートの歴史

この線路は、フランス植民地時代の19世紀末、ハノイとベトナム各地を結ぶために敷設された、本物の鉄道網だ。

ベトナム戦争の混沌の中、爆弾が降り注いでも走り続け、人々の不屈の抵抗の象徴ともなった。戦時中も人々はこの線路脇で生活を続け、その結果、現在の「住居と線路がゼロ距離で共存する」稀有な景観が生まれたのである。

1912年頃のハノイ駅
1912年頃のハノイ駅

よくある質問(FAQ)

ハノイ・トレインストリートは2026年も入れる?閉鎖された?

結論から言えば、2026年も条件つきで入れます。「閉鎖」という情報は半分正しく、半分間違っています。北側(フンフン通り)は当局の規制対象で、時期によってはバリケードが設置され完全封鎖されることもあります。ただし、南側(レズアン通り)は比較的自由に出入りできる状況が続いています。北側も、カフェの客として入れるケースがありますが、公式に許可された行為ではありません。訪問前にInstagramで「#trainstreethanoi」を検索して、直近の状況を確認するのがおすすめです。

北側と南側はどう違う?どっちに行くべき?

北側(フンフン通り)は旧市街から徒歩10分でアクセスしやすく、カフェが密集して活気があり、写真映えも抜群。一方で当局の規制対象で、バリケードや警備が厳しい時期があります。南側(Ngõ 224 Lê Duẩn / Ngõ 5 Trần Phú)は人が少なくローカルで素朴な雰囲気で、出入りも比較的自由。初訪問でインスタ映え重視なら北側、ゆっくり過ごしたい・北側が封鎖されていたら南側、という使い分けがおすすめです。

ハノイ・トレインストリートへの行き方は?入れないときは?

ハノイ旧市街から徒歩10〜15分。Grabで「Train Street Hanoi」と入力すれば近くまで行けます。北側(Phùng Hưng通り)の入口が最もわかりやすいですが、バリケードや警備員がいて止められることもあります。カフェのスタッフが入口付近まで迎えに来て案内してくれるパターンが一般的ですが、公式に認められた方法ではありません。北側が完全封鎖されていた場合は、南側(Ngõ 224 Lê Duẩn)に回りましょう。規制がゆるく、入口もわかりやすいです。

列車は何時に通る?時刻表は信頼できる?

ハノイ・トレインストリートに、事前に当てにできる正確な固定時刻表はありません。北側(フンフン通り)は平日の日中の本数が少なく、夕方〜夜または土日の方が狙いやすいです。一方、南側(レズアン通り)はハノイ駅南側の本線に近いため、平日でも比較的本数があります。どちらも遅延や運休、当日の規制で変わることがあるため、現地カフェの黒板を確認するか、店主やスタッフに「次は何時ごろ?」と確認するのが確実です。予定時刻の30分前にはカフェに入って待つのがおすすめです。

事故はあった?危険性はどのくらい?

はい、実際に事故は起きています。2025年10月にはカフェのテーブルが列車に接触する事故があり、これをきっかけに北側エリアの規制が大幅に強化されました。ただし、列車自体はこのエリアでは低速で通過するため、スタッフの指示に従い、線路上に立たない・荷物を置かないという基本を守れば、過度に怖がる必要はありません。警笛が鳴ったら即退避。これだけは絶対です。

夜と昼、どっちの時間帯がおすすめ?

どちらにも良さがありますが、個人的には19時以降の夜をおすすめします。カフェのランタンが灯り、線路が暖色の光で照らされる雰囲気は昼間とはまったく別物です。列車が闇の中からヘッドライトとともに現れる瞬間は格別。一方、線路の上を歩いて写真を撮りたいなら午前中〜15時台がベスト。夕方は逆光になりやすいので注意してください。

子連れでも行ける?

列車通過時は壁際に退避する必要があり、小さな子どもには危険です。中学生以上で、保護者がしっかり管理できるなら問題ありませんが、幼児連れは避けたほうが無難です。

列車が来ないことはある?空振りを避けるには?

あります。ダイヤの乱れや規制のタイミングで、待っても通過を見られないことは珍しくありません。空振りを減らすには、(1)時刻表の便の30分前にはカフェに入る、(2)スタッフに「次は何時頃?」と直接聞く、(3)夜19時以降など本数が多い時間帯を狙う、の3つが有効です。

トレインストリートで食事もできる?

カフェはドリンクや軽いつまみが中心で、がっつり食事という場所ではありません。しっかり食べたいなら、すぐ近くの旧市街にフォーやバインミーの名店が点在しているので、列車を見たあとに足をのばすのがおすすめです。

カオスを楽しむ心構えを

ここは、安全が100%保証された場所ではない。そのスリルと現地の秩序(あるいは無秩序)を丸ごと楽しむ覚悟が、最高の思い出に繋がる。

旧市街からは徒歩でもアクセスできる。ハノイ旧市街の歩き方とセットで巡るのがおすすめだ。移動にGrabを使えば、ハノイ駅周辺まで数分で到着する。夜は近くのハノイのビアホイで一杯、というコースも定番だ。

この場所が今も人を惹きつけるのは、「危険だから」ではない。線路が生活から切り離されていないこと。環境と柔軟に共存し続けていること。列車接近時のスタッフの指示に従い、住民の生活空間をリスペクトする。その小さな配慮が、ここでの体験をより深いものにしてくれる。

この記事は役に立ちましたか?
もし参考になりましたら、下記のボタンで教えてください。
エンジニア

幼少期をアメリカで過ごし、現在は世界を転々としながらコードを書くノマドエンジニア。

関連記事

目次