ハノイのおすすめマッサージ店を紹介|旧市街・リンランの”外さない店”

2026.04.13
旅・ガイド

「ハローマッサー?」

ハノイの旧市街を歩いているとこんな掛け声がよく聞こえてくる。翻訳すると、マッサージどうですか?ってことだ。

ハノイで「おすすめのマッサージ店は?」と聞かれたら、答えは「予算やエリア・目的によって人それぞれ」と言うのが本当のところだ。

「マッサージのためならお金に糸目をつけない」という人には高級店をおすすめするし、リンランや旧市街付近でフラッとマッサージを受けられれば良いという人には、観光地近くのマッサージ店がおすすめになるからだ。

また、詳しくは後述するが、確かにハノイのマッサージ店は安い。だが、日本の質をそのままで安くなっていると考えるのは間違っている。あくまでも海外のマッサージとしてハードルを下げておくことをおすすめする。

※この記事で紹介するのは、男性も女性も、1人でも2人でも、安心して入れるまじめなマッサージ店だけだ。ハノイにはいわゆる「そういう店」もあるが、ここでは一切触れない。


ハノイのマッサージは安い?相場を解説

まずは、ハノイのマッサージ相場感を押さえておこう。あくまでも大体の目安として参考にしてほしい。

  • フットマッサージ60分:300,000ドン(1,800円)〜700,000ドン(4,200円)
  • ボディマッサージ60分:350,000ドン(2,100円)〜1,000,000ドン(6,000円)

旧市街近くに多い呼び込みをおこなっているようなマッサージ店は、日本と比べて1/3〜1/2くらいの相場感。ただし、ホテル併設の高級マッサージ店や日本人街代表のリンラン付近のマッサージ店では日本の2/3かほぼ同等くらいの相場感だ。


ハノイのマッサージ基礎知識

具体的な店舗の話に入る前に、ハノイでマッサージを受けるにあたって知っておくと良い基礎知識をまとめておく。

ハノイのマッサージにチップは必要か?

旧市街ローカル店のレーティング用紙
旧市街のローカル店では、施術後に50,000〜300,000 VNDの範囲でチップ金額を選ばされた

結論から話すと、ベトナムのマッサージ店でチップが必要かどうかは店によって異なる。

旧市街やホアンキエム湖周辺で呼び込みをしているローカルマッサージ店は基本的に施術後にチップを請求される。施術後に5万〜10万ドン(約300〜600円)を担当者に直接渡す。

ただし、同じ観光地であっても中〜高級店はチップ込みの場合が多い。不安な人は、施術前に確認するのが一番確実だ。その他、ベトナムのチップ事情は下記のページで詳しく解説している。

マッサージは価格交渉可能?値切りが有効なエリア

旧市街ローカル店のメニュー表。フットマッサージ60分370,000 VND、ボディマッサージ60分450,000 VNDなど、表示価格は交渉で下がる

覚えておきたいのが、ホアンキエム湖〜ハノイ旧市街近郊のローカルマッサージ店は基本的に価格交渉が可能だ。

フットマッサージ90分450,000ドン表示が交渉次第で300,000ドンになったりする。施術者によって当たり外れは多少あるが、旅の疲れをサクッと癒したい人には普通におすすめできる。観光地だから高くて質が悪いということはない。

ただし、基本的にチップが別で請求される。そのためにも、しっかり事前に価格交渉をしておこう。

予約は必要か

どのエリアでも基本的に予約不要で、飛び込みでも問題ない。ただし、中価格帯以上の人気店でWebサイトなどがしっかり準備されている店舗は予約をしていった方が確実だ。

個室か相部屋か

ハノイのマッサージ店は、想像より相部屋が多い。完全個室を期待していくとギャップを感じるかもしれない。完全個室を求める場合は、中〜高級スパを選ぶ必要がある。

カップルや夫婦で一緒に受けたい場合は、予約時に「Couple Room」「Twin Room」があるか確認するといい。

言語対応

「ハノイ マッサージ 日本語」で検索する人は多いが、現実的には日本語は通じないと思っていた方が良い。リンラン近郊のマッサージ店では日本語が通じるスタッフがいる場合もあるが、ほとんどのケースは良くて「日本語メニューがある」「片言の日本語が通じるスタッフがいる」レベルだ。

服装と持ち物

マッサージは基本的に施術用の服に着替えるため、どんな格好でもNGということはない。

基本的に貴重品の管理は自分でおこなうため、心配な人は最低限の現金やカード、パスポートだけ持っていくのが無難だ。

エリアごとの特徴

ハノイのマッサージ店は、エリアによって性格が大きく違う。

旧市街・ホアンキエム周辺:店舗数が圧倒的に多く、どこに入ってもそれなりのクオリティでは施術を受けることができる。観光メインのアクセス重視ならここ一択。

西湖(タイ湖)周辺:欧米系の滞在者と旅行者が多いエリア。おしゃれ系のスパが多いが料金はお高め。喧騒から少し離れてゆったりとした時間を過ごしたい人向き。

リンラン通り周辺:日本人街として知られるエリア。料金は高めの設定だが、安心感を求めるならリンラン近郊で選んでおけば間違いは少ない。

カウザイ区トゥルンホア:外国人が多く住むエリア。観光客は少ないが、その分「住んでいる人をリピートさせる」店が多い。

ハードルの上げ過ぎ注意

日本と同じ施術を安価で受けられると思っていると失敗する。

ここは日本ではなくベトナムだ。基本的に日本と同等のおもてなしや清潔感はないと思っていた方がストレスが少ない。案内や指示が曖昧なのは当たり前。施術中のおしゃべりや無愛想な態度も許容の範囲内としてマッサージに挑もう。


ハノイ旧市街〜ホアンキエム湖近郊のおすすめマッサージ店①

それでは、いよいよハノイ旧市街近くで格安のマッサージ店を探している方におすすめのマッサージ店を紹介しよう。

SENSPA – HANOI(センスパ – ハノイ)

SENSPA-HANOIの外観

ホアンキエム湖北側から徒歩5分ほど。この地域では珍しくチップは不要。ただし、価格交渉はできない。外観もこの辺りに乱立する格安マッサージ店とは一線を画すホテルのような作り。

受けたメニューと料金

筆者が受けたのはフットマッサージ60分280,000ドン。元々安価な価格設定だが、チップ込みで価格交渉も不要なため、旧市街ではじめてマッサージを受けるのにおすすめの店舗だ。

当日の流れ

SENSPA HANOIの足湯

入店するとソファで待機させられ、施術の準備ができたら足湯。その後、部屋に案内されて施術を受ける流れとなる。

施術の印象

SENSPA HANOIの店内

あたりが良かったのか、満足度の高い施術を格安で受けることができた。

所要時間と総評

SENSPA HANOIのマッサージルーム

待ち時間+施術60分+前後のお茶で、トータル約1時間半。

良かった点

  • チップ込みの料金体系
  • 受付の接客態度
  • 綺麗な外観と清潔な部屋
  • クレジットカードOK

気になった点

  • 日本語は通じない

こんな人におすすめ

  • 旧市街〜ホアンキエム湖周辺に滞在していて、近くで質の良い格安マッサージ店を探している人
  • 安いがクオリティに妥協したくない人

マップ

店舗情報

  • 店名:SENSPA – HANOI
  • 住所:38 Ng. Hàng Hành, Hoàn Kiếm, Hà Nội 000084
  • 電話:+84965381600
  • 公式サイト:https://www.senspahanoi.com/
  • 支払い方法:現金 / カード
  • 言語対応:英語
  • 個室:あり(男女一緒に入室可)
  • チップ:料金に含まれる

ハノイ旧市街〜ホアンキエム湖近郊のおすすめマッサージ店②

ホアンキエム湖で”外したくない”なら、こちらのマッサージ店がおすすめ。ただし、ホテル併設のため料金は高め。

GRAND La Maison Spa

GRAND La Maison Spa(ホアンキエム区)

続いて、お金は気にしないから質の高いマッサージを受けたい方におすすめなのが GRAND La Maison Spa(グラン・ラ・メゾン・スパ)。場所はホアンキエム区の旧市街、大教会のすぐ近くというベタな観光地のど真ん中にある。

ローカルな街スパとは明確に方向性が違う。入った瞬間にわかる高級感。アロマの香りと静かな音楽で空気が作り込まれている。ハノイの喧騒からいったん離れたい人にはこれだけでも価値がある。

受けたメニューと料金

筆者が実際に受けたベトナム伝統マッサージ90分(1,257,000 VND)のレシート内訳はこうだった。

項目 金額
ベトナム伝統マッサージ 90分 1,257,000 VND
ディスカウント 15% -188,550 VND
サービスチャージ 5% +53,422 VND
VAT 10% +112,187 VND
カード決済手数料 約4% +49,323 VND
合計 1,283,382 VND(約7,600円)

メニュー表の「++」は サービスチャージ5%+VAT 10%(ベトナム版消費税)=合計15% が加算される意味。さらに カード払いは約4%の決済手数料が上乗せされるので、現金払いのほうが数百円ほど安くなる。

なお、筆者の来店時は15%ディスカウントが適用されていたが、時期や予約経路によるので過度な期待はしないほうがいい。

当日の流れ

提供されたウェルカムティーと軽食(スナック)

入店すると、まず受付でお茶とスナックを出される。ピーナッツ菓子が地味においしくて印象に残った。その場で施術前の問診票を渡され、力加減(強め・弱め)、特に集中してほしい部位、肌のアレルギーや体調など、細かくチェックを入れていく。

今回は2人で行ったので通された部屋は カップル用の個室 だった。ベッドが2台並んでいて、施術中も隣で静かに受けられる。

ハノイのスパの個室施術ルーム。落ち着いた木目の空間にベッドや足湯が用意されている

施術の印象──「リラックス」よりも「治療」に近い

ベトナム伝統マッサージは、オイルを使った全身施術。同行者はタイマッサージ+ハーブ温熱を選んだ。スタッフは凝っている箇所を自分で探り当てて、集中的にほぐしてくれる。

街スパの「気持ちよかった、終わり」とは明らかに質の違う体験で、施術の狙いが「一時のリラックス」じゃなく「体のメンテナンス」に置かれている店だとわかる。

所要時間と総評

施術90分+前後のお茶・着替え・問診で、トータル約2時間。落ち着いた空間で過ごせるので、時間を長く取るほど満足度が上がるタイプの店だ。

良かった点

  • 旧市街のど真ん中という立地の便利さ
  • ホテルスパ水準の静かな空間と、きちんとしたオペレーション
  • 事前に紙で希望を伝える仕組みがあり、言葉の壁を越えやすい
  • 問診とスタッフの対応が丁寧で、凝っている箇所を的確に狙ってくれる
  • カップル個室があり、友人や恋人同士で同じ空間で施術を受けられる

気になった点

  • 価格は明確に高級スパ枠
  • 表示価格にサービスチャージ5%+VAT 10%=合計15%が加算される(「++」表記)
  • カード払いは約4%の決済手数料が別途加算される

こんな人におすすめ

  • ホアンキエム湖周辺に泊まっていて、遠くまで移動したくない人
  • 旧市街で「質が安定した店」を確実に選びたい人
  • 初めてハノイでマッサージを受ける人(問診があるので安心)
  • カップル・夫婦で一緒に施術を受けたい人
  • リラックスだけでなく、体のメンテナンスとして施術を受けたい人

逆に、コスパを最重視する人や、カウザイの中価格帯の店で十分と感じる長期滞在者には、リピート先としては割高になる。あくまで「旧市街という立地で、質を諦めたくない場面」の選択肢だ。

マップ

店舗情報

  • 店名:GRAND La Maison Spa
  • 住所:18 – 24 Nha Chung street, Hoan Kiem ward, Hanoi
  • 電話:(+84) 243 275 0000 / ホットライン:+84 912 959 906
  • メール:booking@lamaisonspa.com.vn
  • 公式サイト:https://lamaisonspa.com.vn/grand.html
  • 営業時間:毎日 10:00〜22:00(最終予約 21:00)
  • 予約方法:公式サイトのフォーム / WhatsApp / Zalo(+84 376 092 022)
  • 支払い方法:現金 / カード(カード払いは約4%の決済手数料が加算されるため、現金推奨)
  • 言語対応:英語OK、日本語は通じない
  • 個室:あり(カップルルームもあり)
  • チップ:基本料金には含まれないが、チップ自体は任意。サービスチャージ5%+VAT 10%=合計15%が表示価格に別途加算される(メニュー「++」表記)。
  • ハノイ内の他店舗:La Maison Hanoi Spa、La Maison Signature Spa(同チェーン)

リンラン近郊のおすすめマッサージ店

リンラン近郊でマッサージを受けたい方におすすめの店舗といえばこちら。

Fuji Wellness Center(リンラン通り)

Fuji Wellness Centerの店舗外観。リンラン通り106番地、ゴールド文字の看板が目印

ハノイの日本人街として知られるリンラン通りにある Fuji Wellness Center(フジウェルネスセンター)

この店は 「日本人が安心できる」方向に全振りしている点がユニークだ。メニューも日本語対応。月に一度、日本語の先生を招いてスタッフが日本語教育を受けているという話だ。とはいえ、スタッフが日本語をペラペラ話せるわけではない。

ただ、日本のマッサージ店に来ているような丁寧さ──お茶の出し方、施術の案内、施術後のフルーツの提供まで、「おもてなし」の空気が一貫している。

受けたメニューと料金

Fuji Wellness Centerの日本語メニュー。Fuji Premium、ゴルファー・ジム利用者向けコース、子ども向けケアなど全て日本語で記載されている

筆者が受けたのはFujiウェルネスコンボ──養生ヘッドスパ+ハーブボール温熱ケア(110分)。メニュー記載の料金は 1,300,000 VND(約7,800円)。ただしこの料金には VAT(ベトナム版消費税)10%が別途加算される ので、実際の支払いは約1,430,000 VND(約8,500円)前後になる。

メニューは豊富で、ゴルファー・ピックルボール・ジム利用者向けのエネルギー回復ケア、CO2フェイシャル(日本の技術を謳っている)、レッグリカバリーコースなど、スポーツやフィットネス文脈のメニューが充実しているのが面白い。子ども向け(5〜12歳)のケアサービスまである。

当日の流れ

ウェルカムティーとピーナッツ菓子、温かいおしぼり

入店するとすぐに待合スペースに通される。ソファに座ると、スタッフが ウェルカムティーとピーナッツ菓子、温かいおしぼり を運んできてくれる。

次に渡されるのが問診票(SURVEY FORM)。これがこの店の大きな特徴で、かなり細かい。力加減は「STRONG(強め)」「AVERAGE(普通)」「SOFT(弱め)」の3段階、使用するエッセンシャルオイルは「ジンジャー」「ティーツリー」「ラベンダー」の3種類から選択、さらに施術中の会話レベルまで「SILENT(無言)」「MINIMAL TALK(最小限)」「TALKATIVE(話したい)」の3段階で選べる。

Fuji Wellness Centerの問診票。力加減・オイル・会話レベル・重点部位まで細かく選べる

重点的にケアしたい部位は、人体図にチェックを入れる形式で、頭・首肩・腰・腕・太ももなどを直感的に指定できる。触れてほしくない部位も記入できるので、言葉が通じなくても施術前に自分の希望を全部伝えられる。

個室を希望する場合は「ロイヤルルーム」を追加料金で利用できる(1名200,000ドン、2名300,000ドン)。

施術の印象──安定感のある、丁寧な施術

ヘッドスパは頭皮をしっかりほぐすタイプで、ハーブボール温熱ケアは温めたハーブの袋を体に押し当てながら全身をほぐしていく。特に良かったのは、問診票で伝えた希望がきちんと反映されていたことだ。「STRONG」を選んだ通り、しっかりした圧で施術してくれた。施術中スタッフは静かに集中していて、余計なおしゃべりはない。

施術後のサービス。カットしたメロンとお茶、日本語のアフターケア案内が添えられる

施術が終わると、待合スペースに戻って カットフルーツ(メロン)とお茶 が出される。施術後にフルーツが出る店は、ハノイでも中〜高価格帯の店に限られる。

そしてテーブルの上に置かれていたのが 日本語のアフターケア案内 だ。「施術後は温かいお茶を飲んでください」──といった内容が、丁寧な日本語で書かれている。QRコード付きで、ホットラインの番号も併記されていた。

こういう細部に、「日本人客を大事にしている」という姿勢がにじみ出ている。

所要時間と総評

施術110分+前後のお茶・問診・フルーツで、トータル約2時間半。

良かった点

  • 日本語メニュー・アフターケア案内まで日本語対応が徹底している
  • 問診票が非常に細かく、力加減・オイル・会話レベル・重点部位まで事前に伝えられる
  • ウェルカムティー+施術後フルーツまで含めた、一貫した「おもてなし」の空気
  • 和モダンの空間で、日本人が自然にリラックスできる
  • スポーツ・フィットネス系のメニューが充実している

気になった点

  • 価格は中高価格帯(VAT別なので表示価格+10%)
  • 施術ルームは個室ではなく相部屋(ロイヤルルームは追加料金)
  • スタッフの日本語力は限定的(日本語メニューがあるので困りはしない)
  • 旧市街からはやや距離がある(リンラン通りまでGrabで10分程度)

こんな人におすすめ

  • 日本語のメニューで安心して施術を受けたい人
  • リンラン通り周辺に滞在していて、近くで質の良い店を探している人
  • 「日本のマッサージ店の感覚」をハノイで求めている人
  • ゴルフやジムの後にボディケアを受けたい人
  • 言葉の壁が不安で、最初の一歩を踏み出しにくい人

マップ

店舗情報

  • 店名:Fuji Wellness Center(フジウェルネスセンター)
  • 住所:106 Linh Lang, Ba Đình, Hà Nội
  • 電話:0899 458 005
  • 支払い方法:現金 / カード / QR決済
  • 言語対応:日本語メニューあり、問診票日本語併記、スタッフは片言の日本語
  • 個室:なし(相部屋。ロイヤルルームは追加料金:1名200k / 2名300k VND)
  • チップ:料金にはVAT(10%)別途加算
  • 備考:月1回日本語教育を実施、5〜12歳の子ども向けケアあり

マッサージ店で使えるベトナム語

ちなみに、施術中に「マッサOK?」と聞かれるのはどの店も同じだ。強さ大丈夫ですか?という意味で、OKなら「OK」、強すぎたら「Nhẹ(ニェ=弱めに)」と答えればいい。

英語だけでも通じる店は多いが、ベトナム語の単語をいくつか知っているだけで体験の質が変わる。特に力加減や痛い場所を伝えるときは、英語より現地語のほうが早く正確に伝わる。

ここに載せたフレーズは、いずれも短くて発音も難しくない。完璧に言えなくても、単語だけ言ってジェスチャーを添えれば十分通じる。北部(ハノイ)発音のカタカナ表記を併記してあるので、そのまま使ってほしい。

力加減を伝える

  • 強めにしてください:Mạnh hơn một chút(マイン ホン モッ チュッ)
  • 弱めにしてください:Nhẹ thôi(ニェ トイ)
  • 痛いです:Đau quá(ダウ クヮー)
  • ちょうどいいです:Ổn rồi(オン ゾーイ)

「強め」「弱め」だけなら Mạnh(マイン)Nhẹ(ニェ) の2語を覚えておけば、ジェスチャーと合わせて確実に伝わる。

痛い場所や重点的にやってほしい場所を伝える

  • ここが痛いです:Đau ở đây(ダウ オー ダイ)※場所を指さしながら
  • この場所が痛い:Chỗ này đau(チョー ナイ ダウ)
  • ここを重点的にお願いします:Làm kỹ chỗ này(ラム キー チョー ナイ)

ベトナムのスタッフは指さしにとても反応してくれる。「痛い」と言いながら指でその場所を示せば、まず確実に伝わる。

温度を伝える(お湯・ホットストーン・お茶など)

  • 熱すぎます:Nóng quá(ノン クヮー)
  • もう少し温かく:Ấm hơn(アム ホン)
  • 冷たすぎます:Lạnh quá(ライン クヮー)

足湯やホットストーン、蒸しタオルの温度が合わないときに使える。

施術中のやりとり

  • ゆっくりで大丈夫です:Từ từ thôi(トゥー トゥー トイ)
  • 大丈夫です:Được rồi(ドゥオック ゾーイ)
  • 気持ちいい:Dễ chịu(ゼー チウ)

お会計まわり

  • チップは含まれていますか?:Đã bao gồm tip chưa?(ダー バオ ゴム ティップ チュア)
  • いくらですか?:Bao nhiêu tiền?(バオ ニェウ ティエン)
  • このメニューでお願いします:Tôi chọn cái này(トイ チョン カイ ナイ)※メニューを指さしながら

特にチップ込みかどうかの確認は、知っておくと安心だ。

使い方のコツ

実際の現場では、完璧な発音を目指す必要はない。コツは3つだけ。

  1. キーワードだけ言う(「Mạnh(強く)」「Đau(痛い)」など1〜2語で十分)
  2. 指でさす(場所を示すと即座に伝わる)
  3. 表情で伝える(痛い顔、気持ちいい顔)

たとえば「Đau Đau(痛い痛い)」と言いながら肩を指さすだけで、スタッフはそこに集中してくれる。「Mạnh Mạnh(強く強く)」とジェスチャー付きで言えば、力を入れてくれる。これだけで施術の満足度がぐっと上がる。


よくある質問

Q. ハノイのマッサージは1人でも入れますか?

A. もちろん入れる。ベトナムのマッサージ店はカップルや家族連れも多いが、1人客もごく普通だ。男性1人、女性1人どちらも問題ない。

Q. 女性が1人でマッサージを受けても安全ですか?

A. この記事で紹介しているような、まじめなマッサージ店を選べば問題ない。注意すべきは、道で声をかけてくる店や、観光地の路地奥でやたら客引きが強い店。こういう店は避けて、事前に予約するか、この記事のような現地レビューで挙がっている店を選べば安全に楽しめる。

Q. 女性がマッサージを受ける場合、女性スタッフを指名できますか?

A. ほとんどの店で可能。受付時に「Female therapist, please」と伝えればOK。中価格帯以上の店なら、ほぼ確実に対応してくれる。

Q. チップはいくらが相場ですか?

A. チップ込みではない店なら、1時間あたり5万〜10万ドン(約300〜600円)が一般的。チップ込みの店なら追加は不要。詳しくはベトナムのチップ完全解説を参照。

Q. 予約なしでも入れますか?

A. 基本的に飛び込みOK。中価格帯以上の人気店は、特に週末は予約推奨。

Q. 男性でも入れますか?

A. 入れる。ハノイのマッサージ店のほとんどは男性歓迎で、男性向けのコースを用意している店も多い。ただし「マッサージ」を謳いながら別のサービスを提供する店もあるので、まじめなマッサージ店を選ぶことが大事だ。

Q. クレジットカードは使えますか?

A. 店によって違う。GRAND La Maison SpaやFuji Wellness Centerは使える。旧市街のローカル店はカードが使えてもVAT 10%の手数料が加算されるケースがあるので、現金を多めに持っていくのが安全だ。

Q. ベトナム語や英語が話せなくても大丈夫ですか?

A. 大丈夫。多くの店は外国人慣れしていて、ジェスチャーで通じる。Fuji Wellness Centerなら日本語メニューと日本語問診票があるので、言葉の壁はほぼなくなる。心配なら、Google翻訳のアプリを開いておけばまず困らない。記事の「マッサージ店で使える最低限のベトナム語」セクションで便利なフレーズも紹介している。


結論:迷ったらこう選ぶ

ここまで読んで「結局どこに行けばいい?」と迷った人のために、シチュエーション別にまとめておく。

旧市街で安く、でもハズレを引きたくない
SENSPA。チップ込み350,000ドンで清潔感もある。旧市街の格安枠では安定した選択肢。

旧市街で質を最優先、予算は気にしない
GRAND La Maison Spa。ホテルスパ水準の空間と問診の丁寧さで失敗しない。ハノイで「最初の1回」を外したくないならここ。

日本語メニューで安心して受けたい、リンラン周辺に滞在している
Fuji Wellness Center。日本語対応が徹底されていて、言葉の壁が一番低い。

いずれの店も、筆者が実際に足を運んで「また行きたい」と思えた店だけを紹介している。今後も良い店が見つかれば、この記事に追加していく予定だ。

ハノイ全体の歩き方や、初めての人が知っておきたい情報はハノイ旅行攻略ガイドにまとめてある。マッサージ以外の準備も含めて確認したい人は、あわせて読んでみてほしい。

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編集者

ベトナムに魅せられた東京出身の経営者。数字よりも人の営みに惹かれ、現地のリアルを言葉で伝えている。

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