「アンホイ橋を渡った先のマーケット」がよく知られているが、実はホイアンのナイトマーケットは2か所ある。アンホイ島側のメイン会場と、旧市街側のバクダン通り沿いだ。この2つは雰囲気も、売っているものも、客層も違う。両方を理解せずに行くと、片方だけ見て「もうひとつの顔」を見逃すことになる。
この記事では、ホイアンのナイトマーケットを2か所の違いから整理し直すところから始める。その上で、時間帯別の賢い回り方、撮影料のからくり、ランタン祭りの日との関係、ダナンナイトマーケットとの違いまで、2026年時点の現地情報を踏まえて決着させる。
3秒で決着|あなたに合うホイアンナイトマーケット攻略法
| あなたの疑問 | 答え |
|---|---|
| ナイトマーケットはどこ? | 2か所。アンホイ島のグエンホアン通り(メイン・お土産中心)と旧市街のバクダン通り(ローカル・屋台中心) |
| 営業時間は? | 両方とも17:00〜22:00頃、ピークは18:30〜21:00。深夜営業のカフェ・バーは23時頃まで |
| どっちに行けばいい? | 両方行く。アンホイ島でランタン・お土産、旧市街側で食事と灯籠流し |
| お土産のメインは? | ランタン(折りたたみ式あり、100,000〜400,000 VND/約600〜2,400円)、シルク、刺繍雑貨 |
| 食事はどこで? | 旧市街側の川沿いレストラン(カオラウ・ホワイトローズ)、または屋台でバインミー・ネムルイ |
| 混雑ピークは? | 19:00〜21:00、この時間帯は身動き取れないことも。18時台に入るか21時以降が快適 |
| ランタン写真の撮影料は? | ランタン屋の軒先で撮影すると1人100円〜数百円。事前に確認すれば揉めない |
| ランタン祭りの日は違う? | アンホイ島は世界遺産外なので普段通り明るく賑わう。街灯消灯は旧市街内だけ |
| ダナンのナイトマーケットとどっちがいい? | 目的が違う。ホイアンは「体験型・写真・ランタン」、ダナンは「実用型・海鮮BBQ・安価なお土産」 |
以下、この結論の根拠を順に説明していく。
ホイアンのナイトマーケットは実は2か所ある
ホイアンのナイトマーケットというと「アンホイ島のマーケット」がまず思い浮かぶが、それは全体の半分だ。
正確な情報整理
ホイアンの夜市は、トゥボン川を挟んで2か所に展開している。
1. アンホイ島のナイトマーケット(グエンホアン通り)
- 住所: Nguyễn Hoàng, Phường Minh An, Hội An
- 性格: メイン会場、お土産・ランタン中心
- 約50の屋台が並び、移動式の露店も出る
- 観光客向け、雑貨・ランタン・シルク・Tシャツ・手工芸品が主流
2. 旧市街側のナイトマーケット(バクダン通り/チャンクイカップ通り)
- 住所: Đường Bạch Đằng / Trần Quý Cáp, Hội An
- 性格: ローカル屋台、食事・飲み物中心
- トゥボン川沿いで、川の景色とランタンが美しい
- ローカルフード屋台(カオラウ・ホワイトローズ・海鮮・屋台スナック)、灯籠流し業者が集中
なぜ2か所あるのか
この2か所は歴史的な成り立ちが違う。
バクダン通りの屋台は、もともと川沿いの漁師や地元住民が夕方から店を出していた自然発生型のローカル市場だ。今もその流れを汲んで、ローカルフードと川沿いの雰囲気を売りにしている。
一方、アンホイ島のグエンホアン通りは、観光客の増加に伴って2010年代以降に整備された観光マーケットだ。旧市街の対岸という立地を活かし、お土産・ランタン撮影スポット・屋台グルメを網羅した「夜の観光地」として設計されている。
2か所の違い一覧
| 項目 | アンホイ島 | 旧市街側(バクダン通り) |
|---|---|---|
| 主な商品 | お土産・ランタン・雑貨 | ローカル屋台・食事 |
| 屋台の数 | 約50以上 | 20〜30程度 |
| 客層 | 観光客 | 観光客+地元 |
| 世界遺産保護区 | 外 | 内 |
| 車両進入制限 | 夕方以降あり | 歩行者天国 |
| 営業時間 | 17:00〜22:00頃 | 18:00〜22:00頃 |
| 撮影スポット | ランタン屋の軒先(有料撮影あり) | 川沿い・アンホイ橋 |
| 灯籠流し | アンホイ橋のたもと | トゥボン川沿い全域 |
| 騒がしさ | 活気あり、縁日感 | 川風と静けさも混在 |
| 値切り | 必須 | 屋台グルメは値札あり |
アンホイ島のナイトマーケット(メイン会場)

アンホイ島のナイトマーケットは、旧市街からアンホイ橋を渡った先に広がる観光市場だ。ホイアンの夜市といえばほとんどの旅行者がここを指す。
場所とアクセス
- 住所: Nguyễn Hoàng Street, アンホイ島
- 旧市街からの距離: 徒歩1〜2分(アンホイ橋を渡ってすぐ右手)
- 日本橋からの距離: 徒歩5分
- Grab降車ポイント: アンホイ橋の外側(橋の中は歩行者のみ)
旧市街の中心から最も近い夜市なので、散策ついでに立ち寄れる便利な立地。迷うことはほぼない。
営業時間
- 17:00頃: 屋台の準備開始、ランタン点灯
- 18:00〜18:30: 観光客が増え始める
- 18:30〜21:00: ピーク時間帯、最も賑わう
- 21:00〜22:00: 徐々に客が引く
- 22:00以降: 店じまい、一部店舗は23時頃まで
売っているもの
アンホイ島の主役は圧倒的にランタンだ。通りの両側にランタン屋がずらりと並び、色とりどりのシルク製ランタンが壁一面に吊るされている。「ホイアンのイメージ写真」そのものの風景がここにある。
主な商品:
- ランタン(シルク製・布製・折りたたみ式) ── 100,000〜400,000 VND(約600〜2,400円)
- ベトナム刺繍の雑貨・ポーチ・財布 ── 50,000〜300,000 VND
- アオザイ関連グッズ・Tシャツ・サンダル ── 100,000〜500,000 VND
- ランタン型ライト・装飾品 ── 150,000〜500,000 VND
- ノンラー(円錐笠) ── 50,000〜150,000 VND
- シルクスカーフ ── 100,000〜400,000 VND
- ハンドメイドアクセサリー ── 30,000〜200,000 VND
- 陶器・木彫り ── 50,000〜500,000 VND
- 屋台グルメ(軽食中心)── バインミー、チェー、スイカジュース、フレッシュジュース
お土産の詳細は、ベトナムのお土産ガイド|ベトナム人が本音で教える「本当に買うべきもの」の記事を参照してほしい。
雰囲気
アンホイ島のナイトマーケットは、「縁日的な賑やかさ」が特徴。狭い通りに屋台がひしめき、観光客が買い物・写真撮影・値切り交渉で熱気を生む。日本の夏祭りや浅草の仲見世を夜に移したような空気感。
19時を過ぎると、通り全体が観光客で埋まり、普通に歩くのが難しくなる。この時間帯は立ち止まって写真を撮ろうとするとほかの客の邪魔になるほど密度が上がる。
旧市街側のナイトマーケット(バクダン通り)

こちらは旧市街の南端、トゥボン川沿いに広がるローカル色の強いエリアだ。
場所とアクセス
- 住所: Bạch Đằng Street, ホイアン旧市街
- 日本橋からの距離: 徒歩3〜5分
- ホイアン市場からの距離: 徒歩1分
- 雰囲気: 川沿いの遊歩道に屋台が並ぶ
アンホイ島と違って「市場」としての明確な区画はなく、バクダン通り全体にローカル屋台が散らばる形だ。観光客は「通り沿いをぶらぶら歩いているうちに屋台に出会う」感覚になる。
営業時間
- 18:00〜18:30: 屋台準備開始
- 19:00〜21:30: ピーク時間帯、川沿いレストランも満席
- 22:00頃: 屋台は片付け始めるが、レストランは継続
売っているもの
旧市街側は圧倒的に食事中心だ。
- カオラウ(ホイアン発祥の麺料理)── 30,000〜60,000 VND(約180〜360円)
- ホワイトローズ(蒸し点心)── 50,000〜80,000 VND
- 揚げワンタン(ホアンタンチエン)── 50,000〜80,000 VND
- バインミー(ホイアン式)── 25,000〜40,000 VND
- 海鮮BBQ(エビ・イカ・貝)── 100,000〜400,000 VND
- チェー(ベトナム甘味)── 15,000〜30,000 VND
- フレッシュジュース・スムージー ── 20,000〜50,000 VND
- 串焼き・ネムルイ ── 20,000〜50,000 VND
ホイアン名物料理の詳細(カオラウ・ホワイトローズ・コムガー・バインミー)は、ダナングルメ完全ガイドのホイアン料理セクションで扱っている。
雰囲気
アンホイ島の「縁日的な賑やかさ」とは対照的に、バクダン通りは川沿いの静けさと屋台の温かさが混在する雰囲気だ。トゥボン川の水面にランタンの灯りが反射し、地元の人と観光客が入り混じって食事を楽しんでいる。
灯籠流しのボート乗り場もこのエリアに集中している。灯籠を買って川に流す体験はここで完結する。灯籠流しの詳細は、ホイアンのランタン祭り完全ガイドの記事で深掘りしている。
2か所の賢い回り方|時間帯別動線設計
2か所あることがわかると、次の疑問は「どの順番で回るか」だ。2か所を前提にした動線設計は、意外と整理されていない。以下、時間帯別の最適動線を提案する。
推奨動線A|標準コース(2〜3時間)
17:30 旧市街に到着・チケット購入(必要なら) 日本橋の近くで降車、散策スタート
17:30〜18:30 マジックアワーの旧市街散策 ランタンが灯り始める時間帯、チャンフー通り・日本橋で写真撮影
18:30〜19:30 バクダン通りで夕食 旧市街側の屋台・川沿いレストランでホイアン名物を食べる。早めの時間帯なら席も確保しやすい
19:30〜20:30 アンホイ橋を渡ってアンホイ島へ 橋の上からのランタン夜景を撮影、その後アンホイ島のナイトマーケットへ
20:30〜21:30 アンホイ島でお土産ショッピング ランタン・雑貨・シルクを見て回る。値切り交渉を楽しむ
21:30〜22:00 再び旧市街側へ戻り、灯籠流し トゥボン川で灯籠流し体験、夜のシメ
22:00 終了・Grab配車 旧市街の外周まで歩いてからGrabを呼ぶ(旧市街の中は車両進入禁止)
推奨動線B|夕食優先コース(2時間)
食事をしっかり楽しみたい派向け。
18:00 アンホイ島先発 混雑前にアンホイ島をサクッと回ってお土産の目星をつける
18:45〜20:15 バクダン通りでゆっくり夕食 川沿いの良い席を確保、ホイアン四大名物をじっくり味わう
20:15〜21:15 灯籠流し&アンホイ橋の夜景撮影
21:15〜21:45 アンホイ島で買い物仕上げ お目当ての商品を購入
21:45 終了
推奨動線C|写真撮影重視コース(3時間)
写真をしっかり撮りたい派向け。
17:00 現地到着・早めの移動 人出がまだ少ない時間帯に良いポジションを確保
17:30〜18:30 マジックアワー撮影 旧市街側・アンホイ橋から夕景とランタンの組み合わせを撮る
18:30〜19:30 軽食とカフェで休憩 川沿いのカフェからランタン夜景を撮影
19:30〜20:30 アンホイ島でランタン屋の撮影(有料撮影あり) ランタン屋の軒先で撮影(後述の撮影料のセクション参照)
20:30〜21:30 旧市街に戻って灯籠流し撮影 川面のランタン・灯籠の反射を撮る
21:30〜22:00 人出が引いた後の静かな撮影 観光客が減った時間帯の落ち着いた旧市街を撮る
失敗パターン
逆に、以下の動線は避けたほうがいい。
- 19:00にアンホイ島直行 ── ピーク時間帯に突入して身動き取れない
- アンホイ島だけで終わらせる ── 旧市街側のローカル屋台を体験せずに帰る
- バクダン通りだけで終わらせる ── ランタン撮影の一番美しいスポットを逃す
ナイトマーケットで食べるべきもの

ホイアンナイトマーケットの食事は、2つの戦略で楽しむ。屋台で食べ歩きするか、川沿いのレストランで腰を据えるか。
屋台で食べ歩きする派
- バインミー(ホイアン式):ホイアンのバインミーは他都市と違って具材が濃厚で、屋台でも本格派。1個25,000〜40,000 VND(約150〜240円)
- ネムルイ(串焼き肉):豚肉を串に巻いて焼いた中部名物、20,000〜50,000 VND
- ホワイトローズ(ホアンタン):米粉の皮でエビを包んだ蒸し点心、5個で50,000 VND程度
- チェー:ベトナム風甘味、豆・ココナッツミルク・タピオカなどの組み合わせ、15,000〜30,000 VND
- バインチャンヌン(ライスペーパーピザ):薄いライスペーパーを網で炙った中部独特のスナック、20,000〜50,000 VND
川沿いのレストランで食事する派
バクダン通りの川沿いには、2階席やオープンエアの席を持つレストランが並ぶ。トゥボン川とランタンを眺めながらホイアン名物のフルコースを楽しめる。
- カオラウ:ホイアン発祥の太麺料理、スープなし、醤油ベースのタレで和える。日本のうどんと伊勢うどんに近い食感。30,000〜80,000 VND
- コムガー・ホイアン:ウコンで炊いた黄色いごはん+茹で鶏、80,000〜150,000 VND
- 揚げワンタン:パリパリの皮に甘酸っぱいソース、50,000〜100,000 VND
- シーフード:イカ・エビ・貝のグリル、時価(1人600円〜2,000円程度)
これら4大名物の歴史・特徴の深掘りは、ダナングルメ完全ガイドのホイアン料理セクションを参照してほしい。
予算の目安
- 屋台で食べ歩き:1人500〜1,500円
- 川沿いレストラン:1人1,500〜4,000円
- 高級シーフードレストラン:1人5,000円以上
ナイトマーケットで買うべきお土産

ホイアンのナイトマーケット、特にアンホイ島はお土産の宝庫だ。以下、特におすすめのアイテム。
ランタン(最優先)
ホイアン最大の名物お土産。色とりどりのシルク製ランタンが壁一面に並ぶ光景は圧巻で、見ているだけでも楽しい。
- 折りたたみ式ランタン:スーツケースに入れやすい、100,000〜250,000 VND(約600〜1,500円)
- 固定式シルクランタン:装飾性が高い、150,000〜400,000 VND
- 小型ランタン:卓上飾り用、50,000〜150,000 VND
注意:電気配線のコンセントはベトナム規格。日本で使う場合は変換プラグが必要だが、多くのランタンはLEDキャンドル付きの電池式もある。購入時に「日本で使いたい」と伝えると、適切なタイプを勧めてくれる店もある。
シルク製品
ホイアンは伝統的なシルク産業の街でもある。質の良いシルクを比較的安価で買える。
- シルクスカーフ:100,000〜400,000 VND
- シルクのクッションカバー:150,000〜500,000 VND
- シルクのネクタイ・ハンカチ:50,000〜200,000 VND
ベトナム刺繍の雑貨
手刺繍のポーチ・バッグ・財布は、女性向けのお土産として人気。
- 刺繍ポーチ:30,000〜150,000 VND
- 刺繍バッグ:100,000〜400,000 VND
- 刺繍のテーブルランナー:200,000〜600,000 VND
陶器・木彫り
ベトナム伝統の陶器(バッチャン焼き系)や木彫りの小物も人気。
- 小皿・カップ:50,000〜200,000 VND
- 木彫りの人形・小物:100,000〜500,000 VND
ノンラー(円錐笠)
ベトナム女性が被る三角の笠。折りたためないので持ち帰りは大変だが、ホイアン旅行の象徴として人気。
- ノンラー:50,000〜150,000 VND
買うべきか迷うもの
- 偽ブランドのTシャツ・バッグ:安いが品質は不安定、税関で引っかかる可能性もある
- 電化製品(偽物スピーカー等):動作保証なし、購入推奨しない
- 「本物の陶磁器」と称する骨董品:素人判断できないので、高額なものは避ける
ランタン写真の撮影料のからくり
アンホイ島のナイトマーケットで注意すべき独特の文化がある。ランタン屋の軒先で写真を撮ると有料になることがある。
どういう仕組みか
アンホイ島の一部のランタン屋は、店頭のランタンが綺麗に並ぶスポットを「撮影スポット」として商品化している。特にランタンを天井から大量に吊るした通路や、ランタンに囲まれた中央のスペースで写真を撮ると、店員が「撮影料」を請求してくる。
相場は1人50,000〜150,000 VND(約300〜900円)程度で、何枚でも撮影可能という条件のことが多い。
揉めないためのコツ
- 撮りたい場所を見つけたら、事前に店員に「Can I take a photo here?(ここで撮っていい?)」と聞く
- 料金が発生する場所なら「How much?」と聞いて金額を確認してから決める
- 無言で撮り始めると後から請求されてトラブルになる
- 街の通り沿いから撮る一般的なランタン写真なら無料
無料で撮れるランタン写真スポット
- 通り沿いの全景:建物の軒先や通り全体を撮影するのは無料
- アンホイ橋の上:トゥボン川と旧市街のランタンを背景にした夜景は無料
- バクダン通りの川沿い:川面に反射するランタンは無料
- チャンフー通りの路地:旧市街内のランタン吊り下げは無料(ただし一部の飲食店の店頭は注意)
写真撮影料を払うかどうかは好みの問題だ。「せっかくホイアンまで来たから、ランタンに囲まれた記念写真を1枚撮りたい」なら払う価値はある。逆に、通り沿いからでも十分美しい写真が撮れるので、予算を抑えたいなら無料スポットで十分でもある。
値切り交渉のコツ
ナイトマーケットでの値切り交渉は、ベトナム観光の醍醐味のひとつだ。日本では経験できない文化なので、楽しみながら挑戦してほしい。
基本ルール
- 最初の値段は「観光客価格」で、1.5〜2倍に設定されている
- 交渉の目標は半額〜7割
- 笑顔とユーモアが武器、怒ったり不機嫌になると逆効果
- 電卓を使った交渉もOK、英語が不安なら数字だけで進める
- 「決めた」と思ったら即決、長く迷うと売り手のやる気が下がる
実際の流れ
- 商品を指差して「How much?」と聞く
- 店員が言い値を提示(例:300,000 VND)
- 笑顔で「Too expensive(高い)」と返す
- 希望額を伝える(例:150,000 VND)
- 店員が中間値を提示(例:220,000 VND)
- さらに粘る(例:180,000 VND)
- 合意、または離れる
- 離れる時に店員が呼び戻したら、その価格は本気
値切りすべきでない場面
- 屋台の食事:値札があり、価格交渉の文化はない
- 小額の商品(50,000 VND以下):交渉するほどの差にならない
- 売っているのが高齢者・子ども:強く値切るのは気が引ける範囲で
値切り交渉の背景と文化については、ベトナムの買い物完全ガイド|値切りは「戦い」じゃなく「お祭り」の記事で深掘りしている。
ランタン祭りの日のナイトマーケットは普段と何が違うか
ホイアンのランタン祭り(旧暦14日)の夜、ナイトマーケットはどうなるのか。これは見落とされがちな論点だ。
結論:アンホイ島は普段通り、旧市街側は変化あり
ここで重要なのは、アンホイ島のナイトマーケットエリアは世界遺産保護区の外だということ。ランタン祭りの「街灯を消してランタンの灯りだけにする」というルールは、旧市街内(世界遺産保護区内)にのみ適用される。
つまり:
- アンホイ島側(ナイトマーケットのメイン会場):街灯・ネオンは普段通り、ランタン屋も明るく営業、祭り日でも普段通りの賑わい
- 旧市街側(バクダン通り沿い):一部区域で街灯が落とされる、ランタンと月明かりが主役に。普段より暗く幻想的な雰囲気になる
祭り日の動線調整
ランタン祭りの日にナイトマーケットを訪れるなら、旧市街側を先に巡って「暗い幻想的な時間」を体験し、アンホイ島で普段通りの賑わいとお土産を楽しむという動線がおすすめ。旧市街側は混雑がピークに達するので、19時前の早めの時間に訪問するのが賢い。
ランタン祭り当日の詳細な動き方は、ホイアンのランタン祭り完全ガイドの記事で扱っている。
世界遺産外というポジションの意味
アンホイ島のナイトマーケットが世界遺産保護区の外にある事実は、意外と重要な意味を持っている。
旧市街のルールが適用されない
世界遺産内(旧市街)には、以下のような制約がある。
- 車両進入制限(夕方以降は歩行者天国)
- 建物の改装・新築規制
- 営業時間の規制(一部)
- ランタン祭り日の街灯消灯
アンホイ島はこれらすべての制約の外にある。だから深夜までカフェ・バー・マッサージ店が営業でき、車両も制限なく入れ、新しい店が増えやすい。結果として、夜の活気と商業性はアンホイ島のほうが高い。
深夜営業の店が多い
旧市街内のカフェ・レストランは22時頃には閉店するが、アンホイ島周辺は23時〜24時まで営業する店が多い。夜遅くまで活動したい旅行者には、ホイアン泊+アンホイ島周辺での深夜散策というパターンが向いている。
安めのマッサージ店も集中
アンホイ島の周辺は、観光客向けの安めのマッサージ店も集中している。60分マッサージが200,000〜400,000 VND(約1,200〜2,400円)程度で、ナイトマーケット帰りに立ち寄れる。
ただし、観光地価格なので、本格派を求めるならダナン市街のスパのほうが質が高い。ダナンのマッサージ事情は別記事で扱っている。
ダナンのナイトマーケットとの決定的な違い
ホイアンとダナンの両方でナイトマーケットを体験できる旅行者向けに、決定的な違いを整理しておく。
性格の違い
- ホイアン:体験型・写真・ランタン・世界遺産一体化
- ランタン撮影がメインのアクティビティ
- トゥボン川沿いの景観とセット
- お土産・雑貨が中心
- 観光客向けに整備された空間
- ダナン:実用型・屋台グルメ・安価なお土産
- 海鮮BBQ(ロブスター・イカ・貝)が主役
- ローカル色が強い(ソンチャーナイトマーケット)
- 実用的な日用品・Tシャツ・コーヒー豆
- 値段がホイアンより全体的に安い
どっちに行くべきか
時間があるなら両方行くのがベスト。両都市に滞在する人は、1日目をダナンのナイトマーケット(海鮮BBQ目的)、2日目をホイアンのナイトマーケット(ランタン撮影・お土産目的)に充てると、それぞれの魅力を最大限体験できる。
時間が限られている場合の判断基準:
- ランタン写真・ホイアン感を体験したい → ホイアン
- 海鮮をたくさん食べたい・屋台グルメ中心 → ダナン
- お土産の種類・価格 → ダナンのほうが安く種類豊富
- 雰囲気の幻想感 → ホイアンが圧倒的
ダナンのナイトマーケットの詳細は、ダナンナイトマーケット完全ガイド|2026年現在行ける3つを目的別に決着の記事で扱っている。
ナイトマーケットの実務ガイド
アクセス
- ダナンから:Grab/タクシーで約40〜50分、約1,500〜2,500円
- ホイアン市内から:旧市街中心部から徒歩5〜10分
- Grab降車ポイント:アンホイ橋の外側、または旧市街の外周
- 駐車場:バイクの無料駐車場があちこちにある(ホテルや旅行会社による)
ダナンとホイアン間の移動については、ダナン⇄ホイアン移動|Grab・シャトル・バスの条件別決着の記事で詳しく扱っている。
トイレ事情
ナイトマーケット内の公衆トイレは極めて少ない。
- カフェやレストランで借りるのが現実的
- バクダン通り沿いの飲食店は客でなくても貸してくれることが多い
- 清潔度は店によってピンキリ、大きめのレストランのほうが安心
ベトナム全体のトイレ事情は、ベトナムのトイレ事情2026の記事を参照。
支払い
- 現金(VND)が基本
- 一部の大きなレストランはクレジットカード対応
- 20万〜30万VND(約1,200〜1,800円)の小額紙幣を用意しておくとスムーズ
- 屋台の値札は固定、値切り交渉は雑貨店のみ
治安とスリ対策
ホイアンのナイトマーケットは観光客向けに治安が管理されているので、暴力犯罪のリスクは低い。ただし混雑時のスリ・置き引きには注意。
- バッグは前に抱える、ショルダーバッグやウエストポーチが安心
- リュックのファスナーは閉める、背中のポケットに貴重品を入れない
- スマホは写真撮影時以外はポケットから出さない
- バイクのひったくり(車道側にバッグを持たない)
- 高額紙幣はホテルに残す
雨季の対応
- 小雨程度なら営業継続、屋台の数は減る
- 台風・豪雨の日は休業が多い
- 10〜11月の雨季ピーク時は洪水リスクがあり、ナイトマーケット自体が水没する年もある
雨季のホイアン訪問の判断と洪水リスクについては、ホイアンのベストシーズンと気候完全ガイドの記事で扱っている。
ナイトマーケットで避けるべき失敗パターン
失敗1|19時〜21時のピーク時間帯にアンホイ島直行
ピーク時間帯のアンホイ島は身動き取れないほど混雑する。18時前に入って人出が増える前に回るか、21時以降のピーク後に訪れるのが賢い。
失敗2|値切り交渉をせずに言い値で買う
最初の提示価格は観光客向けに1.5〜2倍に設定されている。値切らないと損だが、やりすぎも禁物。提示額の60〜70%程度で着地するのが一般的。
失敗3|ランタン屋の軒先で無断撮影
「無料だと思って」撮り始めて、後から撮影料を請求されるトラブルが頻発している。事前に確認すれば避けられる問題。
失敗4|旧市街側を見ずに帰る
「アンホイ島=ホイアンナイトマーケット」と思い込んで、バクダン通り側のローカル屋台を体験せずに帰る人が多い。両方見るのがベスト。
失敗5|帰りのGrabを旧市街内から呼ぶ
旧市街内は車両進入禁止のためGrabが来られない。外周(ハイバーチュン通り、リータイトー通り)まで歩いてから配車する。
失敗6|屋台の生水・氷に無警戒
屋台で冷たいジュース・スムージーを頼む時、氷が水道水から作られていることがある。お腹が弱い人は、ボトル入り飲料やビールなど氷なしのドリンクを選ぶと安心。
失敗7|雨季の夜にホテルから遠くまで行く
雨季(特に10〜11月)は急な豪雨で足止めになるリスクがある。雨季のナイトマーケット訪問は天気予報を確認してから。
よくある質問(FAQ)
Q1. ホイアンのナイトマーケットはどこ?
2か所ある。①アンホイ島のグエンホアン通り(メイン、お土産中心)と②旧市街側のバクダン通り(ローカル屋台、食事中心)。両方とも日本橋から徒歩5分以内。
Q2. 営業時間は何時から何時まで?
17:00〜22:00頃が基本。ピーク時間帯は18:30〜21:00。一部のレストラン・カフェは23時頃まで営業、アンホイ島周辺のバー・マッサージ店は24時過ぎまで開いている店もある。
Q3. 何曜日に行くのがベスト?
基本的に毎日営業なので曜日で大きな差はない。ただし週末(金・土)は観光客が増えて混雑する。平日のほうが落ち着いて回れる。テト(旧正月)期間は一部休業。
Q4. 入場料はかかる?
無料。旧市街の「22か所の有料施設」のチケット制度とは無関係で、ナイトマーケット自体には料金はかからない。日本橋を渡らずにアンホイ島にアクセスできる経路もある。
Q5. 何時間くらい見ておくべき?
最低2時間、理想は3時間。食事をしっかり取りながら両方のナイトマーケットを回るなら3時間、サクッと見るだけなら2時間で済む。写真撮影重視なら4時間以上あると余裕。
Q6. 子連れでも楽しめる?
18〜19時の早めの時間帯なら問題なし。19時を過ぎるとアンホイ島は混雑で小さい子には厳しい。ピーク前の18:00〜19:00に食事と買い物を済ませるのが子連れ向けコース。ベビーカーは石畳に不向き、抱っこ紐推奨。
Q7. 雨でも営業してる?
小雨程度なら営業。屋台の数は減るが、アンホイ島の屋根付きエリアはほぼ通常営業。台風・豪雨の日は休業が多い。10〜11月の雨季ピーク時は注意。
Q8. ランタンはいくらで買える?
折りたたみ式で100,000〜250,000 VND(約600〜1,500円)、固定式で150,000〜400,000 VND(約900〜2,400円)。値切り交渉で30%程度は下がることが多い。空港でも売っているが、ナイトマーケットのほうが種類豊富で安い。
Q9. 海鮮は食べられる?
食べられるが、本格的な海鮮BBQが目的ならダナンのソンチャーナイトマーケットのほうが充実している。ホイアン側はカオラウ・ホワイトローズ・揚げワンタンなどの名物料理のほうが強み。
Q10. ランタン祭りの日はナイトマーケットも変わる?
アンホイ島は普段通り(世界遺産保護区の外)、旧市街側(バクダン通り)は一部街灯消灯で雰囲気が変わる。祭り日の動線は「旧市街側で幻想感→アンホイ島で賑わい」の順がおすすめ。詳細はホイアンのランタン祭り完全ガイドを参照。
Q11. お土産はここで買うべき?スーパーと比べて?
雑貨・ランタン・刺繍はナイトマーケット優位(種類豊富・値段交渉可能)。食品(コーヒー豆・チョコ・お菓子)はスーパー優位(品質保証・明確な価格)。両方組み合わせるのがベスト。詳細はベトナムのお土産ガイドを参照。
Q12. ダナンのナイトマーケットとどっちがおすすめ?
目的が違うので一概に比較できない。ホイアンは「体験・写真・ランタン・世界遺産」、ダナンは「海鮮BBQ・実用お土産・屋台グルメ」。時間があれば両方訪れるのがベスト。詳細はダナンナイトマーケット完全ガイドを参照。
まとめ|ホイアンのナイトマーケットに行くなら
- ホイアンのナイトマーケットは2か所ある。アンホイ島(お土産・ランタン)と旧市街側(ローカル屋台・食事)
- 両方回るのがベスト。動線は「旧市街側で食事→アンホイ橋渡る→アンホイ島でお土産→灯籠流し」が標準
- 営業時間は17:00〜22:00頃、ピークは18:30〜21:00
- ランタン屋の軒先撮影は有料の場合あり、事前確認で揉めない
- アンホイ島は世界遺産保護区の外、ランタン祭り日でも普段通り明るい
- 値切り交渉は雑貨のみ、屋台の食事は値札あり
- ダナンのナイトマーケットとは性格が違う、両方体験するのがおすすめ
- 雨季(10〜11月)は天候次第、洪水リスクに注意
ホイアンのナイトマーケットは、夜のホイアン観光の中核を成すスポットだ。昼の旧市街観光・夕方のランタン鑑賞と組み合わせることで、ホイアンの1日が完成する。この記事の動線提案と実務情報が、あなたの夜の散策の質を上げる助けになれば嬉しい。
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