ハノイの両替おすすめガイド【2026年】|空港・旧市街日本円→VNDはどこがお得?

2025.11.05
旅・ガイド
ノイバイ空港の両替所
ノイバイ空港の両替所|2025年12月撮影

海外旅行で必ず迷うのが「両替をどこでするのが一番おすすめか?」という問題です。

ベトナムの通貨はベトナムドン(VND)。桁が多くて最初は戸惑うけれど、慣れるとレートの差が旅の面白さになる。

ハノイのノイバイ空港に着くと、両替カウンターのお姉さんたちが声を張り合ってます。でも本当に差がつくのは、その数メートルじゃなく「どこで両替するか」です。

掲示レートは空港で1円=160VND前後。
ところがハノイ市街に出ると170VND。
そして日本の空港では……なんと140VND台。

結論:ハノイの両替は”空港で最低限+旧市街でまとめて”が最適解

先に結論だけ言うと、ハノイの両替はこの2段構えが最も合理的です。

  • ノイバイ空港では 5,000〜10,000円だけ両替
  • 旧市街(Hàng Bạc通り)でまとめて両替

少なくとも、日本国内の空港での両替は避けましょう。1万円で2,000円弱の損になることもあります。

旅先で困らない「ベトナムドン換算法」:ゼロを3つ取って6をかける

ベトナムの紙幣(ドン)。1,000・2,000・5,000ドン札が重ねられ、ホーチミンの肖像が描かれている。

現地での金銭感覚をつかむコツはシンプル。

「ゼロを3つ取って、6をかける」
たとえば100,000VNDなら、ゼロを3つ取って”100″ → それに6をかけて”約600円”。

この換算法を覚えておくと、旅先での頭の中の電卓がかなり楽になります。

ドンの紙幣の種類や見分け方はベトナム通貨「ドン」完全ガイドで詳しく解説しています。

【比較】どこで両替するのが一番おすすめ?(2025年末〜2026年の目安)

ハノイ旧市街Giang Sonでの両替
ハノイ旧市街「Giang Son」での両替。電卓で表示してくれる。

まずは、結論を支える「数字」をまとめます。
※レートは日々変動しますが、傾向はだいたい同じ。

距離とレートの関係(ハノイ両替の実勢)

両替場所 レート(1円=) 1万円両替時の受取額 日本の空港との差 備考
日本の空港 約143 VND 1,430,000 VND ±0 手数料・スプレッドが大きい
ノイバイ空港 約163 VND 1,630,000 VND +200,000 VND 到着直後の安心料。安全・手軽
ハノイ旧市街(例:Giang Son) 約171 VND 1,710,000 VND +280,000 VND 街中最安クラスの実勢レート

1万円を両替したとき、日本の空港と旧市街では約280,000〜300,000ドンの差。日本円換算で約2,000円弱。

フォーなら5〜10杯分(200〜400円/杯)の”距離プレミアム”がつきます。

ただし、ノイバイ空港と旧市街の差は 1万円あたり約80,000VND(約500円弱) ほどなので、金額が小さければ「空港でそこそこ換えてしまう」のも現実的です。

空港の「0.007円表示」はそういう意味

成田空港の外貨両替所
成田空港の外貨両替所

日本の空港の両替表には「1VND=0.007円」などの数字が並びます。これは「1ドンが何円か」という表記で、逆にして読むと 1円=約143VND

旧市街の170VND台と比べると、同じ1万円なのに届く額が違うことがよく分かります。

ノイバイ空港で両替するならいくら?目安は5,000〜10,000円

ここが一番大事です。

昔は「とりあえず空港で換えとけ」が旅の鉄則だったけれど、いまはGrab(グラブ)も空港から旧市街で300,000VND前後(約2,000円)。しかもクレカ決済対応。

つまり、現金が必要になるのはだいたいこのへん。

  • Grab使わないとき
  • SIMカードを買うとき
  • ローカルカフェで一息つくとき
  • カードが使えない小さな店に入ったとき

なので空港での両替は「必要最低限」でOK。

ノイバイ空港から旧市街まではGrabで移動する人が多いので、初めての人は先にGrabの使い方だけ確認しておくと安心です。

空港で両替する目安(おすすめ)

5,000円〜10,000円分を両替しておけば、まず困りません。また、ノイバイ空港内の両替所なら基本的にどこで両替しても大差ありません。

「心配性で現金がないと落ち着かない」なら、最初から多めでもいい。ただ、メインは旧市街で両替したほうが得です。

旧市街の両替おすすめ店|Hàng Bạc(ハンバック)通り

旧市街の歩き方についてはハノイ旧市街ガイドを参照。ハンバック通りは旧市街の中心部にあります。

結論:旧市街なら「ハンバック(Hàng Bạc)」が安定

ハノイ旧市街にある130 Hàng Bạc「Giang Son」と「Quang Huy」

ハノイの両替でおすすめのお店は、旧市街のハンバック(Hàng Bạc)通りにある

  • 130 Hàng Bạc「Giang Son」
  • 隣の「Quang Huy」

この2つ。どちらでもOK。電卓でレートと金額を表示してくれるので、旅行者でも使いやすい”旧市街の鉄板”です。

有名な「Ha Trung(ハーチュン)通り」はどう?ハンバックとの違い

Quoc Trinhの外観

ハーチュン(Ha Trung)通りは貴金属店が並ぶ両替スポットとして有名ですが、旧市街周辺にいる人だと「わざわざ行くのがちょっと遠い」。

レートの差が小さい日なら、移動の手間でメリットが薄れる
→ だから観光客なら旧市街の130 Hàng Bạcで十分という判断が合理的です。

ちなみに、ハーチュン通りだとQuoc Trinh Gold Shop(クオック チン)などが有名な両替スポットです。

銀行(Vietcombank・BIDV)で両替するのはどう?

「安心感」で選ぶなら、銀行での両替もアリです。

  • レートは旧市街よりやや低め(空港よりは良い)
  • パスポートの提示を求められることがある
  • 安全性・信頼性はどこよりも高い

そしてベトナムの銀行員は基本的に英語が話せるので、ベトナム語ができなくても問題なくやりとりできます。旧市街の両替店が「電卓で無言のやりとり」なら、銀行は「英語で説明してくれる安心感」。タイプの違う安心です。

レートの差は旧市街と比べて1万円あたり数百円程度。「数百円の差より安心を取りたい」という人には、むしろ銀行が最適解かもしれません。

【2026年・知っておきたいベトナムのリアル】

法律上、両替店は「許可証(License)」を掲示するルールになっています。…が、正直に言うと、街中の多くの店では「どこに貼ってあるかわからない」のがベトナムの日常です。2026年2月9日に施行された新政令(政令340/2025/ND-CP)では取り締まりが強化され、許可のない店での両替は——店だけでなく両替した本人(利用者)も——罰金・没収の対象になりました。とはいえ、旅行者が1軒ずつ許可証を厳格にチェックするのは現実的ではありません。

そこで、失敗しないための「VietVoice的・判断基準」を置いておきます。

  • 安心を最優先するなら:迷わず「銀行(BIDVやVietcombank)」か「空港」へ。
  • レートを狙うなら:本文で紹介した「ハンバック通り」などの有名店へ。

ただし、万が一の取り締まりリスクをゼロにしたいなら、数百円の差を無視して「公認」が明らかな場所を選ぶのが2026年以降のスマートな歩き方です。 「安い店を探す」時代から、「自分の安心料をどこまで払うか決める」時代になったと言えるかもしれません。

よくある質問(FAQ)

ハノイで一番レートが良い両替所は?

旧市街のHàng Bạc(ハンバック)通りにある金行(ゴールドショップ)が好レートで有名です。空港より1〜3%良いことが多い。

日本円から直接ベトナムドンに両替できる?

できます。ハノイの両替所は日本円に対応しています。

両替は空港と街中、どっちがお得?

街中(旧市街の金行)のほうが1〜3%レートが良い。空港では到着時に最低限(5,000〜10,000円分)だけ換えて、残りは旧市街でまとめて換えるのが最適解です。

いくら両替すればいい?(旅行日数別の目安)

2〜3泊なら、空港で5,000〜10,000円分だけ換えて、足りなければ旧市街で追加するのが基本です。1週間以上の滞在やローカル中心の旅なら、旧市街でまとめて両替したほうがレートで得します。カード決済が多い人は現金少なめ、屋台や市場がメインの人は多めに、と旅のスタイルで調整してください。

ハノイは現金が必要?クレカだけで足りる?

カード払いができる店は増えていますが、ローカル食堂や屋台、小さな商店では現金しか使えない場面がまだ多いです。Grabやホテル、観光客向けのレストランはカードでOKでも、最低限の現金は持っておくと安心です。1日あたり数百〜2,000円程度の小額紙幣があると困りません。

米ドルを持って行った方がいい?

不要です。日本円はベトナムでも主要な外貨として扱われ、旧市街の金行なら良いレートで両替できます。わざわざ円→米ドル→ドンと二重に替えると、レートも手数料も余計に削られるだけ。日本円のまま持って行き、現地で両替するのが一番シンプルでお得です。

両替にパスポートは必要?

旧市街の金行(ゴールドショップ)では基本的に不要で、電卓でレートを見せてもらってサッと両替できます。一方、銀行で両替する場合はパスポートの提示を求められることが多いです。ホテルに預けていると取りに戻る手間になるので、銀行を使うなら携帯しておきましょう。2026年の新ルール以降は正規店での両替が前提になっているため、本人確認を求められる場面は今後増える可能性があります。

深夜に到着しても両替できる?

ノイバイ空港は24時間稼働で、到着階には両替カウンターとATM(Techcombank・BIDV など)が多数あります。深夜便でもATMでの引き出しは可能で、両替カウンターも到着便に合わせて開いていることが多いです。ただし時間帯によってはカウンターが閉まっている場合もあるので、確実なのは「最低限はATMで確保+GrabはカードでOK」。まとまった両替は翌日、旧市街でするのが安心です。

Wiseカードでの出金と、現金の両替はどっちがお得?

ベトナムのATMの出金画面。1回あたりの引き出し上限(300万VND)と手数料、引き出し金額の選択肢が表示されている。

ケースバイケースです。Wiseはほぼ実勢レートで引き出せるのが強みですが、ベトナムのATMは1回あたりの出金上限が低め(200万〜300万VND前後)です。ATM手数料は銀行によって差があり、旅行者の定番は手数料無料のVPBank。実際にVPBankのATMでは手数料0で引き出せました。ただし注意点として、ATM側がゼロでもお使いのカード発行会社の海外利用手数料は別途かかる場合があり、銀行の方針も変わりやすいので、事前に確認すると安心です。まとまった額なら旧市街の金行(実勢レートに近く、1円=171VND前後で手数料なし)、現金を持ち歩きたくない・カード決済中心ならWise+VPBankのATM、と使い分けるのがおすすめです。

円安時代の”お金の感覚”も一緒に持っていこう

ベトナムドンが余ったまま日本に戻ると、レートが悲しい。空港のカフェでベトナムコーヒーを飲んで、きれいに使い切るのが一番スマートです。

そして円安の今は、両替のちょっとした差がフォー5〜6杯分になることもある。せっかくの旅だからこそ、「損しない両替」だけは押さえておきたいところです。

ベトナムドンは、使い切ってこそ美しい通貨だ。

この記事は役に立ちましたか?
もし参考になりましたら、下記のボタンで教えてください。
ライター

日本での生活経験あり。リンランを生活圏に、文化背景の翻訳と取材サポートを担当。

関連記事

目次