日本への帰国便まで数時間あるなら、ノイバイ空港(T2)のラウンジを使うとかなり快適に過ごせる。ただ、名前のよく似たラウンジが同じフロアにいくつも並んでいて、現地で迷いやすい。
2026年8月、実際にT2の制限エリアを歩き、ラウンジの場所や館内の様子、食事、シャワー設備を確認してきた。
結論|ノイバイ空港のラウンジは迷ったらSHプレミアムラウンジ
2026年8月現在、プライオリティパス公式サイトに掲載されているノイバイ空港T2のラウンジは、「SHプレミアムラウンジ Hanoi」と「SHプレミアムラウンジ Hanoi 3」の2か所。どちらも搭乗ゲートがある3階ではなく、21〜22番ゲートまたは36〜37番ゲートの間にあるエスカレーターを登った4階にある。
プライオリティパスを持っているなら、この2か所を選んでおけば間違いない。
| 上がる場所 | 4階にあるラウンジ |
|---|---|
| 21〜22番ゲートの間 | SHプレミアムラウンジ Hanoi/旧ロータスラウンジ |
| 36〜37番ゲートの間 | ラックヴィエット・プレミアムラウンジ/SHプレミアムラウンジ Hanoi 3/SHエリートラウンジ HAN 2 |
プライオリティパスと有料での入り方・営業時間
入り方は大きく2つ。プライオリティパスで入るか、利用券を買って入るかだ。
- 営業時間:SHプレミアムラウンジ Hanoi(21〜22番ゲート上・4階)6:30〜翌2:00
- 営業時間:SHプレミアムラウンジ Hanoi 3(36〜37番ゲート上・4階)6:00〜翌2:00
- 利用できるのは3時間まで。ただし本来のフライト出発予定時刻を過ぎる分は含まれない
- 5歳未満は大人1名につき2名まで無料、5〜12歳は子ども料金
プライオリティパスで入る
対象は前述の2か所、SHプレミアムラウンジ HanoiとSHプレミアムラウンジ Hanoi 3。受付でカードと搭乗券を提示して入る。滞在は最長3時間とされている。

利用券を買って入る
プライオリティパスを持っていなくても入れる。21〜22番ゲート上のSHプレミアムラウンジ Hanoiは、KKday・Klook・VELTRAといった予約サイトで利用券が売られている。
目安はひとり6,000円前後(US$35〜40)。3,000円を切る価格を見かけることもあるので、幅はある。予約サイトで先に買っておくと、窓口で払うより安いことが多い。
事前に買う場合は入る1時間前までが目安で、それを過ぎたら受付でそのまま申し込む形になる。つまり、事前に買っても、当日その場で申し込んでもいい。
21〜22番ゲート上のSHプレミアムラウンジ
3階を22〜35番ゲート方向へ歩くと、頭上に「Phòng chờ thương gia / Business lounge」と書かれた黒い案内サインが出てくる。SHのロゴが並んでいて、右上向きの矢印。この矢印の先のエスカレーターを4階へ上がる。

受付の背面には金色のレリーフが張られ、その上にパリ・ロンドン・ハノイ・東京・ニューヨークの5つの時計が並んでいる。中に入ると、滑走路に面した大きな斜めのガラス窓に沿って、青いソファ席とテーブル席が広がる。


食事とドリンク

入って左奥ではフォーが注文できる。今回食べたのは鶏のフォー(phở gà)。旅行の最後にベトナムらしいものを食べておきたい人にはちょうど良い。



- サラダカウンター:レタス、トマト、きゅうり、スプラウト、ピクルス、キムチ、オリーブなど
- ドリンク冷蔵庫:アクアフィナ、ペプシ、シュウェップス、TEA+、スティング、ビナミルクのヨーグルト
- バーカウンター:ワインとスピリッツ
36〜37番ゲート上のSHプレミアムラウンジ

36〜37番ゲートの間のエスカレーターを4階へ上がると、まずラックヴィエット・プレミアムラウンジ(LẠC VIỆT PREMIUM LOUNGE)という別のラウンジの入口が現れる。目当てがSHプレミアムラウンジなら、このラウンジを横目に通り過ぎて折れ曲がった廊下を奥に進む。

白い壁に「SH AIRPORT LOUNGE PREMIUM」の文字。奥には「SH ELETE LOUNGE HAN 2」があるが、プライオリティパスが使えるのは手前にある「SH PREMIUM LOUNGE HAN 3」。


SHプレミアムラウンジ Hanoi 3の中

比較的新しいこのラウンジ。あまり知られていないのか、中に入ると21〜22番ゲート上のSHプレミアムラウンジ Hanoiとは違って静かな印象。
中央に円形の大きなビュッフェ島があり、その真上にリング状の大きなシャンデリアが下がっている。壁際にはカーテンで仕切れる席があり、植栽で区切られたテーブル席も多い。

ノイバイ空港でシャワーを浴びるには
いずれもシャワーの利用が可能。写真は36〜37番ゲートの上のSHプレミアムラウンジ Hanoi 3。
シャワールームはトイレに併設されており、受付で予約する。テーブルにこの案内が5言語で書かれた卓上サインが置いてあって、日本語もある。

個室の中は、シャワーヘッドと物置きだけの簡素な作り。扉の上のランプが赤く点いていれば使用中だ。場所はトイレと同じエリアで、水回りの誘導プレートを見ると左がシャワーと男性用、右が女性用とシャワーという分かれ方だった。

同じ卓上に、Wi-FiのQRコードとパスワード、意見を送るためのQRコード、静かに過ごしてほしいという注意書きも並んでいる。
実際に歩いて気づいたこと
トイレットペーパーは流せない
36〜37番ゲート上のラウンジのトイレに、SHエアポートラウンジの公式な掲示として貼ってあった。ベトナム語と英語で「紙を便器に流さないでください」。

21時前後は混む
夜の出発便が集中する時間で、入口の外に置かれた椅子で待つことがある。フォーもシャワーも待ち時間が出やすい。チェックインと出国審査を早めに済ませて、先に入ってしまうのが正解だ。
名前で探すと迷う
SHプレミアムラウンジは21〜22番の上にも、36〜37番の上(Hanoi 3)にもある。加えてSHエリート、バラカ・ダイニング、レストネスト、そしてラックヴィエット。名前を頼りに歩くと確実に混乱するので、ゲート番号で覚えるのが実用的だ。
ベトナム航空のロータスラウンジは2026年に移転した
2025年11月末に、21〜22番ゲートを上がった4階でロータスラウンジ(Phòng khách Bông Sen)の入口を見ている。白い蓮の花びらをかたどった大きなオブジェが受付の奥にある、印象的な部屋だった。

ところが今回行くと、その場所にベトナム航空の移転のお知らせが立っていた。
ベトナム航空の公式発表によると、新しいロータスラウンジは2026年1月に開業。T2の制限エリア4階で、広さは約1,400平方メートル、約400人が同時に利用できる規模とされている。マッサージルームや、乗り継ぎ客向けのスリープボックスも案内されている。
公式が案内している行き方
- 出国審査と保安検査を抜けたあと、22〜35番ゲート方向へ約50m進む
- エスカレーターかエレベーターで4階の「旧ロータスラウンジ」まで上がる
- そこで右に曲がり、案内表示に従ってさらに約100m
- 23番ゲートの向かい側から4階へ上がるルートも案内されている
つまり去年見た入口は「旧」の方で、現在のロータスラウンジはそこから100mほど先。ただし同じ4階、同じ22〜35番ゲートのエリア内だ。現在も旧入口には案内表示が残っているので、そこを通り過ぎる形になる。
新しいラウンジの中にはまだ入っていないので、書けるのはここまで。次にハノイを発つときに確かめてくる。
ハノイ・ノイバイ空港のラウンジについてよくある質問(FAQ)
Q. エコノミークラスでもラウンジに入れる?
入れる。プライオリティパスを使う方法と、対象ラウンジの利用券を購入する方法がある。搭乗クラスだけで決まるわけではない。
Q. ラウンジは何階にある?
4階。搭乗ゲートのある3階から、エスカレーターまたはエレベーターで1つ上がる。エレベーター横の階数表示に「4F CIP Lounge」と書かれている。
Q. エスカレーターはどこにある?
SHプレミアムラウンジへ向かうなら、21〜22番ゲートの間と、36〜37番ゲートの間が分かりやすい。上がった先のラウンジが違うので、目的の場所を決めてから上がったほうがいい。
Q. プライオリティパスで入れるのはどこ?
2026年8月現在、プライオリティパス公式サイトにT2で掲載されているのは、SHプレミアムラウンジ HanoiとSHプレミアムラウンジ Hanoi 3の2か所。前者が21〜22番ゲートの上、後者が36〜37番ゲートの上にある。同じSHでもエリートやバラカ・ダイニングは掲載がない。利用条件は変わることがあるので、当日の受付で確認してほしい。
Q. ゴールドカードだけで入れる?
日本のクレジットカードによくある「空港ラウンジ無料」は、国内の空港だけのサービスであることが多い。ノイバイ空港にはカード会社が直営するラウンジがないので、カードで入る場合は付帯のプライオリティパスを使う形になる。付いているかどうかはカードのグレードによって違うので、お持ちのカードの案内で確認してほしい。
Q. アメックスなどのクレジットカードでも入れる?
カードの種類による。プライオリティパスが付帯するグレードなら、上の2か所に入れる。付帯しない場合は、利用券を買って入る形になる。
Q. シャワーは使える?
使える。ただし受付での予約制。日本語の案内表示もある。タオルやアメニティの内容は、利用時に受付で確認してほしい。
Q. ベトナム航空のロータスラウンジはどこ?
2026年に移転している。22〜35番ゲート方向の4階、旧ロータスラウンジからさらに約100m先というのが公式の案内。詳しくは搭乗時にベトナム航空の表示を確認してほしい。
Q. ラウンジの支払いにクレジットカードは使える?
空港内のラウンジや免税店ではクレジットカードが使える場所が多い。ただし街中ではまだ現金が主流なので、ベトナムでのカード事情は別記事にまとめている。
Q. プライオリティパスで同伴者も一緒に入れますか?
入れるが、同伴者は原則として有料。プライオリティパス側の同伴者料金は1人あたり35ドルで、受付で会員に紐づけて精算する。ただしカード会社を通じて発行された会員資格の場合は、同伴者が何人まで無料になるかがカードごとに違い、無料枠がまったくないこともある。出発前に自分の会員条件を確認しておきたい。なお5歳未満の子どもは、大人に同伴する形で無料で入れる案内が出ている。
Q. 国内線ターミナル(T1)にもラウンジはある?
ある。プライオリティパスで入れるラウンジもT1に掲載されている。この記事で紹介しているのは、日本便が発着する国際線ターミナル(T2)のラウンジだ。
おわりに|名前ではなくゲート番号で覚える
覚えることは3つだけだ。
- ラウンジは4階。ゲートのある3階では見つからない
- 上がる場所は21〜22番か36〜37番。行き先が変わる
- 名前ではなくゲート番号で覚える
実際に歩いてみて、迷う原因はラウンジの数ではなく名前が似すぎていることだと分かった。運営会社が複数あって、しかも移転が続いている。
料金や営業時間は変わりやすい。この記事に書いた数字は2026年8月時点の目安なので、最後は現地の表示と、お持ちのカードの公式サイトで確認してほしい。