「日本のイオン、ベトナムにもあるの?」——あります。しかもハノイには大型のイオンモールが2店舗。日本食材も、無印もユニクロもダイソーも、フードコートも映画館もそろう”半日つぶせる日系モール”です。
旅行者にとってはお土産の調達場所として、在住者にとっては日本の味のオアシスとして、知っておいて損はないスポット。この記事では、ハノイのイオンモール2店(ロンビエン/ハドン)について、行き方・フロア・フードコート・買えるお土産・両替・営業時間まで、まとめて解説します。
- ロンビエンとハドン、どっちに行くべきか
- Grabでの行き方と料金の目安(路線バス・シャトルの今の事情も)
- イオンで「買えるお土産/買えないお土産」の正解
- フードコート・日系テナント・両替・営業時間の実用情報
「イオンなんて日本にもある」——そう思った人ほど、ベトナムのイオンは見ておく価値あり。同じ看板の下に、まったく違う光景が広がっています。
実際の店内の雰囲気は、TikTokの動画でもご紹介しています。
ハノイのイオンモールは2店舗|ロンビエンとハドンどっちに行く?
ハノイ市内にある大型のイオンモールは、ロンビエン店とハドン店の2つです。どちらも郊外型の大型モールで、中心部からはやや距離があります。
結論から言うと——「旅行者はまずロンビエン店でOK」と言いたいところですが、時間に余裕があるならぜひハドン店にも足を運んでほしい。中心部からやや遠いものの、ベトナム最大級の規模で、ベトナムらしい特別な雰囲気を体験しやすいからです。
とはいえ、サクッと寄るならアクセスのいいロンビエン店が便利。旧市街やタイ湖エリアから近く、観光の合間に立ち寄りやすい立地です。
| 項目 | ロンビエン店 | ハドン店 |
|---|---|---|
| エリア | 市中心部の東側(ホン川を渡った先) | 市中心部の南西 |
| 中心部からGrab | 10万ドン前後/30分前後 | 15万ドン前後/45分前後 |
| 開業 | 2015年(ハノイ初) | 2019年12月 |
| 規模 | 大型 | ベトナム最大級(延床約15万㎡) |
| 雰囲気 | 日本のイオンに近い、馴染みやすい | テーマパーク感が強め |
| こんな人向け | サクッと寄りたい人・中心部に泊まる人 | 規模・雰囲気重視/時間に余裕がある人 |
ちなみに2店を歩き比べると、雰囲気がけっこう違います。ロンビエンは日本のイオンに近い馴染みやすい雰囲気。一方ハドンは、同じイオンでもテーマパークのような賑やかさがあります。

ただ、どちらの店にも共通して言えるのは、日本のイオンとは”空気感”が違うこと。日本のイオンモールが「広くて、店舗が整然と並んで、フードコートもきれいにまとまっている」とすれば、ベトナムのイオンは良い意味でもっとわちゃわちゃして活気がある。名前こそ日本と同じイオンモールでも、流れている空気は完全にベトナムです。この「日本の安心感とベトナムの熱気が同居している感じ」こそ、現地のイオンを歩く面白さだと思います。
ハノイのイオンモールへの行き方|Grabが一番ラク
両店とも中心部からは離れているので、移動はGrabが圧倒的にラクです。料金も安く、ドアtoドアで着くので、荷物があっても疲れません。
ロンビエン店(AEON MALL Long Bien)への行き方

旧市街・ホアンキエム湖周辺からGrabで10万ドン前後・所要30分前後。ホン川を渡った東側にあります。タイ湖エリアからも近く、観光の合間に立ち寄りやすい立地です。
住所:27 Co Linh, Long Bien, Hanoi
ハドン店(AEON MALL Ha Dong)への行き方

中心部から南西に離れているため、Grabで15万ドン前後・所要45分前後とロンビエンより少しかかります。ハドン方面・スマートシティ方面に泊まる人には便利です。
住所:Duong Noi, Ha Dong, Hanoi
路線バスでも行ける|ロンビエンのイオンは市バスのハブ

無料シャトルは廃止されましたが、その代わりにハノイ市の公共路線バスが、イオンモール・ロンビエンに数多く乗り入れています。ここを始発・終点にしている路線も多く、バス停にはイオン発の時刻表が路線ごとに掲示されています。運賃は片道7,000〜9,000ドン(数十円)ほどとGrabの数十分の一で、安く行きたいなら市バスは現実的な選択肢です。
イオンモール・ロンビエンに乗り入れる主な路線:
- 55B:イオンモール・ロンビエン 〜 ブオイ 〜 コウザイ方面
- 98:イエンフー 〜 ザートゥイ 〜 イオンモール・ロンビエン
- 106:モーラオ 〜 ヴィエン103 〜 イオンモール・ロンビエン
このほか55・69・100番など、複数の路線が発着します。
ただし、行き先表示や車内アナウンスはベトナム語が基本で、路線選びや乗り換えにはある程度の土地勘が必要です。慣れていない人にはハードルが高いので、初めてのハノイなら素直にGrab、土地勘があって節約したいなら市バス、と割り切るのがおすすめです。
イオンモールのフロアガイド|何階に何がある

ハノイのイオンモールは、基本的に日本のイオンモールとほぼ同じ構成です。初めてでも「いつものイオン」の感覚で歩けます。店舗によって作りは違いますが、だいたい以下のような構成です。
- 1階:スーパー・カフェ・レストラン街・ユニクロ
- 2階:コーナン・ファッション・生活雑貨などの専門店
- 3階:フードコート・映画館・ゲームセンター
日本との違いを一つ挙げるなら、とにかく子ども向けの店やフロアが多いこと。平均年齢が若く、ファミリー層が多いベトナムならではです。フロア構成は変わることがあるので、館内の最新フロアマップで確認してください。

イオンで買えるベトナムのお土産

「イオンでお土産って買えるの?」とよく聞かれますが、答えは「食品系なら買える、雑貨系は期待しない」です。
買える:食品系のばらまき土産

- ドライフルーツ(ドライマンゴーが定番)
- ベトナムコーヒー(豆・粉・インスタント)
- お菓子・チョコ・ナッツ類
- インスタントフォー・フォーの素
- トップバリュ(イオンのPB)のベトナム限定商品
スーパーで一気に買えるので、職場や友人へのばらまき土産をまとめ買いするのに最適。空港の土産物店より安く、種類も豊富です。
買えない(期待しない):民芸品・雑貨系
バッチャン焼き、刺繍雑貨、ベトナム雑貨といった「ザ・お土産」的なものは、イオンにはほぼありません。こうした雑貨を探すなら、ハノイ大教会周辺の土産店やナイトマーケットへ。イオンとは役割が違うと割り切るのが正解です。
ベトナム土産全般の「本当に買うべきもの」は、こちらのお土産ガイドでベトナム人目線で詳しく解説しています。雑貨を探すなら、ハノイのナイトマーケットものぞいてみてください。
フードコート&レストラン|”日本と違う”鍋文化を体験

イオンの楽しみどころのひとつが、上層階のフードコートとレストラン街。特にロンビエンのイオンはフードコートがとても広々としています。どちらのイオンも日本食・ベトナム料理・韓国料理など各国そろっていて、清潔で安心して食べられます。

ベトナムで絶大な人気を誇るPizza 4P’sも、ロンビエン・ハドンの両店に入っています。日本人夫婦が創業したブランドで、薪窯で焼く本格ピザと自家製チーズが名物。ハドン店は”自然の洞窟”をテーマにした凝った内装で、レストラン自体が目的地になるほどです。在住日本人にも旅行者にも鉄板の選択肢。

ベトナムのトイレは「紙が流せない」「有料の場所がある」など日本と勝手が違う場面もありますが、イオンのような日系施設ならその心配はほぼありません。ベトナムのトイレ事情全般は、こちらで解説しています。
スーパー&日系テナント|在住者の使い方

在住者にとってのイオンの本命は、なんといっても1階のスーパー(食料品売り場)。日本の調味料・加工食品・お菓子が、日本のスーパーと遜色ないレベルでそろいます。キムチや海苔など韓国食材も充実していて、東アジアの食材はここで一通りそろうのが在住者に重宝される理由です。
いずれのイオンモールも、1階スーパーの隣の惣菜コーナーには、好きなネタを1貫ずつ選べるパック寿司やお弁当、おにぎりまで並びます。日本のスーパーの惣菜売り場とほぼ同じ感覚で、その場で食べるものを買えるのも在住者にはありがたいポイント。旅行先で「日本のごはんが恋しくなった」ときの駆け込み寺にもなります。
また、1階と2階の専門店フロアには、日本でおなじみのブランドが並びます。
- ユニクロ(ベトナム限定商品が見つかることも)
- 無印良品
- ダイソー
- コーナン(日用品・インテリア)
- 丸亀製麺・牛角・ペッパーランチなどの日系飲食
- CGV(映画館)
旅行者でも、ベトナム限定パッケージのユニクロや無印は、ちょっとしたお土産・自分用の記念になります。
営業時間・両替・支払い・Wi-Fi

最後に、訪問前に知っておくと安心な実用情報をまとめます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 営業時間 | 専門店 平日10:00〜22:00/土日祝 9:00〜22:00(スーパーは朝から営業) |
| 定休日 | 年中無休 |
| 支払い | クレジットカードOK(VISA/Mastercard)。現金も可 |
| 両替 | 館内にATMあり。両替は市内の両替所のほうがレートが良い |
| Wi-Fi | 館内に無料Wi-Fiあり |
両替については、イオン館内やATMで現地通貨を引き出すこともできますが、レートを重視するなら市内の両替所で済ませてから行くのが基本です。
空港の行き帰りに寄るのもアリ
ハノイのイオンモール(特にロンビエン)は、立地的に空港とのアクセスも悪くありません。フライトまで時間が余ったとき、最後のばらまき土産をまとめ買いしたり、フードコートで食事を済ませたりするのに使えます。
空港と市内の移動手段とあわせて計画すると、時間を有効に使えます。
よくある質問(FAQ)
Q. ハノイのイオンモールは何店舗ある?
大型のイオンモールはロンビエン店とハドン店の2店舗です(2026年時点)。どちらも郊外型の大型モールで、旅行者には中心部から近いロンビエン店がおすすめです。
Q. イオンでベトナムのお土産は買える?
食品系(ドライマンゴー・コーヒー・お菓子・ナッツなど)は買えます。空港より安く、ばらまき土産のまとめ買いに最適。一方、民芸品や雑貨などの「ベトナム土産らしい雑貨」はほぼないので、それは大教会周辺やナイトマーケットで探しましょう。
Q. 無料シャトルバスはある?
イオン独自の無料シャトルは現在は廃止されています。ただし、ハノイ市の路線バス(55B・98・106番など)がイオンモール・ロンビエンに多数乗り入れているので、安く行きたいときはそちらが使えます。
Q. クレジットカードは使える?
使えます(VISA/Mastercard)。スーパーも専門店もカード対応で、現金も使えます。
Q. 営業時間は何時まで?
専門店は平日10:00〜22:00、土日祝は9:00〜22:00が基本。スーパーは朝から営業しています。年中無休です。
Q. 映画館やゲームセンターはある?
あります。上層階にCGV(映画館)やゲームセンター、子ども向けの遊戯施設が入っていて、家族連れでも1日楽しめます。
まとめ|ハノイのイオンは”日本の安心”を補給できる場所
ハノイのイオンモールは、日本食材の補給・ばらまき土産の調達・暑さや雨の避難・家族での休日と、いろいろな使い方ができる便利なスポットです。
旅行者なら、観光の合間にロンビエン店へ寄って食品系のお土産をまとめ買い。在住者なら、日本の味が恋しくなったときのオアシス。どちらの立場でも、ハノイ滞在中に一度のぞいておく価値はあります。
行き方はGrabが一番ラク。お土産は食品系を狙う。この2つだけ押さえておけば、ハノイのイオンを十分に使いこなせます。
なお、ロンビエン店があるロンビエン地区には、ハノイの歴史を見てきた「ロンビエン橋」もあります。買い物のついでに、少し足を延ばして立ち寄ってみるのもおすすめです。