ベトナム・ハノイのお土産で外さないのは、ベトナムコーヒーや蓮茶、お菓子などの食品と、刺繍ポーチやバッチャン焼きといった雑貨だ。この記事では、2026年時点の値段の目安と一緒に、ばらまき・女子向け・高級ギフトまで相手別に紹介する。スーパー・旧市街・市場・空港のどこで買うと便利か、日本へ持ち帰るときの注意点までまとめた。
ハノイのお土産おすすめ早見表|ばらまき・職場・女子・高級の選び方
誰に渡すかが決まっていれば、選ぶものも自然に決まる。ハノイ土産の定番を、容量と値段の目安つきで相手別に並べた。ばらまき・女子向け・高級など、目的から先に選びたい人はここだけ見ても候補を絞れる。
| 渡す相手・用途 | おすすめの品と値段の目安 | 買う場所 |
|---|---|---|
| 職場へばらまき | G7の3in1(18本入りの箱で78,000ドン・約470円)、ハオハオの袋麺(1袋4,300ドン・約26円)、Phevaの17gバー(1本30,240ドン・約180円) | スーパー/リンラン通りの店 |
| 友人・家族 | ドライマンゴー(100gあたり35,000〜83,000ドン・約210〜500円)、Phevaのチョコ12個入り(108,000ドン・約650円)、蓮茶のティーバッグ(25袋入り33,000ドン・約200円) | スーパー/お土産店 |
| 女子・自分用 | 刺繍ポーチ(50,000〜200,000ドン・約300〜1,200円)、かごバッグ、天然コスメ、シルク | 旧市街の雑貨店・ニャートー通り |
| 上司・取引先(高級) | Marouの産地別の板チョコ(80g 140,000ドン・約840円)、チュングエンの挽き粉(340g 95,000〜154,200ドン・約570〜925円)、バッチャン焼き、上質シルク | ロッテマート/専門店 |
| 料理好き | ナムグーのニョクマム(500ml 26,000〜29,000ドン・約160〜175円)、コショウ、ライム塩 | スーパー |
| 帰国直前・買い忘れ | コーヒー・お菓子・蓮茶などの定番(市内より割高) | ノイバイ空港の売店・免税店 |
ハノイのお土産おすすめ|定番の食べ物・飲み物
何を買うか迷ったら、まずは食べ物と飲み物の定番から選ぶと失敗しにくい。スーパーで買いやすいものを中心に、ハノイらしさが出る蓮茶や、ばらまきに使いやすいお菓子までまとめた。
ベトナムコーヒー

ベトナムは世界有数のコーヒー生産国で、苦味の強いロブスタ種が主流。練乳に合う濃厚な味わいが特徴だ。インスタント(G7など)はばらまきに、ドリップバッグや豆は本格派へのギフトに向く。スーパーだと、G7の3in1は1本あたり4,300ドン(約26円)ほどだ。フィンで淹れる挽き粉は、チュングエンの「サンタオ(Sáng Tạo)」シリーズが340gの袋で95,000〜154,200ドン(約570〜925円)。番号が上がるほど高く、1と4では1.6倍ちがう。選び方や淹れ方はベトナムコーヒー完全ガイドで詳しくまとめている。
蓮茶(ハス茶)・お茶

ベトナムを象徴する花として親しまれる蓮の香りをつけた緑茶で、ジャスミン茶に近い上品な風味。ティーバッグタイプは手頃な価格で、軽くてかさばらないのでばらまきにも最適だ。スーパーやお土産店で広く見かける。
ただし「蓮茶」と呼ばれるものには、値段がまるで違う別物が混ざっている。スーパーのティーバッグは、Cozyの25袋入り(50g)がロッテマートで30,500〜33,000ドン(約180〜200円)で、原材料は緑茶と香料(蓮の香り)だ。一方、伝統的な製法で蓮の雄しべの香りを移した茶葉は、専門店で100gあたり500,000〜1,000,000ドン(約3,000〜6,000円)する。同じ重さで比べると約8〜16倍ちがう。1kg作るのに蓮の花が700〜1,500輪ほど要るためだ。生の花に茶葉を詰めたものは、蓮の季節に1輪40,000ドン(約240円)前後で売られている。ばらまき用なら迷わずスーパーのティーバッグでいい。
お菓子・ばらまき土産|緑豆ケーキ・チョコ・インスタント麺

ハノイのスーパーや土産店でよく見かけるローカル菓子なら、緑豆を固めたキューブ状のバインダウサイン。口に入れるとほろっと崩れる素朴な甘さで、12個入り63,000ドン(約380円)前後が目安だ。個包装タイプは職場へのばらまきにも使いやすい。
チョコレートならPhevaとMarouが選びやすい。Phevaのチョコは12個入り108,000ドン(約650円)、17gバーは1本30,240ドン(約180円)。Marouの産地別の板チョコは80g 140,000ドン(約840円)ほどで、上司や取引先、自分用の少し高級なお土産にも向く。
安くてベトナムらしさを出すならインスタント麺も候補だ。ハオハオの袋麺は1袋4,300ドン(約26円)、インスタントフォーは1食6,800〜17,000ドン(約40〜100円)が目安。軽くて配りやすいが、日本へ持ち帰る場合は肉入り具材などの扱いが商品によって異なるため、原材料を確認して選びたい。
ドライフルーツ・カシューナッツ

南国フルーツのドライフルーツ(マンゴー・パイナップル・ジャックフルーツなど)と、ベトナムを代表する輸出品のカシューナッツは、ベトナム土産の鉄板。軽くて日持ちし、小袋パックはばらまきにも向く。スーパーのものは安いがパッケージが素っ気ないので、ギフト用ならお土産店のものを選ぶとよい。
ドライマンゴーは100gあたり35,000〜83,000ドン(約210〜500円)が目安で、塩炒りのカシューナッツは500gで150,000〜250,000ドン(約900〜1,500円)ほどだ。
調味料(ニョクマム・コショウ・チリ)

料理好きな相手にはこれ。ニョクマム(魚醤)は定番の「ナムグー(Nam Ngư)」で、500mlが26,000〜29,000ドン(約160〜175円)、900mlが44,000〜61,000ドン(約260〜370円)。ほかに生産世界一のベトナム産コショウ、チリソースの「チンスー」などが定番だ。スーパーには日本より多彩な種類が並ぶ。
ライム塩(muối ớt chanh)
粗塩・こしょう・唐辛子を混ぜたベトナムの定番調味料で、日本では「ライム塩」の名で知られている。食べる直前にライムを搾ってかけ、青いマンゴーやグアバなどの果物、シーフード、焼いた肉につけるのが現地流。参考価格は約20,000〜50,000ドン(約120〜300円)/小瓶。粉末タイプなら液体のニョクマムと違って機内持ち込みの制限を受けにくく、軽くてかさばらないのでばらまき土産にも向く。
ハノイのおしゃれな雑貨土産|刺繍・シルク・バッチャン焼き
刺繍やシルク、かごバッグといった「ベトナムらしくて、もらってうれしい雑貨」は、スーパーではなく専門店や旧市街で探すのが正解だ。
刺繍ポーチ・おしゃれ雑貨|旧市街・ニャートー通り

かわいい雑貨店の多くは、ハノイ旧市街のハノイ大教会周辺に集まっている。特にニャートー(Nhà Thờ)通り沿いには、刺繍ポーチ・アートプリント・キャンドル・コスメなど、日本人好みのセンスのいい店が点在。街歩きしながら掘り出すのが楽しい。刺繍ポーチや布の小物は、50,000〜200,000ドン(約300〜1,200円)が目安だ。
シルクとバッチャン焼き

ベトナムは古くからのシルク産地で、ハンガイ(Hàng Gai)通りにはシルク専門店が並ぶ。スカーフ・ネクタイ・枕カバーなどが日本より手頃に買える。陶器の「バッチャン焼き」は、トンボや蓮を手描きした素朴な絵柄が人気。和食にも合う器で、旧市街の店のほか、郊外のバッチャン村(Grabで片道40分ほど)でも買える。村の通りには、小皿やカップを1個10,000ドン(約60円)均一で並べる店もある。
かごバッグ・ランタン・限定グッズ

かごバッグやポンポン付きの間接照明グッズは、市場や雑貨店で安く手に入る。食品と雑貨を一度に見たいなら、日本人街として知られるリンラン(Linh Lang)通りも便利だ。日本語が通じる「いずみマート&おみやげ」や「ハノイ商店」などがあり、短時間で選びやすい(エリアの雰囲気はハノイの人気エリア解説も参考に)。
もうひとつ、自分用や友人向けならベトナム限定のスターバックスグッズも候補になる。ハノイ市内の店舗でも、ベトナムをモチーフにしたタンブラーやマグなどが販売されている。
ハノイのお土産をスーパーで買う|ロッテマート・ウィンマート・GO!・BRGマート
食品系のばらまき土産をまとめて安く買うなら、スーパーが一番効率がいい。営業時間はおおむね7:00〜22:00頃で、クレジットカードも使える店が多い。
ロッテマート/ロッテモール西湖

韓国系の大型スーパー。コーヒー・お茶・ナッツ・ドライフルーツの品揃えが特に豊富で、お土産用のきれいなパッケージも多い。2023年9月に正式開業したロッテモール西湖は地下がロッテマートで、無印良品やユニクロも入る巨大施設。西湖エリアの観光や食事と合わせて寄りやすい。市街中心のバーディン区には同系列のロッテセンター(地下にロッテマート)もある。
ウィンマート(WinMart)

街中で最もよく見かけるベトナム系スーパー。観光エリアにも小型店(WinMart+)が点在していて立ち寄りやすい。ベトナムビールのラインナップが充実しているのが地味にうれしいポイントだ。
GO!(旧ビッグC)

タイ系の大型スーパーで、以前は「ビッグC(Big C)」の名前で親しまれていた店。ハノイの店舗は順次GO!へとリブランドが進んでいる。大型店が多く、食品から日用品・衣類まで幅広い品揃えで、価格も全体に手頃。とにかくまとめ買いしたい人に向く。
BRGマート/フジマート

ハノイ地場のBRGグループが展開するスーパー。旧市街は大型スーパーが少ないので、ホアンキエム湖周辺で買い物するならこの系列が便利。日系資本の入ったフジマート(Fuji Mart)も同グループだ。
イオンモール(ロンビエン・ハドン)

日系のイオンモールもハノイに2か所ある。日本の商品やベトナム土産がどちらも揃い、ダイソーやコーナンも入るので、日本人には勝手のわかる安心感がある。ただし中心部からは少し離れるため、お土産だけが目的なら近場のスーパーで足りることも多い。行き方やフードコート情報はハノイのイオンモール完全ガイドにまとめている。
ハノイのお土産を市場で買う|ドンスアン市場とハンザ市場
とにかく安く、ローカルな雰囲気ごと楽しみたいなら市場へ。ただし市場は「安いけど玉石混交」なので、買うものを絞っていくのがコツだ。
ドンスアン市場

旧市街北部にあるハノイ最大の市場。洋服・靴・雑貨・ドライフルーツ・ナッツまで何でも揃う。ポストカード・マグネット・木彫りの置物といった定番のばらまき雑貨を安く調達するのに向く。
ハンザ市場(Chợ Hàng Da)
フランス統治時代にできた市場で、地下にバッチャン焼きの卸売りが入っている。郊外のバッチャン村まで行かなくても、旧市街の雑貨店より安く食器が買えるのが魅力だ。値段はコースターが40,000ドン(約240円)、茶碗が70,000ドン(約420円)、カップとソーサーのセットが200,000ドン(約1,200円)くらいだ。
週末のナイトマーケット
金〜日の夜には旧市街でナイトマーケットが立つ。食べ歩きしながら雑貨を物色できて、旅の夜の予定にちょうどいい。場所・時間や歩き方はハノイのナイトマーケットガイドにまとめている。
ノイバイ空港のお土産|帰国前に買えるものと注意点

買い忘れたときは、ノイバイ国際空港でもコーヒー・お菓子・お茶などの定番土産を買える。国際線T2では、出国審査を通った先の3階に免税店があり、土産店はその制限エリアのほか、出国前の一般エリア(3階・4階)にもある。
ターミナルの構成やラウンジはノイバイ空港ガイドにまとめている。
ハノイのお土産で失敗しないコツ|値切り・賞味期限・持ち込み
最後に、ハノイでお土産を買うときに知っておくと得する実践的なポイントをまとめる。
- 値切るのは市場・露店だけで十分:スーパーやモール、定価表示の店では値切らない。市場や露店で価格表示がない場合は、買う前に金額を確認しよう。
- 賞味期限を必ず確認:ローカル菓子は日持ちしないものが多い。職場で配るなら個包装&日持ちタイプを。
- 100mlを超える液体は預け荷物へ:国際線では、100mlを超える容器のニョクマム・チリソース・ココナッツオイルなどは機内に持ち込めない。お土産用ボトルはスーツケースへ。
- 支払いはカードと現金を併用:大型店はカードを使える店が多いが、市場や露店は現金前提の店が多い。両替ガイドも参考に、小額紙幣を用意しておくと支払いがスムーズだ。
- 産地や品質にこだわるなら店を選ぶ:バッチャン焼きやシルクは価格差が大きい。産地・素材・手描きなどを重視するなら、説明を確認できる専門店で買う。
ハノイのお土産のよくある質問(FAQ)
ハノイで有名なお土産は何ですか?
食べ物ならベトナムコーヒー(G7)と緑豆ケーキ、雑貨なら旧市街の刺繍小物が定番。ただしこの3つはベトナムのどの街でも買える。ハノイらしさで選ぶなら、西湖(タイホー)周辺の作り手による伝統製法の蓮茶と、郊外のバッチャン村でつくられるバッチャン焼きの2つ。どちらもハノイが産地だ。
ハノイのお土産はどこで買うのが一番いい?
旧市街中心の旅行なら、旧市街の雑貨店+近くのミニスーパーでほぼ完結する。西湖エリアに泊まるならロッテモール西湖が一括で便利。お土産だけのために遠回りするより、観光や食事の動線上にある店で買うのが効率的だ。
ばらまき土産は何がいい?
個包装のお菓子、インスタントコーヒー、小袋のドライフルーツやナッツが鉄板。軽くて日持ちし、1個あたりも安い。スーパーかリンラン通りの店でまとめ買いするのがおすすめ。
空港でもお土産は買える?市内とどう違う?
ノイバイ空港でも定番はひと通り買えるが、市内より高い商品が多い。欲しいものは市内で買い、空港は買い忘れや帰国直前の追加購入用と考えるとよい。
ベトナムのお土産でNGなものは?
特に注意したいのは肉製品だ。ジャーキー・ソーセージ・ハムなどは動物検疫の対象で、日本向けの検査証明書がない旅行土産は現実的にほとんど持ち込めない。免税店やスーパーで買った市販品でも同じなので、肉入りの食品は「売っているから持ち帰れる」と判断しない方がいい。生の果物も、マンゴー・ライチ・ドラゴンフルーツ・ランブータンなどほとんどが持ち込めず、唐辛子やトマトのように持ち込めない野菜もある。
緑茶や蓮茶のティーバッグは検査なしで持ち込める。ドライフルーツやナッツ、菓子は加工の状態や原材料によって扱いが変わる。インスタント麺は2026年7月に動物検疫のルールが見直され、製造工程などの条件を満たす一部の商品が対象外になったが、肉入りの即席麺がすべて持ち帰れるわけではない。買う前に原材料を確認し、詳しくはインスタント麺の記事も確認してほしい。ニョクマムやチリソースは、100mlを超える容器なら機内持ち込みではなく預け荷物に入れる。
ベトナムでしか買えないお土産は?
日本で輸入販売されるベトナム商品もあるため、厳密に「現地でしか買えない」と言い切れる品は少ない。ハノイらしさで選ぶなら、西湖周辺の作り手による伝統製法の蓮茶、バッチャン焼き、旧市街で見つかる刺繍や工芸雑貨、ベトナム限定デザインのグッズなどが候補になる。定番品でも、現地は種類が多く価格も選びやすい。
ハノイのお土産選びまとめ
ハノイのお土産は、定番の品と値段の目安、買う場所を先に決めておくだけで選びやすくなる。ばらまきならスーパーのコーヒーやお菓子、ハノイらしさなら蓮茶やバッチャン焼き、おしゃれな雑貨なら旧市街を軸にすれば外しにくい。帰国直前に足りないものだけノイバイ空港で補うのが効率的だ。
ベトナム全体で本当に買うべきものはベトナムのお土産ガイドに、ハノイ滞在の全体計画はハノイ旅行攻略ガイドにまとめている。買い物の合間には、ぜひ西湖(タイ湖)にも足を運んでみてほしい。