ハノイナイトマーケット|旧市街の場所・時間(何時まで)とお土産・食べ歩きガイド

2026.04.19
旅・ガイド

ハノイのナイトマーケットは、旧市街で毎週金・土・日の夜だけ開く夜市です。場所はハンダオ通り(Hàng Đào)からドンスアン市場までの約650mで、夏は19時、冬は18時から歩行者天国になります。

歩行者天国は24時までですが、屋台は23時ごろから片付けはじめるので、22時ごろまでに着くと安心です。平日(月〜木)は開いていません。

金・土・日の夕方、湖の北からドンスアン市場へ延びる通りにバリケードが立ち、バイクが追い出されはじめます。歩行者天国になると数百軒の屋台が一気に並び、平日とは別物の街が現れます。

この記事では、ハノイのナイトマーケットの歩き方を詳しく解説していきます。

ハノイ旧市街ハンダオ通りの昼の様子|バイクと商店が並ぶ街並み

目次

ハノイ旧市街のナイトマーケットの場所と時間

開催日・時間・場所の基本情報

ナイトマーケットは毎週金・土・日の夜、ハンダオ通りからドンスアン市場までの約650mの歩行者天国で開かれます。時間は夏19時・冬18時から24時までで、入場は無料です。

項目 内容
開催日 毎週 金・土・日曜日の夜(月〜木は開かない)。祝日の連休は、歩行者天国の日がのびることがある
時間 歩行者天国は夏19:00〜24:00、冬18:00〜24:00。混むのは20〜22時ごろで、屋台は23時ごろから片付けはじめる
場所 ハンダオ通り(Hàng Đào)〜ドンスアン市場までの約650m
ベトナム語の名前 Chợ đêm Phố cổ Hà Nội(チョーデム・フォーコー・ハノイ)。Chợ đêm Đồng Xuân とも呼ばれる
最寄り ホアンキエム湖の北の端、ドンキンギアトゥック広場のすぐ北から始まる
入場料 無料(歩行者天国なのでそのまま入れる)
地図 Googleマップで開く(始まりのハンダオ通りの南の端)

毎週末の金・土・日に開催

開くのは毎週金・土・日の3晩だけで、月〜木は開きません。

ハンダオ通りはもともと衣料品店が並ぶ普通の商店街です。平日はバイクがひっきりなしに通る、ハノイらしい混沌とした道路にすぎません。

それが金曜の夕方に変わります。バリケードが立てられ、警備員がバイクを追い出し、道路の真ん中に露店がずらっと並ぶ。

旧市街の歩行者天国は、夏は19時、冬は18時から24時までと決められています。22時を過ぎると人が引きはじめ、23時ごろには屋台が片付けを始めます。

翌朝には、また普通の商店街に戻っています。

なお、中秋節(旧暦8月15日)がナイトマーケットの開催日(金・土・日)に当たる年は、普段の週末以上に混みます。

ベトナムの中秋節はいつ?月餅とハンマー通りの飾りもあわせて確認してください。

平日(月〜木曜日)に行ってしまった場合の2つの選択肢

平日(月〜木)は、ナイトマーケットは開いていません。代わりになるのは、昼ならドンスアン市場、夜ならターヒエン通りのビアホイの店です。

平日のハンダオ通りはバイクの通るふつうの商店街ですが、夜も人通りはあります。

平日(月〜木曜)夜のハノイ旧市街ハンダオ通り|観光客と商店が並ぶナイトマーケット通り
平日(月〜木曜)夜のハンダオ通り。歩行者天国ではないがそこそこ賑わっている。

「日程が合わなくて、平日しか滞在できない」──この場合、選択肢は2つあります。

1つ目:ドンスアン市場で代替する
ナイトマーケットの北の端にあるドンスアン市場は、平日も営業しています。衣類・雑貨・乾物・食品まで、ナイトマーケットと重なる商品も多く、昼の買い物に立ち寄る価値は充分あります。

  • 住所|Đồng Xuân, Hoàn Kiếm, Hà Nội(旧市街の北の端)
  • 地図|Googleマップで開く
  • 時間|毎日6:00〜18:00(夜は閉まっている)

2つ目:ターヒエン通りでナイトスポットだけ味わう
ナイトマーケット自体はなくても、ターヒエン通り(Tạ Hiện)のビアホイの店は平日の夜も開いています。プラスチック椅子に座ってビアホイを飲む、あのハノイ名物の風景は平日でも健在です。

  • 住所|Tạ Hiện, Hoàn Kiếm, Hà Nội(ハンダオ通りの南の端から歩いて5分ほど)
  • 地図|Googleマップで開く(Googleマップに出る時間は週末の歩行者天国の時間です。通りの店は平日の夜も開いています)

地元の若者と観光客が入り混じる空気は、ナイトマーケットがなくても充分楽しめます。

ハノイ旧市街ドンスアン市場の外観|ナイトマーケット北端のランドマーク
ハノイ旧市街ターヒエン通りの夜の様子|ビアホイ通りでにぎわう屋外席

ハノイのナイトマーケットは「4本の通りをまたぐ歩行者天国」

ハノイのナイトマーケット全体構造マップ|ホアンキエム湖からドンスアン市場までの4本の通り(Hàng Đào、Hàng Ngang、Hàng Đường、Đồng Xuân)と歩行者天国が4回途切れる地点を示したイラスト

縦断する4本の通り(南から北へ)

ホアンキエム湖の北端からドンスアン市場まで、ナイトマーケットは4本の通りを南から北へ縦断する一本道の歩行者天国です。

順 通り名 読み方
1 Hàng Đào ハンダオ通り(スタート:ホアンキエム湖北端から)
2 Hàng Ngang ハンガン通り
3 Hàng Đường ハンドゥオン通り
4 Đồng Xuân ドンスアン通り(ドンスアン市場へ到達)

歩行者天国は4回途切れる

歩行者天国は連続していません。4本の縦断通りの「間」と「途中」に東西方向の車道が横切っていて、合計4回、細い車道を渡る必要があります。

車道を横切る東西方向の通り(南から北へ)はこうなっています:

途切れ 横切る東西通り
① Hàng Bồ / Hàng Bạc(Hàng Đào と Hàng Ngang の間)
② Lãn Ông / Hàng Buồm(Hàng Ngang と Hàng Đường の間)
③ Hàng Cá / Ngõ Gạch(Hàng Đường の途中を横切る)
④ Hàng Mã / Hàng Chiếu(Hàng Đường と Đồng Xuân の間)

旧市街では、同じ1本の道でも交差点をはさんで名前が変わります。そのため上の表では「/」で2つ並べています。

たとえば①は、西から来ると Hàng Bồ、東から来ると Hàng Bạc に見えるというだけで、同じ1本の東西の道です。

なお④の Hàng Mã(ハンマー通り)は、季節ごとに売っているものが丸ごと入れ替わる通りです。9月は中秋節の提灯とお面、11月からはクリスマス、年明けにはテトの赤い飾りで埋まります。

4回車道を渡り切って、ようやくドンスアン市場の前に出る。

長さは、南の端からドンスアン市場の前までが約650m、市場の前を過ぎた北の入口(ハンザイ通り)までなら約750mです(Googleマップの道なり)。

途中で見るものがなければ、歩いて10分くらいです。買い物や食べ歩きをしながらだと、私たちの目安で40〜60分はかかります。

商品の分布:両端だけ覚えておけば充分

この歩行者天国は、どこも大体同じ商品が並んでいますが、南北の両端2本だけ特徴がはっきりしています。

  • Hàng Đào(南端のホアンキエム湖側)= 4本の中で、食べ物系の屋台がいちばん多い
  • Đồng Xuân(北端のドンスアン市場側)= 4本の中で、アクセサリー類がいちばん多い

Hàng Đào と Đồng Xuân の間はどこも大体同じ雰囲気です。Tシャツ・お土産向きの小物・雑貨・バッグ・スマホケースなど、「ナイトマーケットで買いたいもの」の大半がひととおり揃います。

北端(ドンスアン市場の周り)の様子

ハノイナイトマーケット北端ドンスアン市場前の屋台の様子|市場周辺に並ぶ夜店エリア

ドンスアン市場が見えてきたら、北の端はもうすぐです。歩行者天国は、市場の前を過ぎて左に曲がったハンザイ通り(Hàng Giấy)の北の入口まで続きます。

ドンスアン市場の建物は18時ごろに閉まりますが、市場の壁沿いにも夜店が出ています。

南端から入って気になったものは覚えておき、まず端まで歩き切る → ドンスアン市場前で折り返し → 帰り道で本命を買う。

足も痛くなり大変ですが、ハノイはマッサージも安いので、往復するつもりで行くのがいいかもしれません。

【重要】ナイトマーケットで「買わないほうがいいもの」

買わないほうがいいのは、海外ブランドのロゴが入った衣類・スニーカー・バッグ・時計などです。本物かどうか見分けられないので、お土産にして日本へ持ち帰るのはやめておきましょう。

ブランドロゴ入りの衣類・スニーカー・バッグは偽物と考える

ナイトマーケットでは、海外ブランドのロゴが入った衣類やスニーカー、バッグが大量に売られています。Stussy、The North Face、Supreme、Nike、Adidasなどです。

結論から言うと、露店の品は本物かどうか見分けられません。偽物と知らずに買った物でも、税関で偽物と認められれば、日本へは持ち込めません。

偽ブランド品のように知的財産を侵害する物は、日本の関税法で輸入してはいけない物です。日本に帰る時に出す税関の申告書でも、「日本への持込みが禁止されている主なもの」に入っています。

店から日本へ送ってもらうのも同じです。2022年10月からは、自分で使う物でも、海外の業者から郵送などで届く模倣品は輸入できなくなりました。

税関によると、侵害しているおそれのある物が見つかれば、数が少なくても確かめる手続きが始まります。「少しだけだから」は理由になりません。

・お土産として日本に持ち帰るのは避ける
・自分で使う物でも、スーツケースに入れて持ち込まない
・家族や友人への贈り物にしない

高額なブランドアクセサリー・時計も同様

腕時計、レザー風バッグ、サングラスなどでも同じことが言えます。見た目がよくできていても本物とは限らないので、持ち帰らないほうが安心です。

安い雑貨やローカル商品は問題なし

一方で、ベトナムらしい雑貨は問題なく持ち帰れます。国旗モチーフの小物・刺繍ポーチ・ラタン製品・ベトナムらしいデザインのTシャツ(ブランド模倣でないもの)などです。

ハノイのナイトマーケットでおすすめのお土産9選|ベトナム人が選ぶ定番アイテム

おすすめは、手工芸品やベトナムモチーフの雑貨など、次の9つです。選ぶポイントは「軽い・持ち運びやすい・使いやすい・ベトナムらしさがある」の4つです。

実際、ナイトマーケットにはいろいろな商品がありますが、すべてがお土産に向いているわけではありません。小さくてかさばらず、文化的な魅力がありながら日常でも使いやすいアイテムを選ぶのが鉄則です。

1. 手工芸品(刺繍ポーチ・ラタン製品)

ハノイナイトマーケットのラタン製トレーや雑貨|ベトナムらしい手工芸品
ハノイナイトマーケットの刺繍ポーチと小物財布|ベトナムの手作り土産

手刺繍のポーチや小さな財布、ラタン(籐)製品は、とても「ベトナムらしい」一方で日常でも使いやすいアイテム。デザイン付きの爪切りなど、実用的でちょっとしたプレゼントにぴったりの小物も見つかります。

  • 女性・子ども・年配の方におすすめ
  • 軽くてスーツケースに入れやすい

2. ベトナムモチーフのお土産雑貨

ハノイのお土産マグネット|ベトナムモチーフの冷蔵庫マグネット
ハノイのポストカードやキーホルダーのお土産|ベトナム雑貨のばらまき土産

冷蔵庫マグネット、キーホルダー、ポストカード(ハノイ、ノンラー〈ベトナムの笠〉、バイクなどのデザイン)など。安価で配りやすい”ばらまき土産”の王道です。

  • 年齢・性別を問わずおすすめ
  • 安価で配りやすく、持ち帰りやすい
  • 旅の思い出やベトナムの雰囲気を感じられる

3. ベトナム風デザインのTシャツ(※偽ブランドでないもの)

ハノイのベトナムTシャツ土産|国旗デザインやI love Vietnamの定番アイテム
ハノイのデザインTシャツ土産|風景イラストやHanoiロゴのオリジナルTシャツ

「Hanoi」「Vietnam」の文字や、ベトナムの風景・イラストがプリントされたTシャツ。

有名ブランドのロゴ入りコピー商品は前章のとおり避けるのが鉄則なので、ベトナムオリジナルデザインのものを選んでください。

  • 若い世代におすすめ(男女兼用)
  • Tシャツ以外にも、女性向けの軽くて着心地の良い服もあり、部屋着やパジャマとして使えるものも人気

4. 個包装された食品系お土産

ハノイの個包装お土産菓子とコーヒー|ベトナムの定番食品土産
ハノイのドライフルーツやナッツのお土産|持ち帰りやすいベトナム食品

ココナッツキャンディー、コーヒー、緑豆菓子、ミニサイズのピアケーキ(Bánh Pía / バインピア)、各種お茶など。

  • 年配の方や職場へのお土産に最適
  • 分けやすく、会社や家族への “ばらまき用” にも便利
  • 密封包装されたものを選ぶのがポイント(現地の気候で溶けやすいものは避ける)

5. アクセサリー(ブレスレット・ピアス・ハンドメイド)

ハノイのピアス土産|ナイトマーケットで並ぶ手頃なアクセサリー
ハノイのハンドメイドアクセサリー土産|ブレスレットやネックレスが並ぶ屋台

ボヘミアン風(ビーズや天然石のエスニック系)やハンドメイドのアクセサリーは特に人気。

  • 女性・若い世代におすすめ
  • 軽くて持ち帰りやすく、贈りやすい
  • デザインが豊富でおしゃれ

6. ナチュラルソープ(グレープフルーツ・ミントなど)

ハノイの手作り石けん土産|グレープフルーツやミントのナチュラルソープ
ハノイのナチュラルソープ土産|ベトナムの手作り石けんとスキンケア商品

グレープフルーツやミントの香りの手作り石けん。自然な香りとやさしい使い心地が特徴。

  • 女性向けのやさしいギフトにおすすめ
  • コンパクトで持ち運びやすい
  • 天然素材で、リラックス・ヘルスケアのイメージで喜ばれやすい

7. 竹製のカップ

ハノイの竹製カップ土産|ナイトマーケットで並ぶ軽くて持ち帰りやすいマグ
ハノイの竹製マグカップ土産|ベトナム風イラストが描かれたデザインカップ

ハノイや旧市街のイラスト、ベトナムらしい模様が描かれたマグカップ。

  • 人を選ばない
  • 丁寧に梱包すれば持ち帰り可能
  • 実用性がありつつ、旅の思い出にもなる

8. ポップアップカード(Pop-up card)

ハノイのポップアップカード屋台|ナイトマーケットに並ぶ立体グリーティングカード
ハノイの3Dポップアップカード土産|寺院や街並みを再現した立体カード

開くと立体的な街並みや建物が飛び出すグリーティングカード。ハノイの一柱寺や旧市街の街並み、アオザイ姿の女性、水上人形劇など、ベトナムらしいモチーフを繊細な紙細工で表現した一品。

軽くて嵩張らないお土産の代表格。

  • ちょっとしたインテリアとしても飾れる
  • とにかく軽く、スーツケースに挟むだけでOK
  • 値段も手頃なのに、しっかりベトナム感が出る
  • 誕生日・クリスマス・結婚祝い等のメッセージカードとして

9. 革製品(こだわり派向け)

ハノイのレザーバッグ土産|リュックやショルダーバッグが並ぶ革製品店
ハノイのレザー財布と小物土産|クロコ風デザインなどの革製品

ハンガイ通りやハンダオ通り周辺では、デザイン性が高く耐久性のある革製品(ベルト、バッグなど)も販売されています。

  • 自分へのご褒美や、大人の男性へのお土産におすすめ
  • 品質がよく、長く使える
  • ナイトマーケットの中では高価格帯

ナイトマーケットでの買い物のコツ|値切り・相場・表記

「50k」「100k」表記を読めるようになる

ナイトマーケットで必ず遭遇するのが、値段表の「50k」「100k」という表記。これは k = 1,000 の意味です。

・50k = 50,000 VND(約300円)
・100k = 100,000 VND(約600円)
・500k = 500,000 VND(約3,000円)

ベトナム人の店員も、電卓で金額を出すときに「50」と入力して「k」と言うことが多いので、慣れておくと交渉のテンポが一気に上がります。

この記事の円の目安は、1万ドン=約60円で計算しています。紙幣の種類や両替のコツなど、ベトナムドンの基本はベトナムの通貨「ドン(VND)」完全ガイドにまとめています。

値切り交渉と相場の目安|ナイトマーケットの値切りルール

値切りは「戦い」ではなく「お祭り」です。詳しくはベトナムの値切りガイドでまとめていますが、ナイトマーケットで覚えておくべきことは4つ。

  1. 提示価格の60〜70%から始める(私たちの目安では、70%で始めて80%くらいで決まることが多い)
  2. 「高いね」と言って立ち去る仕草をすると呼び戻されることが多い
  3. まとめ買いは有利(「2個買うから20%引いて」は通りやすい)
  4. 電卓を店員と交互に叩くのがスムーズ(英語・日本語が通じなくても交渉は成立する)

笑顔でやるのがポイント。怒った顔で値切ると店員もムスッとします。

ちなみにベトナム人同士でナイトマーケットへ行った時には、250kの商品を100k交渉からはじめて最終的に120kで購入できた。

ノーディスカウントの店もある

ハノイナイトマーケットのノーディスカウント表示|値引き不可の固定価格店

すべての店が値切り前提というわけではなく、固定価格で売っている「ノーディスカウント」の店もあります。

ハノイのナイトマーケットの食べ歩き|”ディナーの後” が正解

ナイトマーケットの食事屋台は、ディナー向きではなく軽食向きです。食べ物屋台の数は衣料品や雑貨の店舗数に比べるとかなり少なく、しかも提供されているのは片手で食べられる軽食中心。

座ってガッツリ食事する感じではありません。

なので、おすすめの流れは「どこか別の店で夜ごはんを食べてから、腹八分でナイトマーケットへ向かう」。

ディナー候補として動線的にも相性がいいのが、以下の3つです。

・ブンチャー|Grabで降りるNguyễn Hữu Huân通りに、夜まで開いている店が3軒ある
・フォー|旧市街にも夜遅くまで開いている店がある
・チャーカー|旧市街内に専門店あり

ナイトマーケットの屋台で見かける軽食

ハノイナイトマーケットの串焼き屋台|ソーセージや揚げ物が並ぶストリートフード
ハノイナイトマーケットでチーズ入り軽食を食べ歩き|ドンスアン市場前の屋台グルメ

食べ歩きをするなら、4本の中で食べ物の屋台がいちばん多い、南の入口側のハンダオ通りです。大きな屋台が連なり、通りを歩くだけで焼き物の香りが漂ってきます。

ソーセージ、各種串焼き、焼き肉──どれもその場で焼かれていて、熱々で香りがよく、見ているだけで食欲をそそられます。

実際に並んでいるのは、この辺のメニューです。

  • ベトナム風焼き鳥・串焼き(Thịt nướng / Xiên nướng):甘辛いタレが染みていて、日本の焼き鳥よりジューシー。
  • 揚げ春巻き(Nem rán):外はカリッ、中はほくほく。
  • 揚げパン(Bánh rán):甘いあん入りと、塩味のおかず入りがある。
  • コイン型チーズパン(Bánh đồng xu):チーズの入った丸い生地を焼いたもので、食べるとチーズが長く伸びる。サンダルのような細長い形(dép tông型)もあり、味はどちらも同じ。
  • ミックスフルーツ&ヨーグルト(Hoa quả dầm):カットフルーツにヨーグルトとコンデンスミルクを混ぜた南国スイーツ。
  • サトウキビジュース(Nước mía):その場で搾ってくれる自然な甘さのドリンク。
  • ベトナムソーセージ(Xúc xích)の串焼き:小腹を満たすのにちょうどいい。
  • フライドポテト・串タイプのスナック:片手で食べられるので歩きながら楽しめる。

ハノイナイトマーケットのチーズ入りパン|サンダル型

屋台で食べる際の注意点

屋台料理はとても魅力的ですが、安心して楽しむために、いくつかポイントを押さえておきましょう。

  • できたての熱い料理を選ぶ ── 目の前で焼いたり揚げたりしているものを。温かい料理は美味しいだけでなく、衛生面でも安心。
  • 屋台の清潔さを軽くチェック ── 店員が手袋をしているか、調理スペースが清潔か、食材がきちんと管理されているか。
  • 氷と水に注意 ── 飲み物はペットボトル等の密封されたものを選ぶのが安全。屋台の氷は水の品質が分からない場合、避けるのが無難。
  • 食べ過ぎに注意 ── 揚げ物や焼き物を一度に大量に食べると胃に負担がかかる。少しずついろいろ試すのがおすすめ。
  • ウェットティッシュや消毒ジェルを持参 ── 食べ歩きでは手が汚れやすいので持っていると安心。
  • 小額紙幣を用意 ── 屋台では大きな紙幣を嫌がられることがあり、カードはほとんど使えない。

これだけ押さえておけば、ナイトマーケットの食べ歩きを思いきり楽しめます。

ターヒエン通り(ビアホイ通り)との組み合わせ──週末の黄金ルート

ナイトマーケットを歩き終えた後の定番ルートがターヒエン通りです。通称は「ビアストリート(ビアホイ通り)」です。

ターヒエン通り(Tạ Hiện)は、ナイトマーケットの通りの東側にあります。始まりの所(ハンダオ通りの南の端)からなら、歩いて5分ほどです。

  • 住所|Tạ Hiện, Hoàn Kiếm, Hà Nội
  • 地図|Googleマップで開く(Googleマップに出る時間は歩行者天国の時間です。通りの店には、もっと遅くまで開いている所もあります)

プラスチック椅子が歩道にずらっと並び、生ビール(ビアホイ)を飲みながら夜風に当たる。ハノイの夜といえばこの風景、と言ってもいいくらいの名物スポットです。

ターヒエン通りの店や値段、夜の過ごし方は、ハノイの夜遊びの記事にまとめています。

週末の黄金ルートはこうです:

  1. ディナー(ブンチャー、フォー、チャーカーなど)で軽めに食事
  2. ナイトマーケットを南のハンダオ通りから北のドンスアン市場まで歩き、折り返し
  3. ターヒエン通りに抜けて、プラ椅子に座ってビアホイで一杯
  4. 帰りはターヒエンから東へ3分ほど歩いて、Nguyễn Hữu Huân通りでGrabを呼ぶ

VIETVOICEの現地案内

ナイトマーケットだけでなく、ターヒエンや旧市街の路地、ローカルなお店まで。初めてのハノイの夜も、現地スタッフと一緒に歩けます。

ハノイ現地案内について見る →

ハノイのナイトマーケットへの行き方・アクセス

入口は、ホアンキエム湖の北の端から延びるハンダオ通りの南の端です。歩行者天国の中には車もバイクも入れないので、Grabやタクシーは外の通りで降ります。

  • 入口|ハンダオ通りの南の端(ドンキンギアトゥック広場のすぐ北)
  • 地図|Googleマップで開く

最寄りの目印はホアンキエム湖の北端

目印は、ホアンキエム湖の北の端にあるドンキンギアトゥック広場(Quảng trường Đông Kinh Nghĩa Thục)です。

この広場のすぐ北からハンダオ通りが始まり、そこがナイトマーケットの入口です。

歩行者天国は旧市街の真ん中を南北に通っているので、旧市街のホテルからなら歩いて行けます。

Grabで行く時は、歩行者天国の中までは入れません。行き先をNguyễn Hữu Huân通りの20番地あたりにすると、入口まで歩いて8分ほどの所で降りられます。

Grabの呼び方と料金の目安は、ハノイのGrabの記事にまとめています。

ハノイのナイトマーケットの注意点|現金・トイレ・スリ対策

1. 基本的に「キャッシュオンリー」

・露店と屋台の支払いは現金が基本です。カードで払える店は少ないと考えておきましょう
・お釣りがなかったり、大きなお札(500,000VND札など)を嫌がられたりすることも多いです
・10,000〜100,000VND札を多めに用意しておくのがコツです

2. トイレ問題──事前に済ませておく

ナイトマーケット内に公衆トイレはほぼありません。長時間歩くので、出発前にトイレを済ませるのが鉄則です。

3. スリ対策はしっかり

外務省は、ホアンキエム湖の周り・旧市街・ドンスアン市場を、スリやひったくりなどの盗難が多い所に挙げています。ナイトマーケットは、ちょうどその中を通ります。

在ベトナム日本国大使館の注意喚起にも、ナイトマーケットで背中のリュックを開けられ、貴重品を盗まれた例が載っています。次の対策をしておきましょう。

・リュックは前に抱える(後ろに背負ったままだと狙われやすい)
・貴重品はチャック付きバッグの内側に(外ポケットはNG)
・スマホは首から下げるストラップを使うと安心
・現金は分散して持つ(全額を1つの財布に入れない)

旧市街全体の治安についてはハノイの治安ガイドでデータと体験談をまとめています。

人混みで立ち往生しないコツは、「通りのど真ん中ではなく、端を歩く」こと。真ん中は露店の客で渋滞しますが、端はわりと流れています。

ハノイのナイトマーケットに関するFAQ

Q1. ハノイのナイトマーケットは何時から何時まで?

金・土・日曜日の夜です。歩行者天国は夏は19:00、冬は18:00から24:00までで、屋台は23時ごろから片付けはじめます。

夏と冬のどちらの時期でも、19時すぎに着けば歩行者天国は始まっています。混むのは20:00〜22:00ごろです。

始まってすぐはまだ設営中の店が多いので、少し遅れて着くと店がそろっています。

Q2. 平日でもナイトマーケットはやってる?

やっていません。ハノイ旧市街のナイトマーケットは金・土・日の週末限定です。

平日の代わりには、昼のドンスアン市場や、平日の夜も開いているターヒエン通りのビアホイがあります。

Q3. ナイトマーケットは雨の日はどうなる?

屋根のない露店が多いので、強い雨のときは店が半分くらい減ります。小雨程度なら通常営業。

ハノイは5〜9月が雨季なので、この時期はスコール対策にカッパか折りたたみ傘を持っていくと安心です。

Q4. ナイトマーケットに服装の決まりはある?

特にありません。動きやすい服装で、歩きやすい靴があれば十分です。

長く歩くので、歩き慣れたスニーカーがおすすめです。ハノイの季節ごとの服装もご参考に。

Q5. 子連れでも楽しめる?

楽しめますが、人混みでベビーカーは相当厳しい(ほぼ押して歩けません)。抱っこ紐推奨です。

屋台グルメは子どもが好きなメニュー(フルーツ、焼き鳥、チェー)が多いので、家族連れには意外と向いています。

Q6. クレジットカードは使える?

使えない店がほとんどなので、現金で払う前提で行きましょう。大きなお札を嫌がられることもあるので、10,000〜100,000VND札を多めに用意しておくと安心です。

Q7. ドンスアン市場の「ナイトマーケット」とは違うの?

実は同じイベントの一部です。ハンダオ通りから始まるナイトマーケットの終点がドンスアン市場エリアになっています。

Q8. 値段交渉は必須?

必須ではありません。雑貨や衣類の店の多くは値切れますが、「ノーディスカウント」の札がある店は値引きしません。

私たちの目安は2〜3割引です。屋台の食べ物や飲み物は値段が決まっていることが多く、値切らなくて大丈夫です。

Q9. トイレはどこにある?

ナイトマーケット内に公衆トイレはほぼありません。道沿いのカフェで何か頼んで借りるか、事前にディナーを取ったお店で済ませておきましょう。

Q10. 「50k」って何?

「k = 1,000」の意味で、50k = 50,000 VND(約300円)です。ベトナムの値札や電卓表示で頻繁に使われるので、覚えておくと交渉がスムーズになります。

詳しくはベトナムの通貨「ドン(VND)」完全ガイドで解説しています。

Q11. Grabはナイトマーケットまで直接行ける?

ナイトマーケットが開いている間は歩行者天国なので、中までは入れません。行き先をNguyễn Hữu Huân通りの20番地あたりにすると、入口まで歩いて8分ほどの所で降りられます。

帰りも、ターヒエン通りから東へ3分ほど歩いてNguyễn Hữu Huân通りに出てから呼ぶと、迎えに来てもらいやすいです。

Q12. ブランド品(Stussy、The North Faceなど)は買ってもいい?

買わないほうがいいです。露店の品は本物かどうか見分けられません。

日本に帰る時に出す税関の申告書でも、偽ブランド品は「日本への持込みが禁止されている主なもの」に入っています。

店から日本へ送ってもらうのも、2022年10月からは、自分で使う物でも輸入できません。持ち帰りや贈り物は避けましょう。

Q13. ドンスアン市場は何時まで?中はどうなっている?

ドンスアン市場の建物は昼の市場で、夕方18時ごろに閉まります。平日も開いているので、平日に旧市街で買い物をするならこちらです。

中は問屋の売り場が中心で、乾物・お菓子・布・服・おもちゃ・土産物などが並びます。売り場の様子はハノイ旧市街の記事で紹介しています。

まとめ|ハノイのナイトマーケットは「観光」ではなく「週末の街の顔」

ハノイのナイトマーケットは、毎週金・土・日の夜、ハンダオ通りからドンスアン市場までの約650mで開きます。歩行者天国は夏19時・冬18時から24時までで、平日は開きません。

他の都市のナイトマーケットと比べて、ハノイのそれは規模が特別大きいわけでも、商品がユニークなわけでもありません。写真映えなら、ダナンやホイアンのナイトマーケットのほうが上かもしれません。

ダナンとホイアンのナイトマーケットは、それぞれの記事にまとめています。

でもハノイのナイトマーケットには、「金曜の夕方に街がバイクから歩行者へと切り替わる瞬間」という独特の体験があります。

普段の旧市街は騒音と渋滞の代名詞なのに、週末の夜だけは歩行者の街になる。このコントラストは、他の都市ではなかなか味わえないものです。

観光名所として効率的に回るより、ディナーの後にふらっと入るのがおすすめです。気になった屋台で軽食をつまみ、ターヒエン通りで一杯飲んで、東側の通りでGrabを呼んで帰る。

この場所は、そんなふうに過ごすのがいちばん楽しいと思います。週末にハノイにいるなら、一晩は空けておいて損はありません。

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ライター

日本での生活経験あり。リンランを生活圏に、文化背景の翻訳と取材サポートを担当。

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