ハノイのナイトマーケット【2026】場所や時間おすすめのお土産や食べ物

旅・ガイド

ハノイのナイトマーケットは、毎日やっているわけではありません。

金・土・日の夜、18時半を過ぎるとホアンキエム湖北側からドンスアン市場を結ぶハンダオ通り(Hàng Đào)にバリケードが立ち、バイクが追い出されはじめます。そして、19時には歩行者天国になって、数百軒の屋台が一気に立ち並ぶ。同じ通りなのに、平日とは完全に別物の街が現れます。

この記事では、ハノイのナイトマーケットの歩き方を詳しく解説していきます。

ハノイ旧市街ハンダオ通りの昼の様子|バイクと商店が並ぶ街並み

目次

ハノイ旧市街のナイトマーケットの場所と時間

開催日・時間・場所の基本情報

まずは迷わないための基本情報から。

項目 内容
開催日 毎週 金・土・日曜日(祝日も開催されることが多い)
時間 18:30頃から開店、ピークは20〜22時、23時頃に閉店
場所 ハンダオ通り(Hàng Đào)〜ドンスアン市場までの約700m
正式名称 Chợ đêm Phố cổ Hà Nội(チョーデム・フォーコー・ハノイ)
最寄り ホアンキエム湖の北端、噴水広場のすぐ北から始まる
入場料 無料(歩行者天国なのでそのまま入れる)

毎週末の金・土・日に開催

ハンダオ通りはもともと衣料品店が並ぶ普通の商店街です。平日はバイクがひっきりなしに通る、ハノイらしい混沌とした道路にすぎません。

それが金曜の夕方、18時半を境にして変わります。バリケードが立てられ、警備員がバイクを追い出し、通り全体が歩行者専用になり、道路の真ん中に露店がずらっと並ぶ。22時を過ぎると人が引いて、23時には屋台が撤収を始める。翌朝には、また普通の商店街に戻っています。

平日(月〜木曜日)に行ってしまった場合の2つの選択肢

「日程が合わなくて、平日しか滞在できない」──この場合、選択肢は2つあります。

1つ目:ドンスアン市場で代替する ハンダオ通りを北に抜けた突き当たりにあるドンスアン市場は、平日も営業しています。衣類・雑貨・乾物・食品まで、ナイトマーケットで売られているものと重なる商品も多く、日中の買い物目的で立ち寄る価値は充分あります。

2つ目:ターヒエン通りでナイトスポットだけ味わう ナイトマーケット自体はなくても、ターヒエン通り(Tạ Hiện)は毎晩営業しています。プラスチック椅子に座ってビアホイを飲む、あのハノイ名物の風景は平日でも健在。地元の若者と観光客が入り混じる空気は、ナイトマーケットがなくても充分楽しめます。

ハノイ旧市街ドンスアン市場の外観|ナイトマーケット北端のランドマーク
ハノイ旧市街ターヒエン通りの夜の様子|ビアホイ通りでにぎわう屋外席

ハノイのナイトマーケットは「4本の通りをまたぐ歩行者天国」

ハノイのナイトマーケット全体構造マップ|ホアンキエム湖からドンスアン市場までの4本の通り(Hàng Đào、Hàng Ngang、Hàng Đường、Đồng Xuân)と歩行者天国が4回途切れる地点を示したイラスト

縦断する4本の通り(南から北へ)

ホアンキエム湖の北端からドンスアン市場まで、ナイトマーケットは4本の通りを南から北へ縦断する一本道の歩行者天国です。

通り名 読み方
1 Hàng Đào ハンダオ通り(スタート:ホアンキエム湖北端から)
2 Hàng Ngang ハンガン通り
3 Hàng Đường ハンドゥオン通り
4 Đồng Xuân ドンスアン通り(ドンスアン市場へ到達)

歩行者天国は4回途切れる

歩行者天国は連続していません。 4本の縦断通りの「間」と「途中」に東西方向の車道が横切っていて、合計4回、細い車道を渡る必要があります。

車道を横切る東西方向の通り(南から北へ)はこうなっています:

途切れ 横切る東西通り
Hàng Bồ / Hàng Bạc(Hàng Đào と Hàng Ngang の間)
Lãn Ông / Hàng Buồm(Hàng Ngang と Hàng Đường の間)
Hàng Cá / Ngõ Gạch(Hàng Đường の途中を横切る)
Hàng Mã / Hàng Chiếu(Hàng Đường と Đồng Xuân の間)

旧市街の通りは東側と西側で名前が変わるのがベトナムの伝統的な命名ルール。だから上の表でも「/」で2つ並んでいる箇所があります。たとえば①の交差点は、西から来ると Hàng Bồ、東から来ると Hàng Bạc に見える、というだけで同じ一本の東西軸です。

4回車道を渡り切って、ようやくドンスアン市場の前に出る。これがナイトマーケットの端から端までです。全長は約700m、途中で見るものがなければ徒歩10分くらいですが、買い物や食べ歩きをしながらだと少なくとも40〜60分はかかります。

商品の分布:両端だけ覚えておけば充分

この全長700mの歩行者天国。どこも大体同じ商品が並んでいますが、南北の両端2本だけ特徴がはっきりしています。

  • Hàng Đào(南端のホアンキエム湖側)= 食べ物系の屋台がいちばん多い
  • Đồng Xuân(北端のドンスアン市場側)= アクセサリー類がいちばん多い

Hàng Đào と Đồng Xuân の間に挟まれるエリアはどこも大体同じ雰囲気で、Tシャツ、お土産向きの小物、雑貨、バッグ、スマホケースなど、「ナイトマーケットで買いたいもの」の大半がひととおり揃います。

北端(ドンスアン市場前)の様子

ハノイナイトマーケット北端ドンスアン市場前の屋台の様子|市場周辺に並ぶ夜店エリア

ドンスアン市場が見えてきたら終点です。ドンスアン市場の建物自体は18時頃に閉まりますが、市場の壁沿いにも夜店が展開されています。

南端から入って気になったものは覚えておき、まず端まで歩き切る → ドンスアン市場前で折り返し → 帰り道で本命を買う。足も痛くなり大変ですが、ハノイはマッサージも安いので、往復するつもりで行くのがいいかもしれません。

【重要】ナイトマーケットで「買わないほうがいいもの」

他のブログ記事があまり書かないけれど、在住者として必ず注意喚起したい論点です。

ブランドロゴ入りの衣類・スニーカー・バッグはすべて偽物

ナイトマーケットを歩いていると、Stussy、The North Face、Supreme、Nike、Adidasなど、海外ブランドのロゴが入った衣類やスニーカー、バッグが大量に売られているのを目にします。

結論から言うと、これらはすべて正規品ではありません。

日本の関税法では、2022年10月の改正により、個人使用目的であっても商標権を侵害する物品(いわゆる偽ブランド品)の輸入は税関で没収対象となっています。空港の税関で見つかれば、「お土産だから」「自分で着るだけだから」という理由は通用しません。

クオリティだけで言えば「着てる分には十分」という水準のものもあり、現地で着用する旅行の思い出としてなら問題ありません

注意点:

  • お土産として日本に持ち帰るのは避ける
  • スーツケースに入れて空港を通すのはリスクがある
  • 家族や友人への贈り物にしない

高額なブランドアクセサリー・時計も同様

腕時計、レザー風バッグ、サングラスなどでも同じことが言えます。見た目がよくできているものほど危険で、税関リスクも高まります。

安い雑貨やローカル商品は問題なし

一方で、ベトナム国旗モチーフの小物、刺繍ポーチ、ラタン製品、ベトナムらしいデザインのTシャツ(ブランド模倣でないもの)などは、純粋なベトナム土産として問題なく持ち帰れます。

ハノイのナイトマーケットでおすすめのお土産8選|ベトナム人が選ぶ定番アイテム

では、ナイトマーケットでは何を選べばいいのか。ポイントは 「軽い・持ち運びやすい・使いやすい・ベトナムらしさがある」 の4つ。

実際、ナイトマーケットにはいろいろな商品がありますが、すべてがお土産に向いているわけではありません。小さくてかさばらず、文化的な魅力がありながら日常でも使いやすいアイテムを選ぶのが鉄則です。

1. 手工芸品(刺繍ポーチ・ラタン製品)

ハノイナイトマーケットのラタン製トレーや雑貨|ベトナムらしい手工芸品
ハノイナイトマーケットの刺繍ポーチと小物財布|ベトナムの手作り土産

手刺繍のポーチや小さな財布、ラタン(籐)製品は、とても「ベトナムらしい」一方で日常でも使いやすいアイテム。デザイン付きの爪切りなど、実用的でちょっとしたプレゼントにぴったりの小物も見つかります。

  • 女性・子ども・年配の方におすすめ
  • 軽くてスーツケースに入れやすい
  • 価格目安:50,000〜150,000 VND(約300〜900円)

2. ベトナムモチーフのお土産雑貨

ハノイのお土産マグネット|ベトナムモチーフの冷蔵庫マグネット
ハノイのポストカードやキーホルダーのお土産|ベトナム雑貨のばらまき土産

冷蔵庫マグネット、キーホルダー、ポストカード(ハノイ、ノンラー〈ベトナムの笠〉、バイクなどのデザイン)など。安価で配りやすい”ばらまき土産”の王道です。

  • 年齢・性別を問わずおすすめ
  • 安価で配りやすく、持ち帰りやすい
  • 旅の思い出やベトナムの雰囲気を感じられる

3. ベトナム風デザインのTシャツ(※偽ブランドでないもの)

ハノイのベトナムTシャツ土産|国旗デザインやI love Vietnamの定番アイテム
ハノイのデザインTシャツ土産|風景イラストやHanoiロゴのオリジナルTシャツ

「Hanoi」「Vietnam」の文字や、ベトナムの風景・イラストがプリントされたTシャツ。有名ブランドのロゴ入りコピー商品は前章のとおり避けるのが鉄則なので、ベトナムオリジナルデザインのものを選んでください。

  • 若い世代におすすめ(男女兼用)
  • Tシャツ以外にも、女性向けの軽くて着心地の良い服もあり、部屋着やパジャマとして使えるものも人気

4. 個包装された食品系お土産

ハノイの個包装お土産菓子とコーヒー|ベトナムの定番食品土産
ハノイのドライフルーツやナッツのお土産|持ち帰りやすいベトナム食品

ココナッツキャンディー、コーヒー、緑豆菓子、ミニサイズのピアケーキ(Bánh Pía / バインピア)、各種お茶など。

  • 年配の方や職場へのお土産に最適
  • 分けやすく、会社や家族への “ばらまき用” にも便利
  • 密封包装されたものを選ぶのがポイント(現地の気候で溶けやすいものは避ける)

5. アクセサリー(ブレスレット・ピアス・ハンドメイド)

ハノイのピアス土産|ナイトマーケットで並ぶ手頃なアクセサリー
ハノイのハンドメイドアクセサリー土産|ブレスレットやネックレスが並ぶ屋台

ボヘミアン風(ビーズや天然石のエスニック系)やハンドメイドのアクセサリーは特に人気。ベトナムではブレスレットやストラップは「幸運」「つながり」「思い出」を象徴するものとして好まれています。意味を込めて贈れるので、お土産としても魅力があります。

  • 女性・若い世代におすすめ
  • 軽くて持ち帰りやすく、贈りやすい
  • デザインが豊富でおしゃれ

6. ナチュラルソープ(グレープフルーツ・ミントなど)

ハノイの手作り石けん土産|グレープフルーツやミントのナチュラルソープ
ハノイのナチュラルソープ土産|ベトナムの手作り石けんとスキンケア商品

グレープフルーツやミントの香りの手作り石けん。自然な香りとやさしい使い心地が特徴。

  • 女性向けのやさしいギフトにおすすめ
  • コンパクトで持ち運びやすい
  • 天然素材で、リラックス・ヘルスケアのイメージで喜ばれやすい

7. 竹製のカップ

ハノイの竹製カップ土産|ナイトマーケットで並ぶ軽くて持ち帰りやすいマグ
ハノイの竹製マグカップ土産|ベトナム風イラストが描かれたデザインカップ

ハノイや旧市街のイラスト、ベトナムらしい模様が描かれたマグカップ。

  • 人を選ばない
  • 丁寧に梱包すれば持ち帰り可能
  • 実用性がありつつ、旅の思い出にもなる

8. ポップアップカード(Pop-up card)

ハノイのポップアップカード屋台|ナイトマーケットに並ぶ立体グリーティングカード
ハノイの3Dポップアップカード土産|寺院や街並みを再現した立体カード

開くと立体的な街並みや建物が飛び出すグリーティングカード。ハノイの一柱寺や 旧市街の街並み、アオザイ姿の女性、水上人形劇など、ベトナムらしいモチーフを 繊細な紙細工で表現した一品。軽くて嵩張らないお土産の代表格

  • ちょっとしたインテリアとしても飾れる
  • とにかく軽く、スーツケースに挟むだけでOK
  • 値段も手頃なのに、しっかりベトナム感が出る
  • 誕生日・クリスマス・結婚祝い等のメッセージカードとして

9. 革製品(こだわり派向け)

ハノイのレザーバッグ土産|リュックやショルダーバッグが並ぶ革製品店
ハノイのレザー財布と小物土産|クロコ風デザインなどの革製品

ハンガイ通りやハンダオ通り周辺では、デザイン性が高く耐久性のある革製品(ベルト、バッグなど)も販売されています。

  • 自分へのご褒美や、大人の男性へのお土産におすすめ
  • 品質がよく、長く使える
  • ナイトマーケットの中では高価格帯

ナイトマーケットでの買い物のコツ|値切り・相場・表記

「50k」「100k」表記を読めるようになる

ナイトマーケットで必ず遭遇するのが、値段表の「50k」「100k」という表記。これは k = 1,000 の意味です。

  • 50k = 50,000 VND(約300円)
  • 100k = 100,000 VND(約600円)
  • 500k = 500,000 VND(約3,000円)

ベトナム人の店員も、電卓で金額を出すときに「50」と入力して「k」と言うことが多いので、慣れておくと交渉のテンポが一気に上がります。

為替レートは2026年4月時点で1円 ≒ 165 VND。紙幣の種類や両替のコツなど、ベトナムドンの基本はベトナムの通貨「ドン(VND)」完全ガイドにまとめています。

値切り交渉と相場の目安|ナイトマーケットの値切りルール

値切りは「戦い」ではなく「お祭り」です。詳しくはベトナムの買い物完全ガイドでまとめていますが、ナイトマーケットで覚えておくべきことは4つ。

  1. 提示価格の60〜70%から始める(70%で交渉開始→80%で着地、というのが相場の平均的なライン)
  2. 「高いね」と言って立ち去る仕草をすると呼び戻されることが多い
  3. まとめ買いは有利(「2個買うから20%引いて」は通りやすい)
  4. 電卓を店員と交互に叩くのがスムーズ(英語・日本語が通じなくても交渉は成立する)

笑顔でやるのがポイント。怒った顔で値切ると店員もムスッとします。ちなみにベトナム人同士でナイトマーケットへ行った時には、250kの商品を100k交渉からはじめて最終的に120kで購入できた。

ノーディスカウントの店もある

ハノイナイトマーケットのノーディスカウント表示|値引き不可の固定価格店

すべての店が値切り前提というわけではなく、固定価格で売っている「ノーディスカウント」の店もあります。

ハノイのナイトマーケットの食べ歩き|”ディナーの後” が正解

ナイトマーケットの食事屋台は、ディナー向きではなく軽食向きです。食べ物屋台の数は衣料品や雑貨の店舗数に比べるとかなり少なく、しかも提供されているのは片手で食べられる軽食中心。座ってガッツリ食事する感じではありません。

なので、おすすめの流れは 「どこか別の店で夜ごはんを食べてから、腹八分でナイトマーケットへ向かう」

ディナー候補として動線的にも相性がいいのが、以下の3つです。

  1. ブンチャー(旧市街の南側に名店多数、17時半〜19時頃までが営業時間)
  2. フォー(旧市街内に24時間系も含めて何軒もある)
  3. チャーカー(旧市街内に専門店あり)

ナイトマーケットの屋台で見かける軽食

ハノイナイトマーケットの串焼き屋台|ソーセージや揚げ物が並ぶストリートフード
ハノイナイトマーケットでチーズ入り軽食を食べ歩き|ドンスアン市場前の屋台グルメ

特に南端の Hàng Đào 通り周辺は大きな屋台が連なり、通りを歩くだけで焼き物の香りが漂ってくるエリア。ソーセージ、各種串焼き、焼き肉──どれもその場で焼かれていて、熱々で香りがよく、見ているだけで食欲をそそられます。

実際に並んでいるのは、この辺のメニューです。

  • ベトナム風焼き鳥・串焼き(Thịt nướng / Xiên nướng):甘辛いタレが染みていて、日本の焼き鳥よりジューシー。
  • 揚げ春巻き(Nem rán):外はカリッ、中はほくほく。
  • 揚げパン(Bánh rán):甘いあん入りと、塩味のおかず入りがある。
  • コイン型チーズパン(Bánh mì phô mai):小麦粉の生地の中にチーズが入った丸いパン。食べるとチーズが長く伸びて、見た目にも楽しい一品。サンダルのような細長い形(dép tông型)のバリエーションもあり、味はどちらも同じで、とても印象に残る食べ物。
  • ミックスフルーツ&ヨーグルト(Hoa quả dầm):カットフルーツにヨーグルトとコンデンスミルクを混ぜた南国スイーツ。
  • サトウキビジュース(Nước mía):その場で搾ってくれる自然な甘さのドリンク。
  • ベトナムソーセージ(Xúc xích)の串焼き:小腹を満たすのにちょうどいい。
  • フライドポテト・串タイプのスナック:片手で食べられるので歩きながら楽しめる。

ハノイナイトマーケットのチーズ入りパン|サンダル型

屋台で食べる際の注意点

屋台料理はとても魅力的ですが、安心して楽しむために、いくつかポイントを押さえておきましょう。

  • できたての熱い料理を選ぶ ── 目の前で焼いたり揚げたりしているものを。温かい料理は美味しいだけでなく、衛生面でも安心。
  • 屋台の清潔さを軽くチェック ── 店員が手袋をしているか、調理スペースが清潔か、食材がきちんと管理されているか。
  • 氷と水に注意 ── 飲み物はペットボトル等の密封されたものを選ぶのが安全。屋台の氷は水の品質が分からない場合、避けるのが無難。
  • 食べ過ぎに注意 ── 揚げ物や焼き物を一度に大量に食べると胃に負担がかかる。少しずついろいろ試すのがおすすめ。
  • ウェットティッシュや消毒ジェルを持参 ── 食べ歩きでは手が汚れやすいので持っていると安心。
  • 小額紙幣を用意 ── 屋台では大きな紙幣やキャッシュレスが使えない場合が多い。

これだけ押さえておけば、ナイトマーケットの食べ歩きを思いきり楽しめます。

ターヒエン通り(ビアホイ通り)との組み合わせ──週末の黄金ルート

ナイトマーケットを歩き終えた後の定番ルートがターヒエン通りです。

ナイトマーケットのメインストリート(ハンダオ通り)から東へ200〜300m歩くと、ターヒエン通り(Tạ Hiện) に出ます。ここは通称「ビアホイ通り」。プラスチック椅子が歩道にずらっと並び、生ビール(ビアホイ)を1杯15,000〜30,000 VND(約90〜180円)で飲みながら夜風に当たる

──ハノイの夜といえばこの風景、と言ってもいいくらいの名物スポットです。

週末の黄金ルートはこうです:

  1. ディナー(ブンチャー、フォー、チャーカーなど)で軽めに食事
  2. ナイトマーケットを南のハンダオ通りから北のドンスアン市場まで歩き、折り返し
  3. ターヒエン通りに抜けて、プラ椅子に座ってビアホイで一杯
  4. 帰りはターヒエンから東へ数分歩いて、Nguyễn Hữu Huân通りでGrabを呼ぶ

ハノイのナイトマーケットへの行き方・アクセス

最寄りの目印はホアンキエム湖の北端

ハノイ旧市街内の宿泊なら、どこからでも徒歩10分以内です。目印は以下の2つ。

  1. ホアンキエム湖の北端にある噴水広場(Đài phun nước)
  2. ドンキンギアトゥック広場(Quảng trường Đông Kinh Nghĩa Thục)

この広場のすぐ北からハンダオ通りが始まり、そこがナイトマーケットの入口です。

ハノイのナイトマーケットの注意点|現金・トイレ・スリ対策

1. 基本的に「キャッシュオンリー」

ナイトマーケットの露店と屋台は、ほぼすべて現金のみです。クレジットカードもQRコード決済も使えないと考えてください。

しかも、お釣りがなかったり、大きなお札(500,000VND札など)を嫌がられるケースも多いので、10,000〜100,000VND札を多めに用意しておくのがコツです。

2. トイレ問題──事前に済ませておく

ナイトマーケット内に公衆トイレはほぼありません。 長時間歩くので、出発前にトイレを済ませるのが鉄則です。

3. スリ対策はしっかり

ナイトマーケットは楽しい場所ですが、ハノイで最もスリ被害の報告が多い場所のひとつでもあります。大使館にも、ナイトマーケット中のリュック開封被害やポーチ抜き取りの事例が報告されています。

対策はシンプルです。

  • リュックは前に抱える(後ろに背負ったまま歩くと狙われる)
  • 貴重品はチャック付きバッグの内側に(外ポケットはNG)
  • スマホは首から下げるストラップを使うと安心
  • 現金は分散して持つ(全額を1つの財布に入れない)

旧市街全体の治安についてはハノイの治安ガイドでデータと体験談をまとめています。

人混みで立ち往生しないコツは、「通りのど真ん中ではなく、端を歩く」 こと。真ん中は露店の客で渋滞しますが、端はわりと流れています。

ハノイのナイトマーケットに関するFAQ

Q1. ハノイのナイトマーケットは何時から何時まで?

金・土・日曜日の18:30頃から23:00頃まで。ピークは20:00〜22:00です。18時半より早く行くと、まだ設営中の店が多くてスカスカに見えるので、19時以降に到着するのが正解です。

Q2. 平日でもナイトマーケットはやってる?

やっていません。ハノイ旧市街のナイトマーケットは金・土・日の週末限定です。平日の代替案としては、昼間のドンスアン市場や、毎晩営業しているターヒエン通りのビアホイなどがあります。

Q3. ナイトマーケットは雨の日はどうなる?

屋根のない露店が多いので、強い雨のときは店が半分くらい減ります。小雨程度なら通常営業。ハノイは5〜9月が雨季なので、この時期はスコール対策にカッパか折りたたみ傘を持っていくと安心です。

Q4. ナイトマーケットに服装の決まりはある?

特にありません。動きやすい服装で、歩きやすい靴があれば十分です。ハンダオ通りはタイルの路面で、夏は熱が残るのでサンダルよりスニーカーのほうが疲れにくいです。ハノイの季節ごとの服装もご参考に。

Q5. 子連れでも楽しめる?

楽しめますが、人混みでベビーカーは相当厳しい(ほぼ押して歩けません)。抱っこ紐推奨です。屋台グルメは子どもが好きなメニュー(フルーツ、焼き鳥、チェー)が多いので、家族連れには意外と向いています。

Q6. クレジットカードは使える?

ほぼ使えません。現金必須です。しかも大きなお札を嫌がられることがあるので、10,000〜100,000VND札を中心に多めに用意しておくと安心です。

Q7. ドンスアン市場の「ナイトマーケット」とは違うの?

実は同じイベントの一部です。ハンダオ通りから始まるナイトマーケットの終点がドンスアン市場エリアになっています。

Q8. 値段交渉は必須?

雑貨や衣類は必須です。提示価格は交渉前提で設定されていることが多いので、値段を聞いたまま払うと損します。目安は2〜3割引。ただし 屋台の食べ物や飲み物は定価制 が多く、交渉は不要です。

Q9. トイレはどこにある?

ナイトマーケット内に公衆トイレはほぼありません。近隣のカフェ(ハイランズコーヒー、フックロンなど)で何か注文して借りるか、事前にディナーを取ったお店で済ませておきましょう。

Q10. 「50k」って何?

「k = 1,000」の意味で、50k = 50,000 VND(約300円)です。ベトナムの値札や電卓表示で頻繁に使われるので、覚えておくと交渉がスムーズになります。詳しくはベトナムの通貨「ドン(VND)」完全ガイドで解説しています。

Q11. Grabはナイトマーケットまで直接行ける?

ハンダオ通りは車両通行止めなので直接は無理です。Nguyễn Hữu Huân通りの20番地付近を目的地に指定すると、入口まで徒歩4〜5分で着ける位置で降ろしてもらえます。帰りも、ターヒエン通りで一杯やったあとに東へ数分歩いてNguyễn Hữu Huânまで出てから呼ぶのが鉄板ルートです。

Q12. ブランド品(Stussy、The North Faceなど)は買ってもいい?

買わないほうがいいです。 ナイトマーケットで売られているブランドロゴ入り衣類はすべて正規品ではなく、日本の関税法改正(2022年10月)により、個人使用目的でも税関で没収対象になります。現地で着用する記念品としてなら問題ありませんが、持ち帰りや贈り物は避けましょう。

まとめ|ハノイのナイトマーケットは「観光」ではなく「週末の街の顔」

他の都市のナイトマーケットと比べて、ハノイのそれは規模が特別大きいわけでも、商品がユニークなわけでもありません。ホーチミンのベンタイン市場のほうが広いし、ダナンのソンハン橋周辺のほうがインスタ映えするかもしれません。

でもハノイのナイトマーケットには、「金曜の夕方に街がバイクから歩行者へと切り替わる瞬間」 という独特の体験があります。普段の旧市街は騒音と渋滞の代名詞なのに、週末の夜だけは歩行者の街になる。このコントラストは、他の都市ではなかなか味わえないものです。

観光名所として効率的に回るより、ディナーの後にふらっと入って、気になった屋台で軽食をつまみ、ターヒエン通りで一杯飲んで、東側の通りでGrabを呼んで帰る── そんなふうに使うのがいちばん楽しい場所だと思います。週末にハノイにいるなら、一晩は空けておいて損はありません。

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