ホーチミンのお土産はどこで買う?スーパー・高島屋・フオンベトの実売価格【2026年】

2026.06.17
旅・ガイド

ホーチミン旅行で意外と悩むのがお土産。

観光と食事に時間を使っているうちに、最終日になって「あれ、お土産を買う時間がない」と慌てる人も多い。さらに、いざ買おうとすると「ベンタイン市場で値切るのは面倒」「スーパーは何を買えばいいかわからない」「高島屋は高そう」と、選択肢が多くて迷いやすい。

でも、ホーチミンのお土産選びは「何を買うか」より先に「どこで買うか」を決めるとかなり楽になる。

ばらまき用ならスーパー、高級な手土産なら高島屋、南部らしい食品なら専門店、雑貨と市場体験ならベンタイン市場。それぞれ得意分野が違うからだ。

この記事では、ホーチミン1区を中心に「どこで買うか」を、実際に店頭で確認した商品や値段とあわせて紹介する。

※掲載価格は主に2026年6月時点の店頭表示。円換算は1万ドン≒60円で計算している。価格や取扱商品は変更されることがある。

ホーチミン旅行全体の回り方はホーチミン観光の総合ガイドにまとめている。

目次

結論|ホーチミンのお土産は「どこで買うか」で決める

ホーチミンでお土産を買う場所は、大きく分けると次の7タイプ。

買う場所 価格 向いているもの 値切り おすすめ度
ローカルスーパー・コンビニ ◎安め お菓子・コーヒー・ばらまき 不要 ★★★★★
高島屋・高級グルメ △高め チョコ・高級食品・贈答用 不要 ★★★★
食品土産専門店 ○中間 南部名物・パッケージ食品 不要 ★★★★
ベンタイン市場 ○交渉次第 雑貨・衣類・市場体験 必要なことが多い ★★★
おしゃれ雑貨専門店 △やや高め 雑貨・自分用・ギフト 不要 ★★★★
タンソンニャット国際空港 ×高め 買い忘れ・最後の追加購入 不要 ★★
中央郵便局・ラッキープラザ ○ 観光ついでの雑貨 基本不要 ★★★

迷ったら「スーパー+高島屋+ベンタイン市場」の3か所で十分。

  • ばらまき用 → スーパー・コンビニ
  • 高級・贈答用 → 高島屋
  • 雑貨・市場らしい買い物 → ベンタイン市場

さらに、南部らしい食品を探したいなら食品専門店を加える。

以下、実際に確認した商品と価格を中心に紹介する。

① スーパー・コンビニ|ばらまき土産を安く買うなら本命

ベンチェ名産のココナッツキャンディ(ケオズア/Kẹo Dừa)が箱で並ぶベトナム土産の菓子棚

Co.opmart(コープマート)、WinMart(ウィンマート)、Lotte Mart、GO!(旧Big C)などのスーパーと、7-Eleven・Circle K・FamilyMart・MINISTOPなどのコンビニは、ばらまき土産を買うときの本命。

値札どおりに買えるので交渉する必要がなく、お菓子・コーヒー・インスタント食品・ナッツ・ドライフルーツなどをまとめて探せる。

特に「職場に10個、友人に5個」のように数が必要な人は、最初にスーパーを見ておくと楽だ。

なお、現在のWinMartは以前「VinMart(ヴィンマート)」という名前だった。古いガイドブックなどでVinMartと書かれている場合は、現在のWinMartを指していることがある。

観光客が利用しやすいスーパー

1区とその周辺で旅行者が立ち寄りやすいのは次の店舗。

店舗 場所 営業時間の目安
WinMart ドンコイ店 ビンコムセンターB3階(Lê Thánh Tôn/72 Đồng Khởi) 8:00〜22:00
Co.opmart コンクイン店 189C Cống Quỳnh(ファムグーラオ通りの西端。ベンタイン市場から徒歩圏) 要確認
Co.opmart グエンディンチウ店 168 Nguyễn Đình Chiểu(3区) 7:30〜22:00
Lotte Mart(7区)/GO!(旧Big C) 中心部から離れた大型店 店舗により異なる

旅行者に一番使いやすいのはWinMartドンコイ店。

ドンコイ通りやオペラハウスから歩ける位置にあり、ビンコムセンターの地下なので暑い日でも買い物しやすい。

インスタント麺、コーヒー、お菓子など、定番のばらまき土産はひととおり探せる。

量や品揃えを優先するならCo.opmartも候補。3区のグエンディンチウ店は朝7:30から営業しているので、午前中の予定に組み込みやすい。

このほか、1区にはCo.op Foodという小型の食品店もある。大型スーパーほど品数はないが、6:00〜21:00と朝が早いので、飲み物や食品を少し買い足したいときには便利だ。

コンビニは「深夜・少量・買い足し」に便利

ホーチミン1区のセブンイレブン店内とレジ周り。ばらまき土産が手軽に買える

ホーチミン中心部には7-Eleven、Circle K、FamilyMart、MINISTOPなどのコンビニが多い。

スーパーほどまとめ買い向きではないが、

  • ホテルの近くで買える
  • 1個から買い足せる
  • 24時間営業の店舗もある
  • お菓子やコーヒーなど定番品が見つかる

という強みがある。

ファムグーラオ通りではFamilyMartと7-Elevenが並んで営業しており、現地で確認したときはいずれも24時間営業の表示が出ていた。

ベンタイン市場の北側、グエンタイビン通り161番地のMINISTOPにも24時間営業の表示があった。

「あと1人分足りない」「明日の早朝便なのに買い忘れた」というときにはかなり使いやすい。

Marouはコンビニでも買える。ただしサイズに注意

ベトナム産カカオの高級チョコMarou(マルゥ)は、ファムグーラオ通りのFamilyMartと7-Elevenの両方で販売されていた。

セブンイレブンの棚に並ぶマルゥ(Marou)チョコレートやベトナムのスナック菓子

ただし、コンビニでは小さいサイズが中心。

同じ「ティエンザン産・金柑68%」を高島屋と7-Elevenで比べるとこうだった。

買う場所 内容量 価格 1gあたり
高島屋B2 80g 170,000ドン(約1,020円) 約2,125ドン
7-Eleven 24g 92,000ドン(約550円) 約3,833ドン

1gあたりで比べると7-Elevenは高島屋の約1.8倍。

もちろん商品サイズが違うので単純に「高い・安い」とは言えない。

1枚だけ買うならコンビニ、しっかりしたサイズを買うなら高島屋という違いだ。

店頭では次の価格も確認できた。

  • 7-Eleven|単品バー24g 84,000〜92,000ドン(約500〜550円)/フルーツ×チョコ100g箱 199,000ドン(約1,190円)/6本セット 519,000ドン(約3,110円)
  • FamilyMart|単品バー75,000ドン(約450円)、フレーバー付き90,000ドン(約540円)/フルーツ×チョコ100g箱 205,000〜245,000ドン(約1,230〜1,470円)

FamilyMartでは値札に内容量が書かれていない商品もあったため、グラム単価では比較していない。

同じ金柑68%はFamilyMartが90,000ドン、7-Elevenが92,000ドンだった。

Marou以外にも、ALLUVIAのチョコレート、カシューナッツ、ドライ金柑、蜂蜜漬けの生姜などのパッケージ食品が並んでいた。チョコレートのブランド別の値段は、こちらで詳しく比べている。

※価格は2026年6月時点。

② 高島屋B2|高級・贈答用のお土産ならここ

1区中心部のショッピングセンターSaigon Centre(サイゴンセンター)に入る高島屋ホーチミン店。

お土産目的なら地下2階(B2)の食品・ギフトフロアを見ればいい。

住所は65-67 Lê Lợi。2026年6月の現地確認時、営業時間は月〜木9:30〜21:30、金土日9:30〜22:00だった。

ベンタイン市場やグエンフエ通りからも歩ける。

高島屋の各階の店やレストラン、両替ブースと荷物預かりの場所は、こちらにまとめている。

高島屋のフロア構成|お土産はB2

館内の案内サインでは、フロアは次のように分かれていた。お土産だけが目的ならB2まで下りればいいので、上の階を回る必要はない。

フロア 内容
B2 食品・ベーカリー・スイーツ&ギフト/フードホール・スーパーマーケット
B1 婦人服・バッグ・靴・化粧品・ジュエリー・インフォメーション
L1 化粧品・香水・ファッションジュエリー・海外ブランド
L2〜L3 ファッション・靴・アクセサリー
L4 インテリア・健康・ビューティー・キッズ・書籍
L5 レストラン・フードコート
L6 レストラン・ジム・ルーフトップガーデン
B3〜B4 駐車場

L6のルーフトップガーデンは無料で入れて、市内の眺めがいい。買い物のあとに休憩する場所としても使える。

高島屋を使うメリット

  • ギフト向きの商品が多い
  • チョコ、ナッツ、茶などを一か所で比較できる
  • パッケージがきれいな商品を探しやすい
  • カードで支払いやすい
  • Marouなどは大きいサイズも置いてある

「上司や家族へのちゃんとした手土産を1〜2個買いたい」という場合には、かなり使いやすい。

Marou|80gの板チョコは140,000ドンから

Marouは、ベトナム各地のカカオを使ったチョコレートブランド。

店頭では産地やカカオ含有率の違う商品が並んでいた。

種類 内容量 価格
ドンナイ72%/ダクラク70%/バリア76%/ラムドン74%/ティエンザン70% 80g 140,000ドン(約840円)
ジンジャー&ライム69%/金柑68% 80g 170,000ドン(約1,020円)
ティエンザン80% 40g 170,000ドン(約1,020円)
MAROU BAR/IRON BAR 35g 57,000ドン(約340円)

定番の80g板チョコは約840円。

一方で35g・57,000ドン(約340円)のバーもあったので、Marouでも予算を抑えて数を揃えることはできる。

高島屋B2で確認した主なお土産ブランド

  • ALLUVIA(アルーヴィア)|メコンデルタのカカオを使ったチョコレート。ダーク、チリ、ペッパー、コーヒー、ミントなど種類が多く、ギフト箱は175,000ドン(約1,050円)前後。商品説明には日本語表記もあった
  • Star Kitchen(スターキッチン)|MR. NAM’Sカシューナッツ、フラワーティー、NON LA COOKIE、SAI GON BANANAなどを販売。店頭POPに日本語表記が多い
  • アンナムグルメマーケット|Marou、チョコ、カシューナッツ、コーヒー、茶、ドライフルーツなどを扱う高級スーパー
  • PHEVA(フェバ)|化粧箱入りのチョコレートなど
  • VIET LOTUS|化粧箱入りのカシューナッツなど

アンナムグルメマーケットの棚に値札付きで並ぶマルゥ(Marou)チョコレート各種

商品によってはスーパーよりかなり高くなるが、「失敗したくない贈答用」「見た目もきれいなもの」を探すには便利。

ばらまきはスーパー、贈答用は高島屋、と分けると無駄が少ない。

※価格は2026年6月時点。

③ 食品土産専門店フオンベト|南部らしい食品土産を探すなら

スーパーより少し「お土産感」があり、高級ブランドほど高くない食品を探したいなら、専門店も候補になる。

フオンベト(Hương Việt)は、1区グエンタイビン通り(95 Nguyễn Thái Bình)にある食品土産専門店。ベンタイン市場から歩いて行ける距離にある。

食品土産専門店フオンベト(Hương Việt)の外観。バインピア・ソクチャンの看板(1区グエンタイビン通り)

ここで面白いのは、南部を中心とした食品が多いこと。

ソクチャンのバインピア、ハスの実のチップス、ドライフルーツ、ライスペーパーを使った菓子など、スーパーとは少し違う商品が並ぶ。

「せっかくホーチミンに来たので、南部らしいものを探したい」という人は覗いてみる価値がある。

バインピア|ソクチャン名物の焼き菓子

バインピア(Bánh pía)は、メコンデルタのソクチャン省で知られる焼き菓子。

薄い皮が何層にも重なり、中に緑豆あんやドリアンなどが入っている。

店頭では4個入りの商品が並んでいた。

商品 内容 価格
Pía chay đậu SR 500g 緑豆・ドリアン/125g×4個 105,000ドン(約630円)
Pía chay đậu xanh SR 400g 緑豆・ドリアン/100g×4個 93,000ドン(約560円)
Pía chay lá dứa SR パンダンリーフ 93,000ドン(約560円)
Pía chay khóm パイナップル 93,000ドン(約560円)

ドリアンの香りが苦手なら、パンダンリーフやパイナップル味も選べる。

ドライフルーツ・ハスの実・ナッツ

店内でかなり種類が多かったのがドライフルーツやナッツ類。

商品 内容 価格
Sen sấy nguyên vị 140g ハスの実チップス 160,000ドン(約960円)
Sen sấy nguyên vị 100g ハスの実チップス 95,000ドン(約570円)
Mứt mãng cầu ドライソウソップ 158,000ドン(約950円)
Gừng nướng mật hoa thốt nốt 生姜のパルミラヤシ蜜がけ 99,000ドン(約590円)
Tắc chanh dây mật ong 金柑・パッションフルーツ・蜂蜜 85,000ドン(約510円)
Thơm sấy ドライパイナップル 75,000ドン(約450円)
Gừng non sấy dẻo 若い生姜のソフトドライ 72,000ドン(約430円)
Chuối sấy dẻo ソフトドライバナナ 55,000ドン(約330円)
Đậu phộng tỏi ớt 250g ガーリックチリピーナッツ 42,000ドン(約250円)

ハスの実チップスは100gで95,000ドン(約570円)、140gなら160,000ドン(約960円)だった。

一方、ガーリックチリピーナッツは250gで42,000ドン(約250円)。

ライスペーパーを使ったお菓子は軽くて持ち運びやすい

ライスペーパー(バインチャン)を使った菓子も多い。

商品 内容 価格
Trái cây cuộn thập cẩm ミックスフルーツ巻き 89,000ドン(約530円)
Xoài cuốn bánh phồng マンゴー巻き 58,000ドン(約350円)
Khóm cuốn bánh phồng パイナップル巻き 56,000ドン(約340円)
Mè cuốn bánh phồng ごま巻き 46,000ドン(約280円)
Bánh phồng sữa ココナッツミルクのライスペーパー 40,000〜45,000ドン(約240〜270円)
Bánh phồng tôm Dì Thảo 海老せんべい 102,000ドン(約610円)
Bánh ép Huế フエの薄焼き菓子 16,000ドン(約100円)

200〜500円程度の商品が多く、軽いものも多いので、普通のお菓子とは少し違う土産を探したい人には面白い。

調味料・スープ類もある

料理をする人向けの商品も並んでいた。

商品 内容 価格
Bột ngũ cốc 450g 穀物パウダー 172,000ドン(約1,030円)
Bột ngũ cốc(無糖) 穀物パウダー・砂糖なし 188,000ドン(約1,130円)
Bột nêm ngưu bàng 450g ごぼうの出汁パウダー 172,000ドン(約1,030円)
Bột nêm ngưu bàng 200g ごぼうの出汁パウダー(小) 52,000ドン(約310円)
Bột nêm tảo biển 150g 昆布の出汁パウダー 58,000ドン(約350円)
Canh rong biển 55g 即席わかめスープ 52,000ドン(約310円)
Đường phèn Quảng Ngãi クアンガイの氷砂糖 88,000ドン(約530円)
Mơ xí muội 梅の甘露煮 70,000ドン(約420円)
Tắc xí muội 金柑の甘露煮 65,000ドン(約390円)
Thạch dừa ナタデココ 35,000ドン(約210円)

出汁パウダーは小さいサイズなら300円前後から試せるので、料理好きへの土産候補になる。

フオンベトの棚に値札付きで並ぶパッケージされたベトナムの食品土産(ライスペーパー、おこし、瓜の種など)

注意|ラップスオンなど肉加工品は日本への持ち込みに注意

店内にはラップスオン(lạp xưởng)という腸詰も並んでいた。

牛・豚・塩漬け卵入りなどがあり、価格は185,000〜215,000ドン(約1,110〜1,290円)。「Best Seller」のシールが付いた商品もあり、いかにも土産らしく見える。

ただし、肉や肉加工品を日本へ持ち帰る場合は動物検疫の規制がある。

市販のパッケージ品であっても、必要な検査証明書がない商品は日本へ持ち込めない。売れ筋だからといって、旅行のお土産として安易に購入しない方がいい。

肉入りのインスタント食品なども同様に注意が必要。

判断に迷う商品は、帰国時に動物検疫カウンターで確認・申告するのが確実だ。

フオンベトの基本情報

  • 住所|95 Nguyễn Thái Bình, 1区
  • 営業時間|現地確認時は7:30〜21:00
  • 値切り|不要
  • 表示|ベトナム語・英語・価格の表示あり
  • 支払い|カード利用可を確認

食品のほか、ノンラー、刺繍ポーチ、陶器などの小物も少し置いていた。

「南部らしい食品を中心に、雑貨も少し見たい」という人には使いやすい店だ。

もう一軒|ローカルが買う乾物・スナックの店「Bột’s Food」

観光客向けのパッケージ土産ではなく、地元の人が普段買っている乾物やスナックを見たいなら、3区のBột’s Food(ボッツ・フード)が面白い。

ホーチミン3区のBột's Food店頭。タイニン省チャンバン産バインチャン(ライスペーパー)専門の看板と、吊り下げられた袋

看板には「Chuyên Sỉ & Lẻ: BÁNH TRÁNG TRẢNG BÀNG – TÂY NINH」とある。タイニン省チャンバン産のライスペーパー(バインチャン)を、卸と小売の両方でやっている店という意味だ。

店先にはライスペーパーの袋が天井から吊るされ、店内は透明なプラスチックジャーが天井近くまで積まれている。

  • 住所|825 Hoàng Sa, P.9, 3区(ニュウロック運河沿い)
  • 営業時間|8:30〜24:00
  • 値段|ジャーの蓋にマジックで直接書いてある。確認できたのは76,000/95,000/120,000ドン(約460/570/720円)

ジャーの中身は、唐辛子やエビを混ぜ込んだバインチャンの各種、ドライマンゴー、干しイカ(khô mực)、干し魚(khô cá chỉ vàng)、干しエビ、コムチャイ(ご飯のおこげを揚げたもの)など。

Bột's Foodに積まれたベトナムのライスペーパー(バインチャン)。薄手・ごま入り・揚げたものなど種類が並ぶ

ベトナムのライスペーパーは、日本で見かける生春巻き用のものとは種類も使い方も違う。詳しくはベトナムのライスペーパーの記事で、呼び方・種類・値段をまとめている。

ここは観光客向けの店ではないので、日本語の説明や英語の棚札はない。ただし商品はすべて密封されてラベルが付いているので、パッケージ食品として持ち帰りやすい。米と魚介の乾物が中心で、肉加工品ではない。

「土産物店の棚ではなく、地元の食べ物そのものを買ってみたい」という人向けの店だ。フオンベトとは扱う商品も雰囲気もまったく違うので、両方見ると南部の食べ物の幅がよく分かる。

※価格・営業時間等は2026年6月の確認時点。

④ ベンタイン市場|雑貨と市場の雰囲気を楽しむ

ベンタイン市場は、ホーチミンを代表する観光市場。

ホーチミン・ベンタイン市場の衣料品・布製品売り場の通路

雑貨、衣類、食品などが大量に並び、スーパーや高島屋とはまったく違う買い物ができる。

「安く買う場所」というより、市場を歩いて商品を探したり、店員とのやり取りを楽しんだりする場所として考えるといい。

ベンタイン市場で探せるもの

  • 刺繍ポーチ・巾着
  • Tシャツ・衣類
  • サンダル
  • 布製品
  • アオザイ
  • コーヒー
  • ドライフルーツ・ナッツ
  • 調味料

値段交渉は商品と店による

ベンタイン市場では、値札のない商品も多い。

観光客向けの価格を提示されることもあるため、値段に納得できなければその場で即決せず、複数の店を見比べた方がいい。

一方、定価でストレスなく買いたいなら、スーパーや高島屋の方が向いている。

また、食品はパッケージや原材料表示を確認してから買いたい。

ベンタイン市場の歩き方や値段交渉についてはベンタイン市場の記事で詳しく紹介している。

⑤ おしゃれ雑貨専門店|自分用・友人用なら候補

食品ではなく、「ベトナムらしいけれど観光地のお土産っぽすぎないもの」を探したいなら雑貨専門店。

ホーチミンには、ベトナムの素材やデザインを取り入れたショップがある。

代表的な店として知られているのは、

  • The Craft House|ベトナム発の雑貨を扱うコンセプトストア。革小物、文房具、バッグ、アクセサリーなど
  • Saigon Kitsch|サイゴンをモチーフにしたカラフルでレトロな雑貨
  • Métiseko|ベトナムの素材やモチーフを取り入れたファッション・雑貨
  • amai|淡い色合いが特徴的な陶器ブランド

など。

このタイプの店はドンコイ通り周辺、ベンタイン市場周辺、タオディエンなどに点在している。

タオディエンはメトロ1号線でもアクセスできるため、カフェ巡りと合わせて雑貨を探すのもいい。

雑貨店は移転・閉店・営業時間変更もあるので、目当ての店舗がある場合は訪問前に最新情報を確認してほしい。

⑥ タンソンニャット国際空港|買い忘れたときの最後の選択肢

日本からの便が発着するのはターミナル2(T2)。T1とT3は国内線用で、T3は2025年4月に開業した新しいターミナルだ。お土産を買うのはT2と考えていい。

T2でお土産を買える場所は、出国審査の前と後の2段階に分かれる。

  • 出国審査の前(出発ロビー)|ベトナムの菓子や工芸品を扱う土産店、コンビニ、カフェ
  • 出国審査のあと(制限エリア)|免税店。酒・たばこ・化粧品・香水・チョコレートなど

空港の店舗を運営しているのはSASCO(サスコ)という会社で、免税店の「SASCO Duty Free」は出国審査を通ったあとの国際線トランジットエリアにある。ベトナムの土産・工芸品・菓子を扱う「SASCO Shop」は国際線・国内線の両方にあり、こちらは出国審査の前でも買える。

免税店で買えるのは輸入ブランドが中心なので、ベトナムらしいお土産を探すなら土産店の方を見ることになる。

空港のケオズア(ココナッツキャンディ)は400gで60,000ドン

タンソンニャット国際空港の国内線ターミナル(T1)の土産店の棚に並ぶベンチェ名産ケオズア(ココナッツキャンディ)。英語併記の商品札つき

国内線ターミナル(T1)の保安検査の後の土産店で確認できた値段がこれだ。

ケオズア(Kẹo Dừa/ココナッツキャンディ)の400g箱が、味を問わず一律60,000ドン(約360円)。ブランドはVITICO TIẾN ĐẠTで、味はピーナッツ・パンダンリーフ・カカオ・ドリアン・プレーンの5種類が横並びになっていた。

同じ棚には250g前後の小箱(Thanh Bình、YẾN HOÀNG)やバナナキャンディも置かれている。ソクチャン名物のバインピアもこの棚の上段にあった。

この棚で使いやすいのは、商品の上に英語併記の説明札が立っていること。「KẸO DỪA ĐẶC SẢN BẾN TRE / Coconut candy」「BÁNH PÍA ĐẶC SẢN SÓC TRĂNG / Durian cake」のように、何の菓子でどこの名物かが一目で分かる。ベトナム語の商品名しか書かれていない市内の店より、この点は選びやすい。

空港の使い方

空港のメリットは、なんといっても帰国直前に買えること。

「市内で買う時間がなかった」「あと1個足りない」という場合には助かる。一方、品揃えは定番中心になりやすく、市内より高い商品もある。

メインのお土産は市内で購入 → 買い忘れだけ空港で補充

という使い方がおすすめだ。余ったベトナムドンを最後に使う場所としても便利。

なお、チョコレートは暑いホーチミン市内を長時間持ち歩くと溶ける可能性があるので、購入後の保管には注意したい。

空港と市内の移動についてはタンソンニャット空港から市内へのアクセス記事で詳しく紹介している。

※価格は2026年6月時点の店頭表示。

⑦ 中央郵便局・ラッキープラザ|観光ついでに買う

サイゴン中央郵便局

サイゴン中央郵便局の館内には、お土産を扱う売り場もある。

サイゴン中央郵便局の館内。アーチ天井の下に土産物スタンドが並ぶ歴史的建造物

ポストカード、切手、雑貨、小物などを見られるので、中央郵便局の観光ついでに買えるのがメリット。

特にポストカードを買って、そのまま郵便局から日本へ送るのは中央郵便局ならではの楽しみ方。

ただし、ここだけで大量のお土産を揃えるというより、観光ついでに1〜2点買う場所と考えた方がいい。

ラッキープラザ

ドンコイ通り・グエンフエ通り周辺にある商業施設。

雑貨や衣類などを屋内で見られるため、暑い時間帯の買い物には便利。

ただし店舗構成は変わることがあるため、特定の商品や店を目当てに行く場合は最新の営業状況を確認したい。

結局どこで買えばいい?目的別のおすすめ

ここまで7タイプ紹介したが、旅行者が全部回る必要はない。

目的別に決めれば簡単だ。

目的 おすすめ
職場用を大量に買う WinMart・Co.opmartなどのスーパー
あと数個だけ追加したい 7-Eleven・FamilyMartなどのコンビニ
上司・家族へのちゃんとしたギフト 高島屋B2
南部らしい食品を買いたい フオンベト
雑貨や市場体験を楽しみたい ベンタイン市場
おしゃれな自分用雑貨 ドンコイ・タオディエン周辺の専門店
完全に買い忘れた タンソンニャット国際空港

時間がない人なら「スーパー+高島屋」の2か所だけでも十分。

市場そのものを楽しみたいならベンタイン市場を追加する、という考え方でいい。

日本へ持ち帰るときに注意したいお土産

食品を買う場合は、日本への持ち込み規制にも注意したい。

肉・肉加工品

ソーセージ、ハム、ジャーキーなどの肉加工品は、パッケージされていても自由に日本へ持ち込めるわけではない。

必要な検査証明書がない商品は持ち込めない場合がある。

ベトナムの店頭で普通に売っていても、「売っている=日本に持ち帰れる」ではない。

果物・野菜・植物

生の果物、野菜、種子、植物なども植物検疫の対象になる。

お土産として持ち帰りたい場合は、日本の植物防疫所の最新情報を確認してほしい。

食品は原材料表示を確認する

お菓子やインスタント食品でも、肉由来の原材料が入っていることがある。

持ち帰りを前提にするなら、原材料や製造元が確認できるパッケージ商品を選ぶ方が判断しやすい。

最終的な持ち込み可否は、日本の税関・動物検疫所・植物防疫所などの公式情報で確認するのが確実だ。

支払いはカード+少額現金が便利

スーパー、高島屋、ショッピングモール、専門店などではカードを利用できるところが多い。

一方、ベンタイン市場や小さな店舗では現金が必要になる場面もある。

そのため、

カードを基本にしつつ、市場用に少額のベトナムドンを持っておく

のが使いやすい。

両替については、空港だから必ず悪い、市内だから必ず良いとは限らない。カウンターや店舗によってレートが違うため、表示レートを確認してから両替したい。

詳しくはベトナムの両替・通貨ガイドで実際のレートも紹介している。

よくある質問

Q. ホーチミンのお土産はどこで買うのがおすすめ?

ばらまき用ならスーパー、高級・贈答用なら高島屋、雑貨や市場体験ならベンタイン市場がおすすめ。

この3つで大部分のお土産をカバーできる。

時間がなければスーパー+高島屋だけでも十分。

Q. ホーチミンで旅行者が使いやすいスーパーは?

1区観光と組み合わせるなら、ビンコムセンターB3階のWinMartドンコイ店(8:00〜22:00)が使いやすい。

量や品揃えを重視するならCo.opmartなどの大型スーパーも候補になる。3区のグエンディンチウ店は7:30〜22:00と朝が早い。

WinMart・Co.opmart・GO!など、ベトナム全国の主要スーパーの違いと買い方はこちら。

Q. コンビニでもお土産は買える?

買える。

7-ElevenやFamilyMartなどでは、お菓子、コーヒー、チョコレート、ナッツなどを販売している。

実際にファムグーラオ通りのFamilyMartと7-ElevenではMarouも確認できた。

まとめ買いはスーパー、少量の買い足しはコンビニと使い分けるといい。

Q. 高島屋では何を買える?

B2の食品・ギフトフロアでMarou、ALLUVIA、カシューナッツ、茶、ドライフルーツなどを探せる。

2026年6月の確認時、Marouの定番80g板チョコは140,000ドン(約840円)だった。

Q. ホーチミンらしい食品土産は?

南部らしさを重視するなら、ソクチャンのバインピアや、ライスペーパーを使った菓子、南部産のドライフルーツなどが候補。

フオンベトではこうした商品をまとめて確認できた。

Q. 空港でもお土産は買える?

買える。

ただし市内より高い商品もあるため、基本は市内で購入し、空港は買い忘れを補う場所として使うのがおすすめ。

Q. ベンタイン市場と高島屋ならどちらがおすすめ?

目的が違う。

ベンタイン市場は雑貨や市場の雰囲気、高島屋は定価で贈答用の商品を探したい人向け。

初めてのホーチミン旅行なら、観光の一部としてベンタイン市場へ行き、贈答品だけ高島屋で買う方法も使いやすい。

まとめ|迷ったらスーパー+高島屋でOK

ホーチミンのお土産選びは、最初に「どこで買うか」を決めるとかなり簡単になる。

  • 安く数を揃える → スーパー
  • 少量を買い足す → コンビニ
  • 高級・贈答用 → 高島屋B2
  • 南部らしい食品 → フオンベト
  • 雑貨・市場体験 → ベンタイン市場
  • おしゃれ雑貨 → ドンコイ・タオディエン周辺
  • 買い忘れ → 空港

旅行者に一番使いやすいのは「スーパー+高島屋」。

ここに、旅行中にベンタイン市場へ行くなら雑貨を追加し、南部らしい食品が欲しければフオンベトを加えるくらいで十分だ。

今回実際に見た価格では、コンビニのMarouは少量を1枚だけ買うには便利だった一方、同じフレーバーをグラム単価で比べると高島屋の大きいサイズの方が安かった。

こうした違いを知っておけば、必要以上に店を回らずに済む。

「何を買うか」だけでなく「誰に渡すものを、どこで買うか」まで決めておく。

それが、限られたホーチミン旅行の時間でお土産を効率よく揃えるコツだ。

ベトナム全体のお土産についてはベトナムのお土産記事、ホーチミン旅行全体についてはホーチミン観光の総合ガイドも参考にしてほしい。

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編集者

ベトナムに魅せられた東京出身の経営者。数字よりも人の営みに惹かれ、現地のリアルを言葉で伝えている。

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