タンディン市場のナッツはいくら?営業時間と行き方【2026年】

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ホーチミンのタンディン市場(Chợ Tân Định)は、乾物とナッツの店に手書きの値札が出ている市場だ。値段を聞かなくても、何がいくらなのかが札を見れば分かる。

この記事では、2026年6月に撮った値札からカシューナッツやドライフルーツの実額を出し、営業時間、布地の売り場、外側の食堂の値段まで書く。

先に結論

  • ナッツ|カシューナッツ1kg 320,000ドン、薄皮つき250,000ドン、マカダミア210,000ドン
  • ドライフルーツと乾物|100g単位で、100〜300円台のものが中心
  • 営業時間|6:00〜18:00。混むのは午前中から昼にかけて
  • 布地|生地を買って仕立ててもらう市場。アオザイの生地も揃う
  • 場所|314〜336 Hai Bà Trưng。ピンクの教会から北へ徒歩2分
  • 見て回る時間|10分〜1時間

タンディン市場のナッツの値段|2026年6月の値札から

タンディン市場のナッツ売り場。カシューナッツとマカダミアの袋に手書きの値札が貼られている

ナッツは1kg単位で袋に入って積まれていて、袋ごとに札が付いている。円換算は1万ドン=60円で計算した。

買うもの 値札の表記 1kgの値段 円換算
カシューナッツ(殻も薄皮もなし) Hạt điều 320,000ドン 約1,920円
カシューナッツ(薄皮つき) Điều vỏ lụa 250,000ドン 約1,500円
マカダミアナッツ Macadamia 210,000ドン 約1,260円
アーモンド(むき身) Hạnh nhân ruột 300,000ドン 約1,800円
蓮の実(乾燥) Sen Huế khô 330,000ドン 約1,980円
蓮の実(揚げたもの) Sen sấy giòn 460,000ドン 約2,760円

薄皮のついたカシューナッツのほうが7万ドン安い。皮ごと食べられるので、味の違いというより見た目と手間の差だ。ばらまき用に量が要るなら薄皮つき、箱に詰めて渡すなら殻なし、という選び方になる。

1kgは思ったより多い。カシューナッツ1kgで日本のコンビニの小袋20個ぶんくらいになる。「半分でいい」と伝えれば量り売りしてくれる。店先には電子はかりが置いてあり、袋から出して量って値段を出す形だ。

ドライフルーツと乾物は100g単位

タンディン市場の乾物の売り場。カシューナッツやドライフルーツの袋が積まれ、手書きの値札が付いている

ナッツ以外は100gあたりの値段で札が出ている。1kgの札と並んでいるので、桁を見間違えないようにしたい。

買うもの 値札の表記 100gの値段 円換算
干ししいたけ Nấm đông cô 52,000ドン 約312円
ドライいちご Dâu sấy 50,000ドン 約300円
白コショウ Tiêu sọ 35,000ドン 約210円
タロイモのチップス Khoai môn sấy 35,000ドン 約210円
アーモンド(薄皮つき) Hạnh nhân vỏ 30,000ドン 約180円
ドライ竜眼(りゅうがん) Nhãn sấy 27,000ドン 約162円
フーコック島の黒コショウ Tiêu đen Phú Quốc 25,000ドン 約150円
ジャックフルーツのチップス Mít sấy giòn 23,000ドン 約138円
ドライフルーツの詰め合わせ Trái cây sấy 15,000ドン 約90円
バナナのチップス Chuối sấy giòn 14,000ドン 約84円

配るお土産として使いやすいのは、100gで100円前後のドライフルーツとバナナチップスだ。ジャックフルーツやタロイモのチップスは日本のスーパーでほとんど見かけないので、渡したときに珍しがられる。

コショウは軽くてかさばらない。フーコック島のものは産地名が札に書かれていて、100gで150円ほどだ。

お茶と菓子の札は英語も併記されている

乾物の店の一角には花茶が並ぶ。この列の札にはベトナム語の下に英語が書き添えてあるので、何のお茶か読めなくても分かる。

買うもの 値札の表記 100gの値段 円換算
ジャスミン茶 Trà hoa lài / Jasmine tea 60,000ドン 約360円
ローズティー Trà hoa hồng / Rose tea 60,000ドン 約360円
カモミールティー Trà hoa cúc / Chamomile tea 50,000ドン 約300円
蓮の芯の茶 Trà tim sen 45,000ドン 約270円
マンゴーグミ Kẹo xoài dẻo 16,000ドン 約96円
ミルクティー味の飴 Kẹo trà sữa matcha 15,000ドン 約90円

同じ店に、箱入りのインスタントコーヒー、エビせんべい、蓮茶なども置いてある。ナッツを買うついでに土産をまとめられる並びだ。

ドライフルーツを日本へ持ち帰るときは、果物の種類によって植物検疫の扱いが変わる。植物防疫所では、マンゴー、パインアップル、バナナ、パパイヤ、りゅうがんなどの乾果が輸入検査の対象外として挙げられている。一覧に出てこないものは自己判断せず、出発前に植物防疫所のサイトで確認しておきたい。

ホーチミンでお土産を買う場所を、スーパーや百貨店と比べたい人はこちらにまとめている。

気に入った店は番号を控える

乾物の通りには同じような店が何軒も並ぶ。店には「SẠP(サップ)+数字」の番号が振られていて、看板に出ている。一度通りを離れると同じ店には戻りにくいので、買うと決めた店は番号を写真に撮っておくと早い。

ナッツと乾物の店では「A MƯỜI(ア・ムオイ)」の名前が知られている。店を指名して行くなら、名前を控えていけばいい。

札が出ているのは乾物とナッツの列だ。札のない売り場で値段のやり取りになったときの進め方は、値切りの記事にまとめている。

タンディン市場の営業時間|6時から18時、午前が本番

タンディン市場の入口。CHỢ TÂN ĐỊNH と書かれた看板の下に、布地の店が並んでいる

  • 営業時間|6:00〜18:00
  • 混む時間|午前中から昼にかけて。生鮮の売り場はこの時間が中心になる
  • 見て回る時間の目安|10分〜1時間

朝いちばんから開いているので、1区の他の場所へ出かける前に寄れるのがこの市場の使い勝手だ。ナッツと乾物だけを買うなら15分あれば足りる。布地まで見るなら1時間はみておきたい。

2026年6月に夕方17時前後に入ったときも、布地の通路と乾物の店は開いていた。閉店間際に駆け込むのは避けたいが、午後に行っても買い物はできる。

市場の建物は屋根が高く、天井近くに風を通す羽板が入っている。日中でも中は外より涼しい。

布地の売り場|生地を買って仕立ててもらう市場

タンディン市場の布地の売り場。色とりどりの生地が天井まで積み上げられている

入口を入ってまず目に入るのが布地だ。色とりどりの生地が天井近くまで積み上がり、通路の両側にずっと続く。サイゴンで生地を買うならここ、と言われてきた市場で、店の人は生地を広げて見せるところから商売を始める。

シルク、レース、シフォン、木綿、無地から花柄まで並んでいて、ほしい丈を伝えて切ってもらうのが基本の買い方だ。市場の周りの通りにも生地屋と仕立て屋が続いていて、建物の中と外で1つの布の街になっている。

アオザイの生地もここで揃う。仕立ては採寸から受け取りまで数日かかるので、旅行の初日に頼んで帰る前に受け取る、という組み立てになる。滞在が短いなら、既製品を扱う市場のほうが向いている。

市場の外側に食堂が並ぶ|値段は看板に貼ってある

タンディン市場の外側に並ぶ食堂。フォーやスープクアの看板が出て、銀色のテーブルと赤い椅子が置かれている

建物の外側、通りに面した側に食堂が並ぶ。フォー、ブンボー、バインミー、スムージーの看板が続いていて、どの店も品書きと値段を看板に出している

カニのスープ(スープクア)の店の品書きはこうなっていた。

メニュー ベトナム語 値段 円換算
生春巻き Gỏi cuốn 8,000ドン 約48円
鶏の足 Chân gà 22,000ドン 約132円
カニのスープ Súp cua 30,000ドン 約180円
ピータンのスープ Súp bắc thảo 40,000ドン 約240円
カニのバインカイン Bánh canh cua 50,000ドン 約300円
カニの春雨スープ Miến cua 50,000ドン 約300円
カニの春雨炒め Miến xào cua 50,000ドン 約300円

1品50〜300円ほどで、買い物の前後に気軽に食べられる。銀色のテーブルと赤いプラスチックの椅子が歩道に出ている。

ホーチミンで何をどこで食べるかは、店のタイプ別にこちらでまとめている。

ベンタイン市場との違い|土産物の市場と、生活の市場

どちらも1区にある古い市場だが、売っているものと値段の出し方が違う。

項目 タンディン市場 ベンタイン市場
中心の商品 布地、乾物、ナッツ、生鮮 土産物、雑貨、衣類、フードコート
値段の出し方 乾物とナッツは値札あり 値札のない店が多く、交渉が前提
客層 買い物に来る地元の人が中心 観光客が中心
営業時間 6:00〜18:00 朝から夜まで。外に夜の市も立つ
広さ 1時間あれば回れる 半日いられる

土産を一気に揃えるならベンタイン、値段を見ながら選ぶならタンディン、という使い分けになる。距離はGrabで10分ほどなので、同じ日に両方は十分回れる。

タンディン市場の場所と行き方

タンディン市場の外の通り。ひさしの下に小物の店が並び、バイクが停まっている

  • 住所:314〜336 Hai Bà Trưng, TP. Hồ Chí Minh
  • 営業時間:6:00〜18:00
  • 入場料:なし
  • 地図Googleマップで開く

1区の中心から北へ2kmほど。建物は4本の通りに囲まれていて、門が4つある(ハイバーチュン通り、グエンフーカウ通り、マーロー通り、グエンバンギア通り)。正面はハイバーチュン通り側で、黄色い壁と時計が目印になる。

出発地 行き方
タンディン教会(ピンクの教会) 同じ通りを北へ徒歩2分(約150m)
ベンタイン市場 Grabで10分前後
レタントン通り(日本人街) Grabで10分前後
メトロ1号線 市民劇場駅 ハイバーチュン通りを北へ約2km。歩くと30分ほど

メトロは市場の前までは来ていない。中心部からはGrabのほうが早い。行き先には「Chợ Tân Định」と入れる。市場の前は車とバイクの通行量が多いので、降りる場所が少し手前になることがある。

ピンクの教会と市場は歩いて2分の距離にある。教会の見学時間は曜日で決まっていて、日曜は中に入れない。先に教会の時間を決めてから、市場を前後に付けると動きやすい。

1926年に建った市場|正面に3つの塔が立つ

タンディン市場の外観。黄色い壁に CHỢ TÂN ĐỊNH の文字と時計、屋根の上に3つの塔が立つ

タンディン市場は1926年に着工し、1927年に開いた。設計と施工はフランスの建設会社SIDECで、広さは約3,000㎡ある。それ以前は「チョー・フーホア(chợ Phú Hòa)」と呼ばれる小さな市が立つ場所で、近くのタンディン教会にちなんで今の名前になった。

正面でいちばん目を引くのが屋根の上の3つの塔だ。真ん中の塔がやや大きく、両脇に小さい塔が並ぶ。中央には時計があり、その下に「CHỢ TÂN ĐỊNH」の文字が入っている。入口の脇には、市の建築の文化財であることを示す表示が出ている。

建物は南北に長い本館と、それを囲む回廊でできている。屋根は三段に重なっていて、段の間から光と風が入る。中が暗くならず、日中でも蒸れにくいのはこの造りのためだ。

タンディン市場についてよくある質問

Q. タンディン市場の営業時間は?

6:00から18:00まで。混むのは午前中から昼にかけてだ。

Q. ナッツはいくら?

2026年6月の値札で、カシューナッツが1kg 320,000ドン(約1,920円)、薄皮つきが1kg 250,000ドン(約1,500円)、マカダミアが1kg 210,000ドン(約1,260円)だった。1kg未満でも量り売りで買える。

Q. 値段は交渉が必要?

ナッツと乾物の店は値札が出ているので、札の金額で買える。札の出ていない売り場もあるので、その場合は金額を確かめてから決めたい。

Q. 何が買える?

布地が中心で、ナッツ、ドライフルーツ、乾物、コショウ、茶、菓子、生鮮食品が並ぶ。土産になるのはナッツ、ドライフルーツ、コショウ、茶だ。

Q. ベンタイン市場とどちらへ行けばいい?

土産物をまとめて買うならベンタイン、値段を見ながら食べ物や生地を選ぶならタンディンだ。Grabで10分の距離なので、同じ日に両方回れる。

Q. タンディン市場への行き方は?

住所は314〜336 Hai Bà Trưng。1区の中心から北へ2kmほどで、Grabなら10分前後。タンディン教会からは同じ通りを北へ徒歩2分だ。

Q. 日本語や英語は通じる?

値札に数字が書かれているので、金額のやり取りは札を指させば済む。花茶の札には英語も併記されている。込み入った話になるときは、電卓かスマホの画面を使うのが早い。

Q. 食事はできる?

できる。建物の外側に食堂が並んでいて、カニのスープが30,000ドン、生春巻きが8,000ドンなど、看板に値段が出ている。

Q. アオザイは買える?

生地は揃う。仕立てには数日かかるので、旅行の初日に頼む前提で考えたい。既製品をその場で買いたいなら別の市場のほうが早い。

Q. ベトナム語では何と言う?

Chợ Tân Định(チョー・タンディン)だ。Grabの行き先も地図の検索も、この表記で出てくる。

Q. 写真は撮れる?

撮れる。ただし人が働いている場所なので、店の人や商品に近づいて撮るときはひと声かける。

まとめ|値札を見てから買える市場

  • ナッツは1kg単位|カシューナッツ320,000ドン、薄皮つき250,000ドン、マカダミア210,000ドン。量り売りもできる
  • ドライフルーツと乾物は100g単位|100〜300円台のものが中心で、配る土産にしやすい
  • 営業時間は6:00〜18:00|午前中から昼が本番。見て回るなら1時間
  • 布地が中心の市場|生地を買って仕立ててもらう場所で、アオザイの生地も揃う
  • 外側に食堂|看板に値段が出ていて、1品50〜300円ほど
  • ピンクの教会から徒歩2分|教会の見学時間に合わせて前後に組み込む

ホーチミンの回り方と、他の見どころはこちらにまとめている。

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編集者

ベトナムに魅せられた東京出身の経営者。数字よりも人の営みに惹かれ、現地のリアルを言葉で伝えている。

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