ハノイのフォーの名店は、同じ名前の別の店が多い。有名店の名前を掲げた看板が市内のあちこちにあり、店名だけを頼りに行くと、目当てとは違う店に入ってしまう。この記事の13軒は、住所・1杯の値段・営業時間をセットで載せた。
フォーそのものの種類や頼み方は、こちらにまとめている。
ハノイのフォー名店13軒|値段と営業時間の早見表
載せたのは、ミシュランガイド2026年版に載っているハノイのフォーの店10軒と、2025年まで載っていた1軒、そして名前がまぎらわしいフォーティンの2軒。牛肉のフォーが7軒、鶏のフォーが5軒、フォークオン(巻いたフォー)の店が1軒ある。
| 店 | 場所 | 1杯の値段 | 営業時間 | ひとこと |
|---|---|---|---|---|
| フォー・ザー・チュエン | バッダン通り(旧市街) | 55,000〜70,000ドン | 6:00〜11:00/17:00〜21:30 | ビブグルマン。並んで先に払う |
| フォー10 リー・クオック・スー | ハノイ大教会の近く | 70,000ドン〜 | 6:00〜21:45 | ビブグルマン。牛肉は10種類 |
| フォー・ボー・アウチエウ | ハノイ大教会の裏 | 60,000ドン〜 | 6:30〜10:00(売り切れ次第終了) | 2025年までビブグルマン。白く濁ったスープ |
| フォー・ボー・ラム | ハンヴァイ通り(旧市街) | 25,000〜70,000ドン | 5:30〜10:00 | ミシュラン掲載。すね肉の芯が名物 |
| フォー・コイホイ | ハンヴァイ通り(旧市街) | 45,000〜90,000ドン | 6:00〜21:00 | ミシュラン掲載。部位の種類が多い |
| フォーティン(ロードゥック通り) | ハイバーチュン区 | 100,000〜120,000ドン | 5:00〜22:00 | 炒めた牛肉のタイラン1品だけ |
| フォーティン・ボーホー | 湖と旧市街の周りに4軒 | 50,000〜100,000ドン | 店による(24時間の店あり) | 1955年創業。湖畔の店は取り壊し |
| フォー・ガー・グエット | フーゾアン通り | 55,000〜120,000ドン | 6:30〜24:00 | ビブグルマン。鶏のフォー |
| フォー・ガー・ハー | ハンホム通り(旧市街) | 50,000〜80,000ドン | 6:00〜23:30 | ビブグルマン。鶏のフォー |
| フォー・ガー・フエンフオン | ホアンキエム湖の北西 | 90,000〜160,000ドン | 6:00〜21:00 | ミシュラン掲載。鶏のフォー。3階建て |
| フォー・ガー・チャム | イエンニン通り(バーディン区) | 80,000〜160,000ドン | 6:00〜14:00 | ミシュラン掲載。鶏のフォー。値段は高め |
| フォー・ガー・ティエン | グエンチュオントー通り(バーディン区) | 50,000〜90,000ドン | 6:00〜13:00 | ミシュラン掲載。鶏のフォー |
| フォー・クオン・チン・タン | マックディンチー通り(バーディン区) | 1皿50,000〜80,000ドン | 10:00〜14:30/16:30〜21:00 | ミシュラン掲載。フォークオン発祥 |
朝10時に閉まるのがフォー・ボー・ラムとフォー・ボー・アウチエウ、11時がフォー・ザー・チュエン(夕方17時に開け直す)。鶏のフォー・ガー・ティエンは13時、フォー・ガー・チャムは14時に閉まる。
夜遅くに食べるなら、深夜0時まで開いているフォー・ガー・グエット、夜11時半まで開いているフォー・ガー・ハー、24時間営業のフォーティン・ボーホー(レーヴァンフウ通りの店)。
旧市街と周辺の牛肉のフォー|歩いて行ける5軒
旧市街とその周りの牛肉のフォーの店。5軒とも旧市街から歩いて行ける。このうちミシュランガイド2026年版に載っているのは、アウチエウを除く4軒。
フォー・ザー・チュエン(Phở Gia Truyền)──バッダン通りの行列店
バッダン通り49番地にある牛肉のフォーの店。ミシュランガイドのビブグルマン(手ごろな値段でおいしい店として選ばれる枠)に、2023年から4年続けて選ばれている。
メニューはタイ(レア)、チン(火を通した肉)、タイナム(レアとバラ肉)の3つだけで、1杯55,000〜70,000ドン(約330〜420円)。揚げパンのクアイを添えたり、卵黄を落としたりもできる。
スープは澄んでいて、味は軽い。うま味調味料をほとんど使わずに骨を長く煮出していて、はじめて食べると物足りなく感じる人もいる。
頼み方:列に並ぶ → 順番が来たらカウンターで注文して、その場で払う → できたどんぶりを受け取り、空いている席まで自分で運ぶ
席は知らない人との相席になることが多い。週末の朝は列が店の外の歩道までのび、15分から30分ほど待つこともある。2人以上で行くなら、1人が並んでいるあいだに、もう1人が席を押さえておく。
- 住所:49 Bát Đàn, Hoàn Kiếm
- 営業時間:6:00〜11:00/17:00〜21:30(毎日)
- 値段:55,000〜70,000ドン(約330〜420円)
- Googleの評価:4.3(5,631件)
- 地図:Googleマップで開く
フォー10 リー・クオック・スー(Phở 10 Lý Quốc Sư)──大聖堂のそばで朝から夜まで

ハノイ大教会から歩いて2分、リー・クオック・スー通りとチャンカム通りの角にある。こちらもビブグルマンに2023年から4年続けて選ばれている。
牛肉の部位や火の通し方で10種類から選べ、1杯70,000ドン(約420円)から。ガラス越しに厨房が見え、店内は冷房が効いている。40席ほどあるが、食事どきは店の前で待つことが多い。
朝6時から夜9時45分まで(月曜と木曜は夜9時まで)通しで開いていて、休みはない。朝しか開けない店に間に合わなかった日でも食べられる。
同じ店のハノイの支店は、ここを含めて3軒。一方で「フォー10」「リー・クオック・スー」を名乗る別の店も市内に多い。行くなら、地図で住所が「10 Lý Quốc Sư」になっているかを確かめてから向かう。
- 住所:10 Lý Quốc Sư, Hoàn Kiếm(ハノイ大教会から徒歩2分)
- 営業時間:6:00〜21:45(月・木は21:00まで。無休)
- 値段:70,000ドン(約420円)から
- Googleの評価:4.1(1万2,124件)
- 地図:Googleマップで開く
フォー・ボー・アウチエウ(Phở Bò Ấu Triệu)──大聖堂の裏の白いスープ
ハノイ大教会の裏手、アウチエウ通り34番地。フォー10 リー・クオック・スーから歩いて2〜3分。2023年から3年続けてミシュランのビブグルマンに選ばれていたが、2026年版のリストからは外れた。看板はなく、店名は店員の服にしか入っていない。Googleマップでは「Phở bò Tư Lùn(フォー・ボー・トゥルン)」の名前で出てくる。
ハノイのフォーには珍しく、スープは白く濁っていてこってりしている。80年以上続く家の作り方で、骨を割って髄まで煮出す。具はレアの牛ひき肉、やわらかいバラ肉、すじ。1杯60,000ドン(約360円)から。
席は30ほどで、朝は店の外の歩道まで客が座る。売り切れ次第で終わるので、10時に近い時間だと閉まっていることがある。
「Phở bò Tư Lùn」を名乗る店は、ハイバーチュン通りにもある。ミシュランに載っていたのはアウチエウ通り34番地の店で、ハノイ大教会の裏手にある。行くなら、地図で住所がアウチエウ通り34番地になっているかを確かめてから向かう。
- 住所:34 Ấu Triệu, Hoàn Kiếm(ハノイ大教会の裏)
- 営業時間:6:30〜10:00(毎日。売り切れ次第で終了)
- 値段:60,000ドン(約360円)から
- Googleの評価:4.1(617件)
- 地図:Googleマップで開く
なお、この店は2026年1月に食品衛生の違反で行政処分を受けている。その後も朝の営業を続けている。
フォー・ボー・ラム(Phở Bò Lâm)──朝10時までの牛すね肉「ロイ」
ハンヴァイ通り48番地で、1990年代から続く店。ミシュランガイド2026年版に載っている。
名物は、牛すね肉の芯を薄く切ったフォー・ロイ(phở lõi)。脂の筋が入り、歯ごたえがあるのに硬くない。ロイの仕入れは1日5kgほどで、早い時間に売り切れやすい。週末は朝9時より前に着いておきたい。
ロイのほかに、タイ、チン、ナム、ガウ(脂の多い部位)、ガン(すじ)も選べる。スープはあっさりしていて、薄いと感じる人もいる。
店は店主の家の1階で、中にテーブルが6〜7卓、外の歩道に2〜3卓ほど。
- 住所:48 Hàng Vải, Hoàn Kiếm
- 営業時間:5:30〜10:00(毎日)
- 値段:25,000〜70,000ドン(約150〜420円)。肉の追加は別料金
- Googleの評価:4.6(448件)
- 地図:Googleマップで開く
フォー・コイホイ(Phở Khôi Hói)──ラムの20m先、夜9時まで
ラムから20mほど先の、ハンヴァイ通り50番地。30年以上続く店で、2024年と2025年にビブグルマンに選ばれ、2026年版にも載っている。店名の「ホイ」は、店主コイさんのはげ頭のことだ。
名物はラムと同じロイ(すね肉の芯)と、コリコリした食感のガウゾン(gầu giòn)。値段はタイチンが45,000ドン(約270円)、バップ(すね肉)・ガウ・ナムが60,000ドン(約360円)、ソットヴァン(赤ワイン煮)・ロイ・ガウゾンが75,000ドン(約450円)で、高いものは90,000ドン(約540円)ほど。タイラン(炒めた牛肉)もある。
ラムが閉まる朝10時以降でも食べられる。混むのは朝9時から昼2時ごろで、店が小さいため歩道の席まで埋まる。
- 住所:50 Hàng Vải, Hoàn Kiếm
- 営業時間:6:00〜21:00(毎日)
- 値段:45,000〜90,000ドン(約270〜540円)
- Googleの評価:4.2(1,328件)
- 地図:Googleマップで開く
ハノイのフォーティンは2軒ある|ロードゥックとボーホーの違い
「フォーティン(Phở Thìn)」を名乗る有名店は、ハノイに2軒ある。経営はまったく別で、名物の一杯も違う。どちらに行くかを先に決めておく。
| フォーティン(ロードゥック通り13番地) | フォーティン・ボーホー | |
|---|---|---|
| 始まり | 1979年、グエン・チョン・ティン氏 | 1955年、ブイ・チー・ティン氏 |
| 名物 | 炒めた牛肉のタイラン1品だけ | 澄んだスープ。部位や量を選ぶ |
| 場所 | ホアンキエム湖の南(ハイバーチュン区) | 湖と旧市街の周りに4軒 |
| 1杯の値段 | 100,000〜120,000ドン | 50,000〜100,000ドン |
フォーティン(ロードゥック通り13番地)──炒めた牛肉のタイラン

1979年にグエン・チョン・ティン氏が始めた店。メニューはタイラン(tái lăn)の1品だけで、牛肉をにんにくと一緒に強火でさっと炒めてから、どんぶりにのせる。スープには炒めた香ばしさと脂のコクが移り、ねぎもたっぷり入る。澄んだスープのフォーとは味がまるで違うので、はじめてならそのつもりで。
店に入ったら、先に払ってから席を選ぶ。入口は人ひとりが通れるほどの幅しかなく、通り過ぎやすい。ねぎが苦手なら、注文のときに「コン・ハン(không hành=ねぎ抜き)」と伝える。
値段は1杯100,000ドン(約600円)、肉を多く盛ったダックビエット(特別盛り)が120,000ドン(約720円)。この記事の牛肉の店では、いちばん高い。
旧市街からは2kmほど離れているので、Grab(配車アプリ)で行くと早い。
「13 Lò Đúc」の看板を掲げたフォーティンは、ハノイ市内に何十軒もある。なかにはグエン・チョン・ティン氏が関わっていない店もあり、味の評判は店によって違う。さらに、ロードゥック通り13番地から歩いて1分ほどのレーヴァンフウ通り1番地には、経営の違うフォーティン・ボーホーの店がある。この店が目当てなら、地図でハイバーチュン区のロードゥック通り13番地になっているかを確かめてから向かう。
- 住所:13 Lò Đúc, Hai Bà Trưng
- 営業時間:5:00〜22:00(無休)
- 値段:100,000〜120,000ドン(約600〜720円)
- Googleの評価:4.2(1,601件)
- 地図:Googleマップで開く
フォーティン・ボーホー(Phở Thìn Bờ Hồ)──湖畔の店は2026年1月に取り壊し
1955年、ブイ・チー・ティン氏が天秤棒で担いで売り歩いたフォーから始まった店。70年近く、ホアンキエム湖の東側、ディンティエンホアン通り61番地の路地で営業してきた。
その路地の店は、湖の東側に広場と公園をつくる工事のため、2026年1月19日の夜に取り壊された。移った先は、湖から400mほどのハンヴォイ通り19番地。ほかに3軒あり、今は4軒で営業している。
スープは澄んでいる。メニューは店によって違い、ハンヴォイ通りの店は牛肉の火の通し方と量を選ぶだけ、レーヴァンフウ通りの店は部位の種類が多く、タイランもある。
行き先がディンティエンホアン通り61番地(61 Đinh Tiên Hoàng)になっていたら、それは取り壊された店の住所。ハンヴォイ通り19番地に置きかえて向かう。
| 店 | 営業時間 | Googleの評価 |
|---|---|---|
| ハンヴォイ通り19番地(湖から約400m) | 6:30〜22:00 | 4.2(3,586件) |
| ハンチェー通り1番地 | 14:00〜17:00は休み | 4.6(599件) |
| ドンスアン市場の前 | 23:00まで | 4.7(174件) |
| レーヴァンフウ通り1番地(ロードゥックのフォーティンから徒歩1分ほど) | 24時間 | 4.5(69件) |
ハンヴォイ通りの店のメニューは次のとおり。牛肉はチン(火を通した肉)・タイ(レア)・その両方から選ぶ。
| メニュー | 値段 |
|---|---|
| バットロン(普通の1杯) | 65,000ドン(約390円) |
| バットダックビエット(肉の多い特盛り) | 100,000ドン(約600円) |
| 肉だけの追加(麺なし) | 65,000〜80,000ドン(約390〜480円) |
| 卵 | 10,000ドン(約60円) |
| クアイ(揚げパン) | 10,000ドン(約60円) |
| チャーダー(冷たいお茶) | 5,000ドン(約30円) |
| ビール | 30,000ドン(約180円) |
24時間営業のレーヴァンフウ通りの店は、小と大で値段が分かれる。タイ・チン・タイチン・ソットヴァン(赤ワイン煮)が小50,000ドン(約300円)・大60,000ドン(約360円)、タイナムガウとタイランが小60,000ドン(約360円)・大70,000ドン(約420円)、フォーサオ(牛肉の焼きフォー)と、ナムガウとタイランを両方のせた特別盛りが80,000ドン(約480円)。
- 住所:19 Hàng Vôi, Hoàn Kiếm(ほかの3軒は上の表)
- 値段:50,000〜100,000ドン(約300〜600円)
- 地図:Googleマップで開く
鶏のフォー(フォーガー)|ミシュランに載る5軒
牛肉ではなく鶏のフォー(フォーガー)を食べたいなら、ミシュランガイド2026年版に載っている次の5軒。夜遅くまで開いているのはフォー・ガー・グエット(深夜0時)とフォー・ガー・ハー(夜11時半)で、フォー・ガー・チャムとフォー・ガー・ティエンは昼すぎに閉まる。
フォー・ガー・グエット(Phở Gà Nguyệt)──ビブグルマン4年連続
フーゾアン通り5B番地。2009年に歩道の小さな屋台から始まり、今は隣の家を2軒借り足して、3つの部屋で客を入れている。ハノイでミシュランに載る鶏のフォーの店のうち、ビブグルマンに2023年から4年続けて選ばれているのはここだけだ。
鶏は胸、背、もも、手羽と部位を選べ、胸肉の55,000ドン(約330円)から、ももと背をたっぷり盛った120,000ドン(約720円)まで。砂肝などの内臓を足すと、25,000ドン(約150円)上がる。
スープのフォーのほかに、濃いめのタレと裂いた鶏、ピーナッツで和える汁なしのフォー・ガー・チョン(phở gà trộn)も人気がある。
営業は朝6時半から深夜0時まで通しで、夜のほうがにぎわう。
- 住所:5B Phủ Doãn, Hoàn Kiếm
- 営業時間:6:30〜24:00(毎日)
- 値段:55,000〜120,000ドン(約330〜720円)
- Googleの評価:4.4(3,464件)
- 地図:Googleマップで開く
フォー・ガー・ハー(Phở Gà Hà)──2026年に新しくビブグルマン
ハンホム通り15番地。2008年に歩道で夜だけ売り始めた店で、今は朝6時から夜11時半まで通しで開いている。2026年版のミシュランで、新しくビブグルマンに選ばれた。
1杯50,000ドン(約300円)からで、もも肉・胸肉・チュンノン(鶏の体内の小さな卵)・レバーが全部入って80,000ドン(約480円)。汁なしの和え麺や、鶏おこわのソイガーもある。
店は1階とロフトだけの40㎡ほどで、昼の11時半〜13時と、夜の18時半〜20時はすぐに席が埋まる。
- 住所:15 Hàng Hòm, Hoàn Kiếm
- 営業時間:6:00〜23:30(毎日)
- 値段:50,000〜80,000ドン(約300〜480円)
- Googleの評価:4.2(558件)
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フォー・ガー・フエンフオン(Phở Gà Huyền Hương)──湖のそばの3階建て
ホアンキエム湖の北西側、バオカイン通り20番地。2026年版のミシュランに新しく載った。3階建てで個室もあり、上の階の席は冷房が効いている。
鶏の胸肉の1杯が90,000ドン(約540円)から。レバーや砂肝、チュンノン(鶏の体内の小さな卵)、つくねまでのせた特別盛りは160,000ドン(約960円)で、ハノイの鶏のフォーでは高い部類に入る。汁なしのフォー・ガー・チョンもある。
Googleの評価はこの記事の13軒でいちばん高い。食事どきは待つことがある。
- 住所:20 Bảo Khánh, Hoàn Kiếm
- 営業時間:6:00〜21:00(毎日)
- 値段:90,000〜160,000ドン(約540〜960円)
- Googleの評価:4.7(5,137件)
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フォー・ガー・チャム(Phở Gà Châm)──値段は高めの人気店
旧市街から北西に1kmほどの、イエンニン通り68番地。ミシュランガイドには2026年版まで4年続けて載っている。
鶏は胸、もも、手羽から選べ、麺は機械ではなく手で切ったやわらかいフォーを使う。1杯80,000ドン(約480円)からで、ももや手羽、チュンノンを足すと160,000ドン(約960円)ほど、多く盛ると200,000ドンを超える。Googleマップで客が報告している1人あたりの金額は、100,000〜200,000ドン(約600〜1,200円)だ。
Googleの評価はこの記事の13軒でいちばん低く、値段の高さがたびたび話題になってきた店だ。朝から混み、遅く行くと人気の部位がなくなっていることがある。
「Phở Gà Châm」を名乗る店は、ハノイのほかの通りにもある。ミシュランに載っているのはイエンニン通りの店で、看板には「64+68 Yên Ninh」と出ている。行くなら、地図で住所がイエンニン通り68番地になっているかを確かめてから向かう。
- 住所:68 Yên Ninh, Ba Đình
- 営業時間:6:00〜14:00(毎日)
- 値段:80,000〜160,000ドン(約480〜960円)
- Googleの評価:3.3(135件)
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フォー・ガー・ティエン(Phở Gà Tiến)──チャムから100m、昼1時まで
チャムから100mほどの、グエンチュオントー通り103番地。40年以上続く店で、ミシュランガイドには2026年版で3回目の掲載になる。
スープにシナモンや八角は使わず、鶏と豚の骨に焼いたしょうがとエシャロットを合わせる。店の前の調理台で、もも、手羽、レバーなどを切り分けて盛る。いちばん人気のもも肉は早くなくなる。1杯50,000〜90,000ドン(約300〜540円)。
- 住所:103 Nguyễn Trường Tộ, Ba Đình
- 営業時間:6:00〜13:00(毎日)
- 値段:50,000〜90,000ドン(約300〜540円)
- Googleの評価:4.4(579件)
- 地図:Googleマップで開く
フォークオン(巻いたフォー)|発祥の店
スープのフォーではなく、フォーの生地で牛肉を巻いて食べるフォークオンの店も、ミシュランガイド2026年版に載っている。
フォー・クオン・チン・タン(Phở Cuốn Chinh Thắng)──2000年に生まれた一皿
チュックバック湖の近く、マックディンチー通り7番地。2000年の夏、熱いフォーに汗をかく客を見た店主が、巻いて食べるフォーを考えたのが始まりとされる。
薄いフォーの生地で炒めた牛肉とハーブを巻き、甘酸っぱいタレにつけて食べる。揚げたフォーに牛肉のあんをかけたフォー・チエン・フォンも名物だ。1皿50,000〜80,000ドン(約300〜480円)で、皿の大きさを選べる。
建物は3棟あり、2階は冷房が効いている。昼も夜も、開店するとすぐに席が埋まる。
- 住所:7 Mạc Đĩnh Chi, Ba Đình(チュックバック湖の近く)
- 営業時間:10:00〜14:30/16:30〜21:00(毎日)
- 値段:1皿50,000〜80,000ドン(約300〜480円)
- Googleの評価:4.4(1,202件)
- 地図:Googleマップで開く
名店の壁メニューの読み方
フォーの店の壁やカウンターに並ぶ言葉は、この表でだいたい読める。
| ベトナム語 | 読み方 | 中身 |
|---|---|---|
| Tái | タイ | レアの牛肉 |
| Chín | チン | 火を通した牛肉 |
| Tái nạm | タイナム | レア肉とバラ肉 |
| Nạm | ナム | バラ肉 |
| Gầu | ガウ | 脂の多い部位 |
| Bắp | バップ | すね肉 |
| Lõi | ロイ | すね肉の芯 |
| Tái lăn | タイラン | 炒めた牛肉 |
| Sốt vang | ソットヴァン | 牛肉の赤ワイン煮 |
| Đặc biệt | ダックビエット | 特別盛り |
| Gà | ガー | 鶏 |
| Đùi | ドゥイ | 鶏のもも肉 |
| Lườn | ルオン | 鶏の胸肉 |
| Cánh | カイン | 手羽 |
| Trứng non | チュンノン | 鶏の体内の小さな卵 |
| Trộn | チョン | 汁なしで和える |
| Cuốn | クオン | 巻く |
| Quẩy | クアイ | 揚げパン |
| Trứng | チュン | 卵 |
よくある質問
ハノイの名店のフォーはいくら?
この記事の13軒では、1杯50,000〜80,000ドン(約300〜480円)の店が多い。高いのは、ロードゥック通りのフォーティンの1杯100,000ドン(約600円)と、鶏のフォーのフエンフオンとチャムで、1杯80,000〜160,000ドン(約480〜960円)ほど。
ミシュランに載っているハノイのフォーの店は?
ミシュランガイド2026年版に載っているのは、この記事で紹介した10軒。このうちビブグルマン(手ごろな値段でおいしい店として選ばれる枠)には、フォー・ザー・チュエン、フォー10 リー・クオック・スー、フォー・ガー・グエット、フォー・ガー・ハーが選ばれている。フォー・ボー・アウチエウは2025年まで3年続けてビブグルマンだったが、2026年版では外れた。
夜にフォーを食べられる名店は?
遅くまで開いているのは、鶏のフォー・ガー・グエット(深夜0時まで)とフォー・ガー・ハー(夜11時半まで)。牛肉なら、フォーティン・ボーホーのレーヴァンフウ通りの店が24時間、ロードゥック通りのフォーティンとハンヴォイ通りのフォーティン・ボーホーが夜10時まで、フォー・ザー・チュエンが夜9時半まで開いている。
フォーティンの本店はどこ?
炒めた牛肉のフォーティンは、ハイバーチュン区のロードゥック通り13番地が始まりの店。フォーティン・ボーホーの始まりの店はディンティエンホアン通り61番地の路地だったが、2026年1月に取り壊され、ハンヴォイ通り19番地に移っている。
おわりに
ハノイのフォーの名店には、朝だけ開く店と、夜遅くまで開く店がある。泊まる場所から行ける店を、食べたい時間に開いているかで選び、地図の住所を確かめてから向かえば、名前が同じ別の店に入ってしまう心配は減る。
旧市街でほかの料理も食べ歩くなら、こちらもどうぞ。