統一会堂(ホーチミン)のチケットの種類と入り方|入場料・所要時間・戦車とヘリの見どころ【2026年版】

文化・歴史

ホーチミンの統一会堂(独立宮殿)のチケットは、本館だけの40,000ドンと、別棟の展示館もセットの80,000ドンが基本になる。そこに敷地をまわる電気カーを付けるかどうかで、払う金額が決まる。

目次

統一会堂のチケットの種類|本館だけか、展示館も入れるか

統一会堂のチケット窓口に貼られた料金表「BẢNG GIÁ VÉ」。セット券2種類と、本館・展示館・電気カーの単独の料金が並ぶ

チケット窓口に貼られた料金表(2026年6月)の料金は次のとおり。

チケット 入れる場所 大人 子ども(6〜16歳)
本館+展示館+電気カー 本館・展示館・電気カー1回 105,000ドン(約630円) 45,000ドン(約270円)
本館+展示館 本館と、1868〜1966年の展示館 80,000ドン(約480円) 20,000ドン(約120円)
本館のみ 本館(地下壕と屋上を含む) 40,000ドン(約240円) 10,000ドン(約60円)
展示館のみ 展示館 40,000ドン(約240円) 10,000ドン(約60円)
電気カーのみ 電気カー1人1回 25,000ドン(約150円) 25,000ドン(約150円)

料金表の注意書きのとおり、買ったチケットは払い戻しができず、使えるのは1回だけだ。

料金表のいちばん右の列にある安い料金は、ベトナム人の60歳以上とベトナムの学生向け。入場ゲートでベトナムの身分証か学生証を見せる決まりなので、日本からの旅行者は大人の料金になる。

ホーチミンのほかの観光地の入場料や、食事・交通の相場はホーチミンの物価の記事にある。

本館と展示館では、見られる時代が違う

本館は1966年に完成し、1975年4月30日まで南ベトナムの大統領官邸だった建物だ。会議室や大統領の執務室、屋上のヘリコプター、地下壕はすべてこの中にある。

展示館は、敷地の角に建つフランス統治時代の2階建ての建物。フランスの総督の官邸(ノロドン宮殿)が建て始められた1868年から、今の本館ができた1966年までを扱っている。

1975年4月30日のサイゴン陥落(北ベトナム軍がサイゴンを制圧し、ベトナム戦争が終わった出来事)の現場を見るなら、本館の券で足りる。今の建物が建つ前の歴史までたどるなら、展示館付きの80,000ドンの券にする。展示館だけを別に買うと40,000ドンなので、両方見るならセット券と同じ金額になる。

電気カーは敷地を約10分でまわる

電気カーは入口から出発し、12ヘクタール(300m×400m)ある敷地の中を約10分でまわる。車内では自動の解説が流れる。公式の案内では、子ども連れや年配の人と一緒の見学に向くとしている。

統一会堂の開館時間|毎日7:00〜18:00

項目 時間
見学(本館・展示館) 7:00〜18:00
チケット売り場(ナムキーコイギア通り135番地の門) 7:00〜18:00
チケット売り場(グエンズー通り106番地の門) 8:00〜16:00
休み なし(土日・祝日も開いている)

国の行事など特別なことがある日だけ見学ができなくなり、統一会堂の公式サイトで知らせが出る。

見学は18時で終わる。本館だけでも1〜2時間かかるので、夕方に行くなら、見終わる時間から逆算して入る。

チケットの買い方|門は2か所、窓口と電子チケット

門は2か所ある。正面のナムキーコイギア通り135番地(135 Nam Kỳ Khởi Nghĩa)の門と、展示館の建物があるグエンズー通り106番地(106 Nguyễn Du)の門だ。どちらの門にもチケット売り場がある。

グエンズー通り106番地の門|展示館の脇の窓口

統一会堂のグエンズー通り側のチケット売り場。窓口に旅行者が並び、横に「MUA VÉ|TICKET」の青い案内板が立つ

グエンズー通り106番地の門を入ると、正面に展示館の建物があり、そのすぐ脇に小さなチケット売り場がある。売り場の前には「MUA VÉ|TICKET」と書かれた青い案内板が立っている。2026年6月2日の朝9時40分ごろは、窓口に列ができていた。

窓口には、VISA・Mastercard・Apple Pay・Google Payなどが使えるという表示が貼られている。窓口は8:00〜16:00で、16時を過ぎたら正面の135番地の門で買う。

正面のナムキーコイギア通り135番地の門

統一会堂の正面の門。門の手前に「BÁN VÉ/Ticket」と書かれた赤い案内板が立ち、矢印が左を指している

チケット売り場が18時まで開いているのは、正面の135番地の門。門の手前に「BÁN VÉ/Ticket」と書かれた赤い案内板が立っていて、矢印は門に向かって左を指している。その矢印の先、本館に向かって左手の建物に窓口がある。

公式サイトの電子チケットで買う

統一会堂の公式オンラインチケットで先に買っておくと、QRコードが発行される。当日はそのQRコードを入口の自動ゲートにかざして入るので、窓口に並ばずに済む。

見学の決まり|服装・荷物・飲食物

グエンズー通り側のチケット売り場の案内板に、見学の決まり(NỘI QUY THAM QUAN)が書かれている。

  • 服装|きちんとした服装(Appropriate dress)。公式サイトのよくある質問では、短パンとノースリーブは避けるよう書かれている
  • 荷物|旅行の荷物(luggage)は持ち込まない
  • 飲食物|食べ物と飲み物は持ち込まない
  • その他|動物、武器や危険物は持ち込まない。警備員と掲示の案内に従う
決まりを守らない人は、警備員が見学を打ち切れることになっている。

統一会堂の入り方|門から本館の中まで

統一会堂(独立宮殿)の前庭。芝生の奥に横長の本館が建ち、左に噴水、正面に赤い旗が並ぶ

  • チケット|どちらかの門の窓口で買う。電子チケットなら、そのまま入口のゲートへ進む
  • 展示館|グエンズー通り側から入った場合は、展示館がすぐ目の前にある。展示館付きの券なら先に見てもいい
  • 前庭|直径102mの楕円の芝生の奥に本館がある。電気カーの付いた券なら、入口から電気カーに乗れる
  • 本館|正面の階段を上がって入る。入ってすぐの壁に、階ごとの部屋を描いた案内板がある
  • 順路|矢印の案内に沿って、部屋から部屋、階から階へ進む

統一会堂の館内地図。Tầng trệt(Ground floor)の25〜30番と、Tầng hầm(Bunker)の19〜24番の部屋の名前が並ぶ

館内地図のパンフレットは、立体の図で階ごとに描かれ、部屋に番号が振ってある。部屋の名前はベトナム語と英語で書かれている。

館内の説明の板はベトナム語・英語・フランス語の3言語で、日本語の板はない。説明の板にはヘッドホンの絵と番号が付いていて、部屋の説明の板の番号は館内地図のパンフレットの部屋番号と同じだ(大統領の作戦室なら23)。日本語で解説を聞くなら、音声ガイドを借りる。

館内地図のパンフレットでは、トイレ(WC)はTầng trệtの階に描かれている。グエンズー通り106番地の側には、敷地の中のカフェ「Dinh Độc Lập Cafe」もある。

日本語の音声ガイド|1台90,000ドン

2017年8月から、日本語を含む10言語の音声ガイドが使われている。ほかの言語は英語・フランス語・中国語・韓国語・ドイツ語・スペイン語・ロシア語・タイ語・ベトナム語。料金は1台90,000ドン(約540円)。

人のガイド(館の解説員)を頼むこともでき、料金は350,000ドン(約2,100円)から。1組は大人25人までだ。

統一会堂の所要時間|本館だけで1〜2時間

回り方 時間の目安
本館だけ 1〜2時間
本館+展示館 1時間半〜2時間半
電気カー 約10分

2026年6月2日は、9時40分ごろにグエンズー通り側の窓口でチケットを買い、展示館、本館、屋上、地下壕、庭の戦車とF-5Eまで写真を撮りながら回った。最後の写真が11時2分で、約1時間20分だった。

本館は地下壕から屋上まで階が分かれていて、部屋の数は100近い。音声ガイドを聞いたり、説明の板を読み込んだりすると、そのぶん長くなる。

統一会堂の見どころ

上から見ると「吉」の字になる本館

統一会堂(独立宮殿)の本館の正面。横に長い4階建ての建物の外側を、縦長の石の格子が囲み、屋上に赤い旗が揚がる

本館を設計したのは、ベトナム人の建築家ゴー・ヴィエト・トゥ(Ngô Viết Thụ)。1962年7月1日に着工し、1966年10月31日に完成した。高さは26mある。

統一会堂の公式の説明によると、建物全体を上から見ると漢字の「吉」の形になっている。屋上に載る四角い建物(四方無事楼)は「口」の形で、真ん中の旗竿と合わせると「中」の字になる。

統一会堂の本館の外壁。竹の節をかたどった石の格子が縦に並び、手前に赤い旗が揚がる

建物のまわりを囲む石の格子は、竹の節をかたどったものだ。

本館の部屋|階ごとの主な部屋

本館の入口の壁にある案内板では、階ごとに次の部屋が示されている。階の呼び方は館内の表記のままで、正面の階段を上がって入る階が「Tầng 1」だ。

階(館内の表記) 主な部屋
Tầng 4(屋上) 四方無事楼、ヘリコプターUH-1
Tầng 3 図書室、大統領夫人の応接室、映画室、娯楽室
Tầng 2 国家安全保障会議室、大統領の執務室、大統領の応接室、副大統領の応接室、信任状奉呈の間、大統領一家の居住区
Tầng 1(正面の入口) 内閣会議室、宴会の間、大広間、中央階段
Tầng trệt 厨房、ジープとメルセデスの車、記録映画、射撃場
Tầng hầm(地下壕) 作戦会議室、通信室、大統領の寝室、大統領の作戦室

信任状奉呈の間(外国の大使が着任のあいさつをした部屋)は、建物の中心にある。

統一会堂の本館の宴会の間。長いテーブルに椅子が並び、奥の壁に横長の大きな絵が掛かっている

入口の階の宴会の間(Phòng Đại yến)は、長いテーブルの奥の壁に横長の大きな絵が掛かる部屋だ。絵は設計者のゴー・ヴィエト・トゥ自身が描いた「Sơn hà cẩm tú(山河錦繍)」で、左から北部の山、中部のフエの午門、南部の平野と川が描かれている。

統一会堂の本館の大広間。赤い絨毯が敷かれ、奥の赤い幕の前に演壇と、ベトナム共産党の旗とベトナム国旗が掛かる

同じ階の大広間(Phòng Khánh tiết)は、赤い絨毯とシャンデリアの広い部屋で、奥の赤い幕の前に演壇がある。

統一会堂の本館のTầng trệtにある厨房。ステンレスの調理台と大きな換気フードが並ぶ

入口の階より下のTầng trệtには、ステンレスの調理台が並ぶ厨房や、ジープとメルセデスの車が置かれた通路がある。館内地図のパンフレットでは、この階に土産物店と子どもクラブも載っている。

屋上のヘリコプターと、爆弾が落ちた赤い円

統一会堂の屋上のヘリポートに置かれた迷彩塗装のヘリコプターUH-1。手前にヘリポートへ上がる階段がある

屋上の階段を上がった先のヘリポートに、アメリカ製のヘリコプターUH-1が置かれている。公式の説明では、南ベトナムのグエン・ヴァン・チュー大統領の移動に使われた機体だ。

ヘリポートの床には赤い円が2つ描かれている。1975年4月8日の朝、南ベトナム空軍のパイロットだったグエン・タイン・チュン(Nguyễn Thành Trung)が、ビエンホア空軍基地から飛び立ったF-5E戦闘機で本館を爆撃した。チュンは北ベトナム側の工作員だった。

公式の説明によると、落とした爆弾は4発。最初の2発は外れて庭に落ち、残りの2発がヘリポートに当たって直径50cmほどの穴をあけた。今は床が直され、当たった場所を赤い円とベトナム語・英語の説明で示している。ヘリの脇には、チュンのサインが白いペンキで書かれた爆弾の破片も置かれている。

地下壕|大統領の作戦室と通信室

統一会堂の地下壕にある大統領の作戦室。緑の机と黒い椅子、机の上に電話があり、壁を地図が囲む。手前に23番の説明板

地下壕は、館内地図のパンフレットで19〜24の番号が振られた区画だ。

  • 19|作戦会議室(Command center)
  • 20|予備の放送室(Backup radio)
  • 21|通信室(Communication center)
  • 22|大統領の寝室(President’s bedroom)
  • 23|大統領の作戦室(President’s war room)
  • 24|警備室(Security room)

地下壕の説明板によると、設計したのは技師で中佐のファン・ヴァン・ディエン(Phan Văn Điền)。工事は3か月で終わり、長さ72.5m、幅0.8〜22.5m、深さ0.6〜2.5mある。中は2つの区画に分かれ、深さ0.6mの作戦会議室は500kgの爆弾に耐え、深さ2.5mの避難の区画は厚さ1.6mのコンクリートの壁で2,000kgの爆弾に耐える造りだ。

通信機器は1960年代にアメリカが入れたもので、大統領は上の階の執務室から階段で直接ここへ降りられた。1975年4月8日の爆撃のときは、大統領の家族全員がここに避難している。

統一会堂の地下壕の通路。壁に沿って配管が走り、細長い通路の先に階段が見える

地下壕には配管が壁を走る細長い通路が続き、途中に「Cầu thang lên phòng làm việc Tổng thống(大統領の執務室へ上がる階段)」と書かれた札がある。

部屋の入口や通路には柵と「NO ENTRY」の札があり、机には「DON’T TOUCH THE OBJECTS(展示品に触らないで)」の札が置かれている。

大統領の作戦室(23)は、緑の机と電話を壁一面の地図が囲む部屋だ。説明板には、ここから大統領が戦いを指揮し、アメリカ大使館や軍の幹部と直接連絡を取ったと書かれている。壁の地図は、南ベトナムの行政と人口、南部の戦況、東南アジア、1973年のパリ協定で決まった監視機関の配置などを示している。

統一会堂の地下壕の作戦会議室。「BẢN ĐỒ VIỆT NAM」と書かれたベトナムの地図が壁一面に並ぶ

作戦会議室(19)には、1954年のジュネーブ協定で北緯17度線を境に南北に分かれたベトナムの地図や、ホーチミン・ルート(北ベトナムから南へ物資を運んだ道)を描いた南ベトナムの地図が並ぶ。

統一会堂の地下壕に展示された、1968年6月29日時点の南ベトナムにいた同盟国の兵力を記した機密文書

同じ部屋に、1968年6月29日時点で南ベトナムにいた同盟国の兵力を記した「MẬT(機密)」の文書がある。数字は次のとおりだ。

兵力
アメリカ 541,933人
韓国 50,355人
オーストラリア 7,379人
タイ 2,423人
フィリピン 1,825人
ニュージーランド 523人
中華民国(台湾) 31人
スペイン 12人
合計 604,481人

統一会堂の地下壕の通信機器の部屋。灰色の机の上に古い無線機が積まれている

通信の部屋には、灰色の机の上に古い無線機が積まれ、奥には大型の送信機が並んでいる。

統一会堂の地下壕にある大統領の寝室。木のベッドと、小さな台の上に電話が2台置かれている

大統領の寝室(22)は、木のベッドと電話2台だけの小さな部屋だ。

庭の戦車|843号と390号は、同じ型の別の車両

統一会堂の敷地の木立の中に並ぶ2台の戦車。左が車体番号390、右が843

敷地の木立の中、道の脇に、車体に390843の番号が書かれた戦車が並んでいる。843号はソ連製のT-54、390号は中国製の59式だ。

統一会堂の敷地に展示された車体番号843のT-54戦車。砲塔に赤地に黄色い星の印がある

1975年4月30日の10時45分ごろ、843号が脇の門にぶつかり、続いて390号が正門を突き破って本館の前まで進んだ。11時30分には、843号の中隊長だったブイ・クアン・タン(Bùi Quang Thận)が屋上に旗を揚げ、戦争が終わった。

ただし、庭の2台はその日に門を破った車両そのものではない。統一会堂の管理者によると、同じ型・同じ時代の戦車に番号を合わせて展示しているもので、390号は2001年4月15日から置かれている。

門を破った実物は、2台ともハノイにあり、国宝に指定されている。843号はベトナム軍事歴史博物館、390号は戦車装甲兵博物館(Bảo tàng Tăng Thiết giáp)にある。

庭のF-5E戦闘機

統一会堂の敷地に展示されたF-5E戦闘機。南ベトナム空軍の迷彩塗装で、尾翼に01638の番号

敷地の木立には、4月8日の爆撃に使われたのと同じ型のF-5E戦闘機も置かれている。機体は南ベトナム空軍の迷彩塗装で、尾翼に南ベトナムの旗と01638の番号が描かれている。

展示館|ノロドン宮殿から独立宮殿まで(1868〜1966年)

統一会堂の展示館。赤い瓦屋根の2階建ての建物で、入口の上に「TỪ DINH NORODOM ĐẾN DINH ĐỘC LẬP 1868-1966」の看板が掛かる

敷地の南東、ナムキーコイギア通りとグエンズー通りの角に、フランス統治時代の2階建ての建物がある。入口の上に「From Norodom Palace to Independence Palace 1868-1966」の看板が掛かるこの建物が展示館で、2018年に開いた。

  • 1階|フランスの総督の官邸だったノロドン宮殿と、植民地時代のサイゴンの街
  • 2階|ゴ・ディン・ジエム政権の時代と、今の本館が建てられるまで

統一会堂の展示館の廊下。タイル張りの床の両側の壁に古い写真が映し出され、奥に木の階段がある

廊下の壁には古い写真が大きく映し出され、奥の木の階段から2階へ上がる。

統一会堂の展示館の部屋。籐の椅子とテーブルが置かれ、壁に昔のサイゴンの街の大きな写真が貼られている

籐の椅子とテーブルを置いた部屋の壁には、昔のサイゴンの街の写真が大きく貼られている。

展示館の中は、飲食と動画の撮影が禁止されている。

統一会堂とは|1975年4月30日に戦車が門を破った場所

統一会堂は、南ベトナム(ベトナム共和国)の大統領官邸だった建物だ。ベトナムの史跡としての名前はDinh Độc Lập(独立宮殿)で、管理しているのがHội trường Thống Nhất(統一会堂)。日本語ではどちらの名前でも呼ばれ、国の特別史跡に指定されている。

ベトナムは19世紀後半からフランスの植民地で、この場所にはもともとフランスの総督の官邸が建っていた。

出来事
1868年 フランスが、南部を治める総督の官邸(のちのノロドン宮殿)を建て始める
1955年 ゴ・ディン・ジエムが「独立宮殿」と名前を改める
1962年2月27日 空軍のパイロット2人の爆撃で左側の棟が崩れる。取り壊して建て替えることになり、7月1日に着工
1966年10月31日 今の本館が完成
1975年4月8日 南ベトナム空軍のパイロットがF-5E戦闘機で本館を爆撃
1975年4月30日 北ベトナム軍の戦車が門を破り、屋上に旗が揚がる。ベトナム戦争が終わる
1975年11月 南北統一のための会議のあと「統一会堂」と改められる

ベトナム戦争がなぜ始まり、どう終わったのかは、こちらの記事にある。

統一会堂の場所と行き方

  • 住所(正面の門):135 Nam Kỳ Khởi Nghĩa, Phường Bến Thành, TP. Hồ Chí Minh
  • 展示館側の門:106 Nguyễn Du
  • 開館時間:毎日7:00〜18:00
  • 入場料:本館のみ大人40,000ドン(約240円)/本館+展示館80,000ドン(約480円)
  • 地図Googleマップで開く

ホーチミン1区の中心にあり、主な観光地から歩いて行ける。

出発地 徒歩
戦争証跡博物館 約5分
ベンタイン市場 約15分
ドンコイ通り 約15分

Grabで行くときは、行き先に門の住所を入れる。正面なら「135 Nam Kỳ Khởi Nghĩa」、展示館側なら「106 Nguyễn Du」。

歩いて5分の戦争証跡博物館と続けて回ると、戦争の記録を見たあとに、戦争が終わった場所に立つ順番になる。

統一会堂についてよくある質問

Q. 統一会堂とは?

南ベトナムの大統領官邸だった建物。1975年4月30日に北ベトナム軍の戦車が門を破り、ベトナム戦争が終わった場所だ。

Q. 統一会堂の入場料はいくら?

本館のみは大人40,000ドン(約240円)、本館と展示館のセットは80,000ドン(約480円)、電気カーも付けたセットは105,000ドン(約630円)。展示館のみは40,000ドン、電気カーのみは1人1回25,000ドン。

Q. チケットの種類はどう選ぶ?

1975年の現場である本館だけを見るなら40,000ドンの券。1868〜1966年の歴史を扱う展示館も見るなら80,000ドンの券。広い敷地を歩きたくなければ電気カー付きの105,000ドンにする。

Q. 60歳以上は安くなる?

料金表の60歳以上と学生の割引は、ベトナム人向け。日本からの旅行者は大人の料金になる。

Q. クレジットカードは使える?

グエンズー通り106番地側のチケット窓口に、VISA・Mastercard・Apple Pay・Google Payなどが使えるという表示が貼られている。

Q. 統一会堂に行くときの服装は?

見学の決まりに「きちんとした服装」とあり、公式サイトのよくある質問では短パンとノースリーブを避けるよう書かれている。あわせて、旅行の荷物と食べ物・飲み物は持ち込めない。

Q. 開館時間と休みは?

毎日7:00〜18:00。土日・祝日も開いている。国の行事などがある日だけ見学できなくなる。

Q. 所要時間はどれくらい?

本館だけで1〜2時間、展示館まで回ると1時間半〜2時間半が目安。2026年6月2日に展示館・本館・屋上・地下壕・庭まで写真を撮りながら回ったときは、約1時間20分だった。

Q. 日本語の案内はある?

説明の板はベトナム語・英語・フランス語で、日本語はない。日本語の音声ガイドがあり、1台90,000ドン(約540円)。

Q. 庭の戦車は本物?

1975年4月30日に門を破った車両そのものではなく、同じ型・同じ時代の戦車に843と390の番号を合わせて展示しているもの。実物は2台ともハノイにあり、843号はベトナム軍事歴史博物館で見られる。

Q. 統一会堂と独立宮殿は同じ場所?

同じ場所。史跡としての名前が独立宮殿(Dinh Độc Lập)で、管理しているのが統一会堂(Hội trường Thống Nhất)。

Q. ベトナムはどこの植民地だった?

フランス。1954年にフランスが引き揚げるまで、統一会堂の場所にはフランスの総督の官邸が建っていた。

Q. 読み方と、ベトナム語・英語での呼び方は?

統一会堂は「とういつかいどう」と読む。ベトナム語はDinh Độc Lập。英語ではIndependence Palace、またはReunification Palaceと呼ばれる。

まとめ|本館だけなら40,000ドン、展示館も見るなら80,000ドン

  • チケット|本館のみ40,000ドン/本館+展示館80,000ドン/電気カーも付けて105,000ドン
  • 開館時間|毎日7:00〜18:00(グエンズー通り側の窓口は8:00〜16:00)
  • |正面のナムキーコイギア通り135番地と、展示館側のグエンズー通り106番地。どちらでも券が買える
  • 見学の決まり|短パンとノースリーブは避ける。旅行の荷物と飲食物は持ち込まない
  • 所要時間|本館だけで1〜2時間。展示館から庭まで全部回って約1時間20分だった
  • 戦車|庭の843号・390号は同じ型の展示車両。実物はハノイ

ホーチミンのほかの観光地や、何泊で回るかはこちらにある。

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編集者

ベトナムに魅せられた東京出身の経営者。数字よりも人の営みに惹かれ、現地のリアルを言葉で伝えている。

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