ハノイ大教会(大聖堂)は中に入れる?見学時間・入場料・入り方・服装【2026年版】

2026.09.11
旅・ガイド

ハノイ大教会は、行く曜日と時間を外すと中に入れない。見学できるのは月曜から土曜の、午前3時間と午後3時間だけだ。

入口の門の掲示に出ている見学時間は、次のとおり。

曜日 中を見学できる時間
月曜〜土曜 08:00〜11:00
14:00〜17:00
日曜 見学できない
目次

ハノイ大教会に入れる時間|月〜土の8時〜11時と14時〜17時

中を見学できるのは、月曜〜土曜の08:00〜11:00と14:00〜17:00だ。日曜は見学できない。

ハノイ大教会の見学規則の掲示。月曜〜土曜の見学時間08:00〜11:00と14:00〜17:00が、ベトナム語・英語・中国語で書かれている

掲示は、入口になっている左側の門と、その先の通路に出ている。どの掲示も、見学時間は同じだった。

書かれている言葉はベトナム語・英語・中国語の3つで、日本語はない。

・11:00から14:00までの3時間は中に入れない。旧市街を歩いて昼すぎに寄ると、ちょうどこの時間にぶつかる。
・午前なら10時半ごろまでに、午後なら14時を過ぎてから着くように組む。

午後の見学が始まってすぐに着いた時には、門はもう開いていた。正面の広場には、写真を撮る人が大勢集まっていた。

日曜は見学できない

日曜は中を見学できない。掲示に「日曜は見学しないでください」とあり、日曜は信者がミサと祈りに使う日とされている。

Googleマップなどでは日曜も見学の時間が出るが、門の掲示では日曜は見学できない。土日でハノイに来るなら、大教会は土曜のうちに回しておく。

ハノイ大教会のミサの時間|ミサの最中は見学しない

ミサは、月曜〜土曜は早朝と夕方の2回、日曜は朝から夜まで8回ある。掲示には「ミサの最中は見学しないでください」ともある。

ハノイ大司教区の案内では、ミサの時間は次のとおり。

曜日 ミサの時間
月曜〜金曜 05:30/18:30
土曜 05:30/18:00
日曜 05:00/07:00/08:30(子どものミサ)/10:00/11:30(英語のミサ)/16:00/18:00/20:00(若者のミサ)

月曜〜土曜の決まったミサは早朝と夕方で、見学時間とは重ならない。日曜のミサは、ミサにあずかる人のための時間で、見学の時間ではない。

「ハノイ大教会に入れない」のはこんなとき

中に入れないのは、主に次の3つのときだ。

  • 日曜に行った|日曜は見学の日ではない
  • 08:00前・11:00〜14:00・17:00以降に着いた|朝・昼の3時間・夕方以降は閉まっている
  • 掲示で禁止されている服装で行った|短パンやタンクトップなど。下で詳しく書く
外観と正面の広場は柵の外にある。中に入れない時間でも、建物を見て写真を撮ることはできる。

夜のハノイ大教会の正面。窓に明かりがともり、手前の柵の中に聖母像が立つ

夜に通った時は、正面に明かりがついていて、柵の外から見られた。

ハノイ大教会の入り方|正面の扉ではなく左側の門から

正面の広場から建物に向かって左側の門から入る。正面の大きな扉からは入らない。

ハノイ大教会の正面に向かって左側の門。鉄の門に電動の門の札が付き、門の奥に出口は反対側という案内が立つ。通路が奥へ続く

門は電動で開け閉めする。門には「手で押したり引いたりしないでください」という札が付いている。

ハノイ大教会の正面に向かって左側の門を入った通路。右手に教会の側面、奥に横の扉へ上がる階段、手前に出口案内の看板

門を入ったら、教会の側面に沿った通路を奥へ進み、階段を上がった横の扉から中に入る。階段の前には、人の流れを分けるロープが張られていた。

出口は反対の右側

中を見終わったら、入ってきた左側には戻らず、反対の右側から外に出る。左側の通路には「出口は反対側の門」という案内が、ベトナム語・英語・中国語・韓国語で立っている。

ハノイ大教会の右側、出口側の通路。バイクが並び、ガラス張りの細長い書店の建物が続く

右側の通路沿いにはバイクがずらりと停められ、ガラス張りの細長い建物が続いている。これは大教会の書店で、この記事の後半で書く。

ハノイ大教会の入場料|無料

入場料はかからない。ベトナム観光総局の案内でも、入場は無料となっている。

中にはろうそく立てと献金箱があるが、見学のために払うお金はない。

ハノイ大教会の服装|短パン・タンクトップ・帽子は不可

短パンやタンクトップでは、中に入らない。掲示にある服装の決まりは次のとおり。

  • 短いスカート・短パン|着ていかない
  • キャミソール・タンクトップ|着ていかない
  • 品のない絵や文字が入った服|着ていかない
  • 帽子|教会の中ではかぶらない
ホアンキエム湖や旧市街を身軽な格好で歩く日は、薄手のシャツかストールを1枚かばんに入れておく。教会に入る前に羽織れる。

中での決まり|電話はマナーモード、フラッシュは使わない

中では電話を使わず、写真はフラッシュなしで撮る。掲示にある中での決まりは次のとおり。

  • 電話|中では使わない。マナーモードにしておく
  • 写真|フラッシュは使わない
  • 飲食|飲み物・食べ物・ガムは口にしない
  • 声|静かにする
  • たばこ|吸わない
  • ペット|連れて入らない
  • ゴミ|捨てない
  • 係の人|教会の係の人の指示に従う
結婚式の前撮りや、商用・宣伝のための撮影は、事前に教会の許可がいる。

ハノイ大教会の中に入ったら|八角形の石の水盤と、長椅子の足元の台

中は白い柱と赤茶色の梁(はり)のアーチが奥まで続き、突き当たりの金色の祭壇の上にステンドグラスが並ぶ。柱には、イエスの受難の場面を描いた額の絵が掛けられている。

ハノイ大教会の内部。白い柱と赤茶色の梁のアーチが奥の金色の祭壇まで続き、祭壇の上にステンドグラスが並ぶ

ハノイ大司教区の紹介によると、中のステンドグラスは1908年にフランスで作られた。

ハノイ大教会の祭壇の上に並ぶステンドグラス。真ん中の細長い窓に、青い衣の人物が描かれている

中央の通路のいちばん後ろにある、八角形の石の水盤

中央の通路のいちばん後ろ、正面の扉の内側に、水の張られた八角形の石の鉢が置かれている。

ハノイ大教会の中央の通路の後方に置かれた、八角形の石の水盤。水が張られている

神社の手水(ちょうず)のように、手を洗うための水ではない。

長椅子の足元の、赤いクッションの台

長椅子の足元には、赤いクッションの付いた細長い台が付いている。跪き台(ひざまずきだい)といって、祈るときにこの上に膝をつく。

ハノイ大教会の長椅子の足元に取り付けられた、赤いクッションの付いた跪き台

ろうそく立てと献金箱

中には、ろうそく立てと献金箱(DONATION BOX)がある。献金箱の横には、祈りのための献金を銀行振込で受け付けるQRコードの案内が置かれている。

ハノイ大教会の中のろうそく立てと、DONATION BOXと書かれた献金箱。横に銀行振込用のQRコードの案内

中を見る時間は20分ほど

中を見るだけなら、20分ほどみておく。正面の広場で外観を見る時間を足すと、30分ほどで回れる。

ハノイ大教会の見どころ|パリのノートルダム大聖堂を手本にした2本の塔

見どころは、パリのノートルダム大聖堂を手本にした正面と、高さ約31メートルの2本の塔だ。

ハノイ大教会の正面と前の広場。2本の塔の間に十字架が立ち、広場には像と旗、露店が出ている

ハノイ大教会は、ハノイ大司教区のカトリックの大聖堂だ。正式な名前は聖ヨセフ大聖堂(Nhà thờ Chính tòa Thánh Giuse)。

地元では「ニャートー・ロン(Nhà thờ Lớn=大きな教会)」と呼ばれている。

下から見上げたハノイ大教会の正面。灰色の2本の塔の間に、時計と十字架がある

建物はネオゴシック様式(中世ヨーロッパの教会建築をもとにした19世紀の様式)だ。1886年のクリスマスイブに、最初のミサが行われた。

建っている場所には、もとは李朝の時代に建てられたバオティエン寺(報天寺)があった。

ハノイ大教会の前庭に立つ、子を抱いた聖母の像。左に教会の塔と旗が見える

正面の前庭には、平和の聖母(Regina Pacis)の像が立つ。ハノイ大司教区の紹介では、1924年に建てられた像だ。

2020年から2022年にかけて修復され、外壁は、こけや雨のしみまで描いて古びた姿に塗り直されたと報じられている。2026年9月に行った時は、正面に工事の足場はかかっていなかった。

クリスマスイブの夜は、大教会の前の広場と通りに大勢の人が集まる。クリスマスの時期のハノイは別の記事に書いている。

ハノイ大教会の場所と行き方|ホアンキエム湖の西、旧市街のすぐ南西

ハノイ大教会は、ホアンキエム湖の西、旧市街のすぐ南西にある。ニャートー通り・リー・クオック・スー通り・ニャーチュン通りの3本が集まるところに建っている。

ホアンキエム湖の西岸からハンチョン通り(Hàng Trống)に出てニャートー通り(Nhà Thờ)に入ると、突き当たりに正面が見える。湖から歩いて10分ほどだ。

  • 住所|40 Nhà Chung, Hoàn Kiếm
  • 地図|Googleマップで開く
  • 見学時間|月曜〜土曜 08:00〜11:00/14:00〜17:00(日曜は見学できない)
  • 入場料|無料

ハノイ旧市街の範囲からは南西の端に少し外れるが、歩いて10分ほどなので、旧市街と一緒に回れる。

ハノイ大教会の周辺|歩いて寄れる店

大教会のまわりには、歩いて寄れるカフェや食堂が集まっている。

ニャートー通りのカフェと雑貨店

教会の正面から延びるニャートー通りには、歩道に低い椅子を並べたチャーチャイン(ライムを搾った甘い冷たいお茶)の店が続く。昼すぎも、教会のほうを向いて大勢の人が座っていた。

ハノイ大教会の前のニャートー通り。チャーチャインの店の前に低い椅子が並び、大勢の人が座っている

この通りには、お土産になる雑貨や骨董を扱う店も並ぶ。お土産を探すならハノイのお土産の記事に店の選び方を書いている。

フォーとバインミー

大教会から歩いてすぐの店から、フォーの店2軒とバインミーの店1軒を挙げる。

  • フォー10 リー・クオック・スー|大教会から歩いてすぐ。6:00〜21:45(月・木は21:00まで)
  • 住所|10 Lý Quốc Sư, Hoàn Kiếm
  • 地図|Googleマップで開く
  • フォー・ボー・アウチエウ|大教会の裏手。毎日6:30〜10:00の朝だけ開いている
  • 住所|34 Ấu Triệu, Hoàn Kiếm
  • 地図|Googleマップで開く(Googleマップでの店名は「Phở bò Tư Lùn」)

フォー・ボー・アウチエウは朝だけの店なので、大教会の午前の見学時間に合わせるなら、先に食べてから8時に入るのがちょうどいい。

なお、この店は2026年1月、衛生の基準に合わない設備や器具で食品を並べ、保管していたとして、400万ドン(約2万4,000円)の罰金を受けた。その後も朝の営業を続けている。

  • バインミー・ママ|8:00〜19:00(毎日)。定番のミックス(Bánh mì Thập cẩm)は40,000ドン(約240円)
  • 住所|54 Lý Quốc Sư, Hoàn Kiếm
  • 地図|Googleマップで開く

敷地の中の書店

出口側の通路沿いにあるガラス張りの建物は、大教会の書店(St. Joseph’s Cathedral of Hanoi Bookstore)だ。聖像やロザリオ(祈りに使う数珠)が並んでいる。

ハノイ大教会の敷地にある書店。聖像が棚に並び、入口に営業時間を書いたOPENの看板

  • 火曜〜土曜|8:00〜11:30/14:00〜17:00
  • 日曜|8:30〜11:30/14:00〜17:45
  • 月曜|休み

ホアロー刑務所

大教会から歩いて行ける距離に、フランス統治時代の刑務所跡、ホアロー刑務所がある。大人の入場料は50,000ドン(約300円)。

ハノイで有名な教会はほかにもある|クアバック教会

ハノイにはもう一つ、クアバック教会(Nhà thờ Cửa Bắc)という黄色い壁の教会がある。場所は旧市街から北西で、タンロン遺跡の北門(Cửa Bắc)の向かいだ。

世界遺産のタンロン遺跡は、別の記事に書いている。

ハノイ大教会についてよくある質問

Q. ハノイ大教会の中には入れる?

入れる。月曜〜土曜の08:00〜11:00と14:00〜17:00に、正面に向かって左側の門から入る。

日曜とミサの最中は見学できない。

Q. 入場料はいくら?

無料。見学のために払うお金はない。

Q. ハノイ大教会はどこにある?

ホアンキエム湖の西、旧市街のすぐ南西にある。住所は40 Nhà Chung, Hoàn Kiếm。

Q. どのくらい時間がかかる?

中は20分ほど。外観と前の広場を合わせて30分ほど。

Q. ベトナム語では何と言う?

Nhà thờ Lớn Hà Nội(ニャートー・ロン・ハノイ)。英語ではSt. Joseph’s Cathedral(聖ヨセフ大聖堂)。

まとめ|月〜土の午前か午後に、左側の門から入る

  • 見学時間|月曜〜土曜の08:00〜11:00と14:00〜17:00。日曜は見学できない
  • 入り方|正面に向かって左側の門から入り、右側から出る
  • 入場料|無料
  • 服装|短パン・タンクトップ・帽子は避ける。フラッシュは使わない

旧市街から歩いて寄れる場所なので、日曜と、昼の11時〜14時を外して組み込めばいい。

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編集者

ベトナムに魅せられた東京出身の経営者。数字よりも人の営みに惹かれ、現地のリアルを言葉で伝えている。

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