ハノイ大教会は、行く曜日と時間を外すと中に入れない。見学できるのは月曜から土曜の、午前3時間と午後3時間だけだ。
2026年9月に現地で撮った掲示の内容を、先に出しておく。
| 曜日 | 中を見学できる時間 |
|---|---|
| 月曜〜土曜 | 08:00〜11:00 14:00〜17:00 |
| 日曜 | 見学できない |
ハノイ大教会に入れる時間|月〜土の8時〜11時と14時〜17時

掲示は、入口になっている左側の門と、その先の通路に何枚も出ている。ベトナム語・英語・中国語の3言語で、日本語はない。どの掲示も見学時間は同じで、月曜〜土曜の08:00〜11:00と14:00〜17:00だ。
ハノイ大教会に訪問した日は14時5分ごろに着き、門はすでに開いていた。正面の広場には、この時間から写真を撮る人が大勢集まっていた。
日曜は見学できない
掲示には「日曜は見学しないでください」と書かれている。日曜は信者がミサと祈りのために使う日、というのが理由だ。土日でハノイに来るなら、大教会は土曜のうちに回しておく。
ハノイ大教会のミサの時間|ミサの最中は見学しない
掲示には「ミサの最中は見学しないでください」ともある。教会が案内しているミサの時間は次のとおり。
| 曜日 | ミサの時間 |
|---|---|
| 月曜〜金曜 | 05:30/18:30 |
| 土曜 | 05:30/18:00 |
| 日曜 | 05:00/07:00/08:30(子どものミサ)/10:00/11:30(英語のミサ)/16:00/18:00/20:00(若者のミサ) |
月曜〜土曜のミサは早朝と夕方にあり、見学時間とは重ならない。
「ハノイ大教会に入れない」のはこんなとき
- 日曜に行った|日曜は見学の日ではない
- 11:00〜14:00、または17:00以降に着いた|昼の3時間と夕方以降は閉まっている
- 掲示で禁止されている服装で行った|短パンやタンクトップなど。下で詳しく書く
ハノイ大教会の入り方|正面の扉ではなく左側の門から

正面の大きな扉からは入らない。正面の広場から建物に向かって左側の門を入り、教会の側面に沿った通路を奥へ進む。階段を上がった横の扉から中に入る。階段の前には、人の流れを分けるロープが張られていた。
門は電動で開け閉めする。門には「手で押したり引いたりしないでください」という札が付いている。
出口は反対の右側
中を見終わったら、入ってきた左側には戻らず、反対の右側から外に出る。左側の通路には「出口は反対側の門」という案内が、ベトナム語・英語・中国語・韓国語で立っている。

右側の通路沿いにはバイクがずらりと停められ、ガラス張りの細長い建物が続いている。これは大教会の書店で、この記事の後半で書く。
ハノイ大教会の入場料|無料
入場料はかからない。中にはろうそく立てと献金箱があるが、見学のために払うお金はない。
ハノイ大教会の服装|短パン・タンクトップ・帽子は不可
掲示に書かれている服装の決まりは次のとおり。
- 着ていかない服|短いスカート、短パン、キャミソール、タンクトップ、品のない絵や文字が入った服
- 帽子|教会の中ではかぶらない
中での決まり|電話はマナーモード、フラッシュは使わない
服装のほかにも、掲示には中での決まりが並んでいる。
- 電話|中では使わない。マナーモードにしておく
- 写真|フラッシュは使わない
- 飲食|飲み物・食べ物・ガムは口にしない
- そのほか|静かにする。たばこ、ペットの連れ込み、ゴミのポイ捨ては禁止
- 係の人|教会の係の人の指示に従う
ハノイ大教会の中に入ったら|洗礼盤と、長椅子の足元の台

中は白い柱と赤茶色の梁(はり)のアーチが奥まで続き、突き当たりの金色の祭壇の上にステンドグラスが並ぶ。柱には、イエスの受難の場面を描いた額の絵が掛けられている。
中央の通路のいちばん後ろにある、八角形の洗礼盤

中央の通路のいちばん後ろ、正面の扉の内側に、水の張られた八角形の石の鉢が置かれている。洗礼盤(せんれいばん)といって、キリスト教徒になるための儀式(洗礼)に使う水を入れておくものだ。
神社の手水(ちょうず)のように、手を洗うための水ではない。
長椅子の足元の、赤いクッションの台

長椅子の足元には、赤いクッションの付いた細長い台が付いている。跪き台(ひざまずきだい)といって、祈るときにこの上に膝をつく。
ろうそく立てと献金箱

中には、ろうそく立てと献金箱(DONATION BOX)がある。献金箱の横には、祈りのための献金を銀行振込で受け付けるQRコードの案内が置かれている。
中を見る時間は10分ほど
9月11日は、横の扉から入って右側の出口を出るまで10分ほどだった。正面の広場で外観を見る時間を足しても、20分ほどで回れる。
ハノイ大教会の見どころ|パリのノートルダム大聖堂を手本にした2本の塔

正式な名前は聖ヨセフ大聖堂(Nhà thờ Chính tòa Thánh Giuse)。地元では「ニャートー・ロン(Nhà thờ Lớn=大きな教会)」と呼ばれている。
パリのノートルダム大聖堂を手本にしたネオゴシック様式(中世ヨーロッパの教会建築をもとにした19世紀の様式)で、1886年12月24日のクリスマスイブに完成し、この日に最初のミサが行われた。建物の奥行きは64.5メートル、幅は20.5メートル、正面の2本の塔の高さは31.5メートル。建っている場所は、もとは李朝の時代からあったバオティエン寺(報天寺)の跡地だ。
外壁は年月で黒ずんだ灰色をしている。2026年9月11日の時点で、正面に工事の足場はかかっていなかった。
ハノイ大教会の場所と行き方|ホアンキエム湖の西、旧市街のすぐ南西
ニャートー通り・リー・クオック・スー通り・ニャーチュン通りの3本が集まるところに建っている。ホアンキエム湖の西岸からハンチョン通り(Hàng Trống)に出てニャートー通り(Nhà Thờ)に入ると、突き当たりに正面が見える。湖から歩いて5分ほどだ。
- 住所:40 Nhà Chung, Hoàn Kiếm
- 見学時間:月曜〜土曜 08:00〜11:00/14:00〜17:00(日曜は見学できない)
- 入場料:無料
- 地図:Googleマップで開く
ハノイ旧市街の範囲からは南西の端に少し外れるが、歩いて5〜10分なので、旧市街と一緒に回れる。
ハノイ大教会の周辺|歩いて寄れる店
ニャートー通りのカフェと雑貨店

教会の正面から延びるニャートー通りには、歩道に低い椅子を並べたチャーチャイン(ライムを搾った甘い冷たいお茶)の店が続く。9月11日の昼過ぎも、教会のほうを向いて大勢の人が座っていた。
刺繍ポーチやアートプリントを扱う雑貨店も、この通りと周りに集まっている。お土産を探すならハノイのお土産の記事に店の選び方を書いている。
フォーとバインミー
- フォー10 リー・クオック・スー|10 Lý Quốc Sư。大教会から徒歩2分。6:00〜21:45(月・木は21:00まで)
- フォー・ボー・アウチエウ|34 Ấu Triệu。大教会の裏手。6:30〜10:00で、売り切れ次第で終わる
- バインミー・ママ|54 Lý Quốc Sư。定番のミックスは35,000ドン(約210円)。9月11日の14時半ごろも、店の前に列ができていた
フォー・ボー・アウチエウは朝だけの店なので、大教会の午前の見学時間に合わせるなら、先に食べてから8時に入るのがちょうどいい。
敷地の中の書店

出口側の通路沿いにあるガラス張りの建物は、大教会の書店(St. Joseph’s Cathedral of Hanoi Bookstore)だ。聖像やロザリオ(祈りに使う数珠)が並んでいる。
- 火曜〜土曜:8:00〜11:30/14:00〜17:00
- 日曜:8:30〜11:30/14:00〜17:45
- 月曜:休み
ホアロー刑務所
大教会から歩いて行ける距離に、フランス統治時代の刑務所跡、ホアロー刑務所がある。入場料は50,000ドン(約300円)。
ハノイで有名な教会はほかにもある|クアバック教会
ハノイにはもう一つ、クアバック教会(Nhà thờ Cửa Bắc)という黄色い壁の教会がある。場所は旧市街から北西、タンロン遺跡の近くだ。
12月24日の夜は、ハノイ大教会の前の広場と通りが人で埋まる。クリスマスの時期のハノイは別の記事に書いている。
ハノイ大教会についてよくある質問
Q. ハノイ大教会の中には入れる?
入れる。月曜〜土曜の08:00〜11:00と14:00〜17:00が見学時間で、正面に向かって左側の門から入る。日曜とミサの最中は見学できない。
Q. ハノイ大教会に入れる時間は?
月曜〜土曜の08:00〜11:00と14:00〜17:00。11:00〜14:00の3時間は閉まる。
Q. 日曜日は見学できる?
できない。日曜はミサと祈りのための日として、見学しないよう掲示されている。
Q. 入場料はいくら?
無料。
Q. 服装の決まりはある?
短いスカート、短パン、キャミソール、タンクトップ、品のない絵や文字が入った服は着ていかない。帽子は中でかぶらない。
Q. 写真は撮っていい?
撮れる。フラッシュは使わない。電話はマナーモードにしておく。
Q. どのくらい時間がかかる?
中は10分ほど。外観と広場を合わせて20分ほど。
Q. ハノイ大教会は世界遺産?
世界遺産ではない。ハノイで世界遺産に登録されているタンロン遺跡とは別の場所だ。
Q. ベトナム語では何と言う?
Nhà thờ Lớn Hà Nội(ニャートー・ロン・ハノイ)。英語ではSt. Joseph’s Cathedral(聖ヨセフ大聖堂)。
まとめ|月〜土の午前か午後に、左側の門から入る
- 見学時間|月曜〜土曜の08:00〜11:00と14:00〜17:00。日曜は見学できない
- 入り方|正面に向かって左側の門から入り、右側から出る
- 入場料|無料
- 服装|短パン・タンクトップ・帽子は避ける。フラッシュは使わない
旧市街から歩いて寄れる場所なので、昼の11時〜14時を外して組み込めばいい。