ミーソン遺跡|入場料15万ドンとショーの時刻表、回り方と所要時間【2026年版】

旅・ガイド

ミーソン遺跡は、ダナンからもホイアンからも車で1時間以上かかる山あいにある。着いてから困るのは、チケットを買ったあとだ。ゲートの先に遺跡はなく、電動カートに乗り継ぐ。

先に結論。外国人の入場券は150,000ドン(約900円)で、電動カートとチャム族の公演、博物館の見学が全部この券に含まれる。駐車場に着いてから電動カートで遺跡に降りるまで14分、遺跡を見て戻るまで合わせて1時間27分だった。

ミーソン遺跡の園内にある蓮池と、その奥に見える山の稜線

目次

ミーソン遺跡の入場料|外国人150,000ドン、カートとショーが券に含まれる

金額から書く。2026年5月に券売所の掲示を撮ったものをそのまま載せる。円換算は1万ドン=60円で計算している。

区分 大人 5〜15歳 5歳未満
外国人 150,000ドン
約900円
30,000ドン
約180円
無料
ベトナム国籍 100,000ドン
約600円
30,000ドン
約180円
無料

ミーソン遺跡の券売所に貼られた料金表。外国人大人150,000ドンと書かれている

掲示の下に注記があり、60歳以上と革命功労者は50%引きになる。ただしこれはベトナム国籍の人が対象で、証明書の提示がいる。外国人には年齢による割引がない。

子どもの30,000ドンは、掲示では「phí trung chuyển(送迎の費用)」と書かれている。遺跡までの電動カートの分だけを払う形になっている。

1枚の券に4つのサービスが入っている

公式サイトの入場案内には、入場券に含まれるサービスが4つ挙げられている。ミーソン博物館の見学、電動カートでの送迎、チャム族の民俗公演、遺跡の見学だ。カートもショーも別料金ではない。

ショーを「オプション」だと思って時間を合わせずに回ってしまう人が多い。券に入っているので、時刻表を見て動くほうが得だ。

オンラインで買うと148,000ドンになる

公式サイトからつながるオンライン販売のページでは、外国人148,000ドン(約890円)、ベトナム国籍99,000ドンで売っている。外国人なら窓口より2,000ドン安い。英語表示に切り替えられて、購入するとQRコードが発行される。人数分をまとめて1つのQRにする団体券も選べる。

チケットの裏が遺跡の地図になっている

ミーソン遺跡の入場券。150,000ドンの表示と通し番号、QRコードが入っている

券は通し番号と日付、QRコードが入った紙の券だ。これを裏返すと園内の地図が印刷されている。
ミーソン遺跡の入場券の裏面に印刷された園内地図。塔のグループと歩道が描かれている

地図には、塔のかたまりがA群・A’群・B群C群D群・E群・F群・G群・H群・L群と、K塔・N塔に分けて描かれている。歩道が赤い破線、園内を流れる川が青い線だ。紙の券をなくすと地図もなくなるので、入場後も捨てずに持っておきたい。

開門時間とチャム族の公演の時刻表

見学は6時から18時、券を売るのは17時まで

公式サイトの入場案内には、見学が6:00から18:00、券の販売が6:00から17:00、博物館が6:00から17:00と書かれている。年中無休で、祝日もテトも開いている。

17時を過ぎると券が買えない。夕方に着く予定なら、逆算して16時台には駐車場に入っておきたい。

公演は1日7回、場所が3か所に分かれる

チャム族の民俗公演は公式サイトに時刻表が出ている。公演棟でやる回と、G群の塔の下でやる回がある。さらに月・水・金だけ、H群の坂でチャム民謡がある。

時刻 場所 曜日
9:00 G群の塔の下 毎日
9:45 公演棟 毎日
10:30 公演棟 毎日
11:15 公演棟 毎日
14:00 公演棟 毎日
14:45 G群の塔の下 毎日
16:00 公演棟 毎日
9:00 / 14:45
(チャム民謡)
H群の坂 月・水・金
公式サイトには、天候が悪いときは公演を中止すると書かれている。とくに屋根のないG群の回は雨に弱い。

出典はミーソン遺跡管理事務所の公式サイトの入場案内

ミーソン遺跡への行き方|ダナンから車で約1時間半、ホイアンから約1時間

ミーソン遺跡へ向かう道路脇の案内標識。MY SONと1kmの表示が出ている

ミーソンはダナン市トゥボン社にある。2025年の行政区分の再編で、以前のクアンナム省からダナン市に入った。ダナン市街からは車で1時間15分〜1時間半、ホイアンからは45分〜1時間が目安だ。

ツアーか、車をチャーターするか

現実的な選び方は3つある。

  • 半日ツアー:ダナンやホイアンから午前と午後の便が毎日出ている。入場券と送迎、ガイドが込みになっているものが多い
  • 車のチャーター:待ち時間を含めて半日押さえる形になる。人数が3〜4人いればツアーと大きくは変わらない
  • Grabで片道だけ:行きは呼べるが、帰りにミーソンでつかまらないことがある。片道だけで行くなら帰りの足を先に決めておく

道中の最後は片側1車線の山道になる。バイクで行く人もいるが、往復で3時間近く走ることになるので、体力に自信がなければ勧めない。

ホイアンからは観光バス(01DL)で行ける

ホイアンとミーソン、コンチョイ・ドンザンを結ぶ観光バス「01DL」が走っている。始発はホイアン市街から離れたナムホイアンシティだが、旧市街のハイバチュン通り497の駐車場が途中の停留所になっている。

向き 始発の発車 ミーソン 終点
ホイアン側→ミーソン ナムホイアンシティ
8:00
9:30 11:30
ホイアン側→ミーソン ナムホイアンシティ
14:00
15:30 17:30
ミーソン→ホイアン側 コンチョイ
11:00
13:00 14:30
ミーソン→ホイアン側 コンチョイ
14:00
16:00 17:30

運賃はホイアン〜ミーソンが片道150,000ドン(約900円)。ミーソン〜コンチョイ・ドンザンも150,000ドンで、全区間だと250,000ドンになる。革命功労者・高齢者・障害のある人・6歳未満は半額だ。

日帰りで使えるのは朝の便だけだ。朝便はナムホイアンシティを8:00に出て、ミーソンに9:30に着く。帰りの13:00発まで3時間半いられるので、1時間半の見学には余裕がある。午後便は15:30着で、同じ日にホイアンへ戻る16:00発まで30分しかない。ハイバチュン通り497から途中乗車する場合、この停留所の通過時刻は公式の時刻表に出ていないので、事前に確かめておきたい。
この路線を走っているのは2台だけで、座席は16席しかない(定員24人のうち、残る8人分は立席)。座れるとは限らない。

着いてからの流れ|駐車場から電動カートまで9分

入口からいきなり遺跡が見えるわけではない。順番はこうなる。

ミーソン遺跡の駐車場。大型の観光バスが何台も並んでいる

まず駐車場に着く。大型の観光バスが10台以上入る広さがある。

ミーソン遺跡の券売所。PHONG VE THAM QUAN、TICKET OFFICEの看板が出ている

駐車場の正面が券売所で、「PHÒNG VÉ THAM QUAN / TICKET OFFICE」の看板が出ている。屋根とベンチがあるので、待つ間に日差しは避けられる。

ミーソン遺跡の入場ゲート。DI SAN VAN HOA THE GIOIの文字が掲げられている

券を持ってゲートをくぐる。「DI SẢN VĂN HÓA THẾ GIỚI(世界文化遺産)」と書かれた門だ。

ミーソン遺跡の園内にあるMY SONの立体文字のモニュメント

ゲートを入るとすぐ、「MY SON」の立体文字が置かれている。ここは記念写真の定番で、団体が固まりやすい。

ミーソン博物館の建物。NHA TRUNG BAY MY SON、MY SON EXHIBITION CENTERの看板が出ている

その先が博物館(NHÀ TRƯNG BÀY MỸ SƠN / MY SON EXHIBITION CENTER)。券に含まれている。

ミーソン遺跡の園内にあるアーチ型のゲートと木の欄干の歩道橋

アーチ型の門と歩道橋を渡ると、電動カートの乗り場に出る。

ミーソン遺跡の電動カート乗り場。緑色のカートが屋根の下に並んでいる
ミーソン遺跡の電動カートの車内から見た、運転席と前方の山道

緑色のカートが並んでいて、人がそろうと発車する。乗っている時間は5分ほどだ。

駐車場に着いてから電動カートに乗り込むまでが9分、カートが5分。駐車場から遺跡の入口まで、合わせて14分を見ておけばいい。

回り方と所要時間|標準ルートで約60分

ミーソン遺跡の園内に立つ案内地図の看板。SO DO DI TICH MY SONと書かれている

カートを降りたところに大きな案内地図が立っている。券の裏と同じ図で、こちらは「You are here」の表示が入る。

公式サイトのガイド規定には、標準の見学ルートは約60分と書かれている。ここに移動と待ち時間が乗る。

区間 目安
駐車場→券売→ゲート→カート乗り場 9分
電動カートの乗車 5分
遺跡の見学(標準ルート) 約60分
帰りのカート待ち・乗車 10分前後
合計 1時間半
実際に駐車場に入ってから出るまでを測ったら1時間27分だった。写真を撮りながら普通に歩いた場合の時間だ。公演を1本見るなら、これに待ち時間を足して2時間で組んでおくと余裕がある。

見どころ|塔の内部のリンガとヨニ、崩れたまま残る一角

ミーソン遺跡のレンガ造りの塔。入口の上に三角形の破風があり、壁面に彫刻が残っている

保存状態のいい塔がまとまっているのは、カートを降りて最初に着くかたまりだ。赤茶色のレンガが積み上がっていて、入口の上に三角形の破風がある。壁の彫刻がまだ読み取れる。

ミーソン遺跡の塔の中に残るリンガとヨニの石の台座。花と線香が供えられている

塔の中に入ると、石の台座が残っている。円柱がリンガ、その下の四角い受け皿がヨニで、ヒンドゥー教のシヴァ神をまつるための組み合わせだ。今も花と線香が供えられている。

ミーソン遺跡の、崩れて基壇だけが残った塔の跡。奥に山が見える

一方で、基壇だけを残して崩れてしまった区画もある。修復の足場が組まれている塔もあって、園内は今も工事が続いている。

レンガの建物がそのまま展示室になっている

ミーソン遺跡の展示室。レンガの建物の中に大きな石のレリーフが置かれている

遺跡のなかにある細長いレンガの建物は、そのまま展示室として使われている。天窓から光が落ちる下に、大きな石のレリーフや彫刻が並ぶ。屋外を歩き続けたあとにここに入ると涼しい。

地図に「爆弾の穴」の記号がある

案内地図の凡例を見ると、川と歩道と遺跡のほかに「Hố bom(爆弾の穴)」という記号がある。ベトナム戦争の空爆でできたくぼみが、地図に地形として書き込まれている。塔が崩れている理由の一端がここにある。

現地ガイドは100,000ドンで頼める

ミーソンには日本語や英語の解説板が多くない。ガイドを頼むなら、公式に料金と枚数が決まっている。

  • 1枚 100,000ドン(約600円)
  • 1〜5名で1枚、6〜15名で2枚、16〜30名で3枚
  • 1組は30名まで
  • 標準ルートで約60分
  • 申し込みは電動カート乗り場の受付
2026年2月1日から適用されている規定だ。2人で行っても4人で行っても1枚100,000ドンで済む計算になる。

園内のトイレと飲食

トイレは入口側と遺跡側の2か所

券の裏の地図にも園内の案内地図にも、トイレの記号は2か所ある。ひとつは駐車場のとなり、もうひとつは遺跡側、公演棟のすぐ南の分かれ道だ。カートで奥に入ってしまうと次のトイレまで距離があるので、乗る前に駐車場側で済ませておくといい。

飲食は入口側に2軒

ミーソン遺跡の蓮池のほとりにある、茅葺き屋根の休憩スペース

遺跡側には売店がなく、蓮池のほとりに茅葺き屋根の休憩スペースがあるだけだ。食べるなら入口側に2軒ある。

場所 評価 営業時間
Hoa Tiên Mỹ Sơn
Restaurant and Coffee
カート乗り場のそば 4.6 6:00〜17:30
MySon Cham
Restaurant, Bar & Coffee
駐車場側 3.5 7:00〜17:30

2026年8月時点の評価で、2軒で1ポイント以上の差がついている。並んで営業しているので、入る前に見比べる価値はある。値段はバインミー60,000ドン、ミークアン50,000ドン、フォー70,000ドン、牛肉の焼きそば110,000ドン前後で、街なかより高めだ。

何時に行くか|暑さと団体客

ミーソン遺跡の帰りの電動カート乗り場。屋根の下に団体客が集まって待っている

11時ごろに帰りのカート乗り場へ戻ったら、屋根の下に学生の団体が数十人たまっていた。カートは人がそろってから出るので、団体と重なると待ち時間が伸びる。

遺跡のなかは日陰が少ない。塔と塔の間はむき出しの土と草地で、逃げ込める場所は展示室と木の下くらいしかない。開門が6時なので、暑い時期は早い時間に入ってしまうほうがいい。

服装と持ち物

  • 歩ける靴。園内はレンガと土と草地で、段差もある
  • 帽子か日傘。日陰がない
  • 。遺跡側に売店がない
  • 現金。券売所は紙の券を売る窓口だ
  • 虫よけ。川と草地があるので、朝夕は虫が出る

ミーソン遺跡とは|レンガの積み方が今も分かっていない

ミーソンは、かつてこの地にあったチャンパ王国がヒンドゥー教の神をまつるために築いた聖地だ。券の裏の解説によれば、塔は4世紀から13世紀まで、途切れずに建て続けられた。ひとつの王朝が1000年近く同じ谷に手を入れ続けた場所ということになる。

チャム族は「レンガ建築の名手」と呼ばれる。塔のレンガはすき間なく噛み合っていて、間に接着剤にあたるものが見当たらない。何をどう使って積んだのかは、今も解き明かされていないと券の解説にも書かれている。近くで壁を見ると、たしかに目地が見えない。

1999年12月にユネスコの世界文化遺産に登録された。ベトナムの歴史のなかで、北の中国文化圏とは別の流れを持つ文明の跡として残っている。

ホイアン・五行山と組み合わせる

ミーソンは半日で済む。ホイアンから車で1時間ほどなので、午前にミーソン、午後にホイアン旧市街という組み方がいちばん動きやすい。ダナンから行くなら、帰りに五行山を挟む手もある。

よくある質問

ミーソン遺跡の入場料はいくらですか?

外国人の大人が150,000ドン(約900円)、5〜15歳が30,000ドン、5歳未満は無料。電動カート、チャム族の公演、博物館の見学がこの1枚に含まれる。

所要時間はどれくらいですか?

標準の見学ルートが約60分で、駐車場を出入りする時間を足すと1時間半。実際に測ったら1時間27分だった。公演を見るなら2時間で組んでおくといい。

チケットはオンラインで買えますか?

買える。公式のオンライン販売で外国人148,000ドン。英語表示に切り替えられて、QRコードが発行される。

電動カートは別料金ですか?

別料金ではない。入場券に含まれている。ゲートから遺跡までは歩けないので、全員が乗ることになる。

チャム族のショーは何時からですか?

毎日9:00、9:45、10:30、11:15、14:00、14:45、16:00の7回。9:00と14:45はG群の塔の下、それ以外は公演棟。月・水・金はH群の坂でチャム民謡もある。

園内にトイレはありますか?

2か所ある。駐車場のとなりと、遺跡側の公演棟の南側だ。カートに乗る前に駐車場側で済ませておくと安心できる。

ダナンとホイアン、どちらから行くほうが近いですか?

ホイアンのほうが近い。ダナンから車で1時間15分〜1時間半、ホイアンから45分〜1時間が目安だ。

まとめ|150,000ドンと1時間半

持っていくのは150,000ドンと、日差しをしのぐもの。券を買ったら裏の地図を見て、電動カートで奥へ入る。標準ルートで約60分、全部で1時間半。時刻表に合わせればチャム族の公演も同じ券で見られる。

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エンジニア

幼少期をアメリカで過ごし、現在は世界を転々としながらコードを書くノマドエンジニア。

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