ベトナムの果物・フルーツ29種一覧|名前・旬・値段・食べ方【2026年8月の現地価格】

2026.08.28
旅・ガイド

市場の台に果物が山積みになっている。名前も、値段の相場も分からないまま、結局その前を通り過ぎてしまう。ベトナムの旅行でいちばんもったいない瞬間だと思う。

この記事では、ベトナムでよく見かける果物29種について、名前・今の値段・出回る月・食べ方をまとめた。値段は2026年8月末にハノイのスーパーと果物店で確認したものが中心で、写真の一部はダナンなど別の街と時期のものも使っている。
ハノイの果物店に並ぶベトナムの果物と手書きの価格札

目次

ベトナムの果物 早見表【29種】

まず一覧から。カタカナは発音の目安。ベトナム語は声調があるため、通じないときは綴りをスマホで見せるのが確実だ。値段は2026年8月末にハノイのスーパー・果物店で確認した価格。円は「1万ドン=約60円」で換算している。

日本語名 読み方 ベトナム語 出回る月 価格の目安
マンゴー ソアイ Xoài 3〜7月(通年あり) 54,000〜120,000ドン
ドラゴンフルーツ タインロン Thanh long 通年(5〜9月が最盛) 34,900〜59,900ドン
パッションフルーツ チャンレオ Chanh leo / Chanh dây 通年 49,900〜89,000ドン
マンゴスチン マンクット Măng cụt 5〜8月 119,000ドン
ランブータン チョムチョム Chôm chôm 5〜9月 75,000ドン
ライチ ヴァイ Vải 5〜7月 旬のみ(8月末は店頭になし)
竜眼(リュウガン) ニャン Nhãn 7〜9月 70,000ドン
ボンボン ボンボン Bòn bon 7〜10月 旬のみ(8月末は店頭になし)
釈迦頭(バンレイシ) ナー/マンカウター Na / Mãng cầu ta 7〜9月 89,900ドン
ミルクフルーツ ヴーソア Vú sữa 12〜3月 旬のみ(8月末は店頭になし)
ザボン(文旦) ブオイ Bưởi 8〜1月 59,900ドン/1個49,000〜109,000ドン
ドリアン サウリエン Sầu riêng 5〜9月 89,900ドン
ジャックフルーツ ミット Mít 4〜9月 59,000ドン(カット済み)
ローズアップル(レンブ) マン/ゾイ Mận / Roi 4〜9月 89,900ドン
グアバ オイ Ổi 通年 35,000ドン(1kg袋)
オレンジ カムサイン Cam sành 通年(10〜2月が最盛) 39,900ドン
ミカン クイット Quýt 通年(11〜1月が最盛) 59,900〜69,900ドン
スイカ ズアハウ Dưa hấu 通年 29,900〜39,900ドン
メロン ズアルオイ Dưa lưới 通年 1個99,000ドン
サポジラ ホンシエム Hồng xiêm / Sapô 9〜1月 65,000ドン
スターフルーツ ケー Khế 通年 8月末は店頭で確認できず
サワーソップ マンカウシエム Mãng cầu xiêm 南部で通年見かける 8月末は店頭で確認できず
パイナップル ズア(Dứa) Dứa / Thơm / Khóm 通年 1個34,000ドン
バナナ チュオイ Chuối 通年 29,900〜46,900ドン
パパイヤ ドゥードゥー Đu đủ 通年 33,000〜45,000ドン
アンバレラ コック Cóc 7〜9月 45,000ドン
カニステル レキマ/チュンガー Lêkima / Trứng gà 通年見かける 59,900ドン
アボカド ボー 4〜6月 39,900〜59,900ドン
ココナッツ ズア(Dừa) Dừa 通年 1個32,900ドン

名前は3つセットで控えておくと現地で困らない。日本語名だけでは店の人に通じない。カタカナで声をかけてみて、伝わらなければベトナム語の綴りを見せればいい。

値段は店によって差がある。同じ8月末のハノイでも、大型スーパーのザボンが1kg59,900ドンなのに対し、輸入品を扱う高級スーパーでは同じザボンが79,000ドンだった。上の表は大型スーパーの値段が中心なので、路上や市場ならもう少し安く、輸入食品を扱う店なら高くなると考えておきたい。

初めてならこれ|ベトナムの果物おすすめランキング7選

初めてベトナムで果物を食べる日本人向けに7つ選んだ。人気順ではない。ベトナムらしさ・日本での珍しさ・食べやすさの3つで並べている。

順位 果物 選んだ理由
1 マンゴスチン 旬が5〜8月と短く、日本で生を食べる機会がほとんどない。甘さと酸味のバランスがよく、初めてでも食べやすい
2 マンゴー 品種が多く、熟したものと青いものでは食べ方まで違う。1種類食べただけでは終わらない
3 ドラゴンフルーツ どの店にもあり、白肉と赤肉を並べて比べられる。値段も安い
4 ランブータン 見た目のインパクトが大きいわりに、味はライチに近くて食べやすい
5 竜眼 枝つきの房で売られる姿がベトナムらしい。皮が薄く、道具なしで食べられる
6 ドリアン 好き嫌いは分かれるが、東南アジアらしい体験ができる。カット済みなら少量から
7 ミルクフルーツ 日本ではまず見かけない。12〜3月にベトナムへ行くなら候補に入れたい

唐辛子塩をつける食べ方まで試したいなら、これにアンバレラ(Cóc)青いマンゴーを足すといい。甘い果物とはまったく別の体験になる。
ハノイのスーパーで売られるマンゴスチン 1kg119,000ドン

名前が分からないときの逆引き

目の前にある果物の名前が分からない、という状況のほうが実際は多い。色と形、あるいは店の人が言った音から引けるようにしておく。

色と形から引く

見た目 果物
鮮やかなピンクで、緑のヒレがついている ドラゴンフルーツ
赤くて全体が毛だらけ ランブータン
濃い紫で、ヘタが緑の花のよう マンゴスチン
茶色くてつるつる、ブドウのように房になっている 竜眼
緑色でウロコ状のこぶがある 釈迦頭
全体が硬いトゲに覆われ、抱えるほど大きい ドリアン
黄緑色のイボイボで、ドリアンよりさらに大きい ジャックフルーツ
ピンクと白のまだらで、釣鐘の形 ローズアップル
紫の丸い実で、振ると中で音がする パッションフルーツ
薄茶色でジャガイモのような見た目 サポジラ
黄色や緑で、切ると星形になる スターフルーツ
緑色で大きく、トゲがやわらかい サワーソップ
小さな緑の楕円形で、硬い アンバレラ
黄色い実で、中がねっとりしている カニステル

ハノイの果物店に並ぶドラゴンフルーツ、ランブータン、青いマンゴーなど

「〇〇みたいな果物」から引く

こう見えたら 正体
りんごみたいだけど軽くて中が空洞 ローズアップル(Mận / Roi)
青りんごみたいだけど硬くてしゃりしゃりする グアバ(Ổi)
丸くてなめらかな緑や紫のりんごみたい ミルクフルーツ(Vú sữa)
ライチみたいだけど毛がある ランブータン(Chôm chôm)
ライチみたいだけど皮がつるつる 竜眼(Nhãn)
ライチみたいだけど皮がざらつき、房が長い ボンボン(Bòn bon)
柿みたいだけど中がねっとりした黄色 カニステル(Lêkima / Trứng gà)
青いマンゴーみたいだけど酸っぱすぎる アンバレラ(Cóc)

現地名の音から引く

聞こえた音 綴り 果物
ニャン Nhãn 竜眼
チョムチョム Chôm chôm ランブータン
マンクット Măng cụt マンゴスチン
サウリエン Sầu riêng ドリアン
ミット Mít ジャックフルーツ
オイ Ổi グアバ
ナー Na 釈迦頭(北部の言い方)
マンカウター Mãng cầu ta 釈迦頭(南部の言い方)
コック Cóc アンバレラ
ズア Dứa パイナップル(北部の言い方)
同じ果物が、北と南で名前が変わることがある。釈迦頭はハノイで「ナー(Na)」、ホーチミンで「マンカウター(Mãng cầu ta)」。ローズアップルは北で「ゾイ(Roi)」、南で「マン(Mận)」。ややこしいのはこの「マン」で、北部では「マン(Mận)」がスモモを指す。パイナップルも「Dứa」「Khóm」「Thơm」と3通りある。カタカナで書くと同じ「ズア」になる Dứa(パイナップル)と Dừa(ココナッツ)も、声調が違う別の単語だ。通じなかったら綴りを見せるのが早い。

似ている4つの見分け方

ライチ・ランブータン・竜眼・ボンボンは、皮をむけば中身がどれも白く似ている。外側で見分ける。

  • ランブータン——赤やオレンジの外皮全体から、やわらかい毛が長く伸びている。ひと目で分かる
  • ライチ——赤くてゴツゴツした皮。毛はない。房は短め
  • 竜眼——薄茶色でつるっとした皮。粒はライチより小さく、房が枝ごと長く伸びる
  • ボンボン——黄土色で皮がざらつき、竜眼よりやや大きい。中は房状に分かれている

ドリアンとジャックフルーツも混同されやすいが、トゲの硬さがまるで違う。ドリアンは触ると痛いほど鋭く、ジャックフルーツは丸みのあるイボで手のひらで押せる。匂いも、ドリアンは離れていても分かる。

また、釈迦頭(Na / Mãng cầu ta)とサワーソップ(Mãng cầu xiêm)は名前が1語しか違わないが別の果物だ。釈迦頭は握りこぶしほどでウロコ状、サワーソップは両手で抱えるほど大きく、トゲはやわらかい。

何月に何が出るか

熱帯だから一年中同じものが並んでいる、というわけではない。旅行の月によって、店頭の顔ぶれはかなり変わる。

その月に出回るもの
1月 ミルクフルーツ、ザボン、オレンジ、ミカン、サポジラ
2月 ミルクフルーツ、オレンジ
3月 ミルクフルーツ、マンゴー
4月 マンゴー、ジャックフルーツ、ローズアップル、アボカド
5月 マンゴー、ジャックフルーツ、ローズアップル、アボカド、ライチ、マンゴスチン、ランブータン、ドリアン
6月 マンゴー、ジャックフルーツ、ローズアップル、アボカド、ライチ、マンゴスチン、ランブータン、ドリアン
7月 マンゴー、ジャックフルーツ、ローズアップル、ライチ、マンゴスチン、ランブータン、ドリアン、竜眼、釈迦頭、ボンボン、アンバレラ
8月 ジャックフルーツ、ローズアップル、マンゴスチン、ランブータン、ドリアン、竜眼、釈迦頭、ボンボン、アンバレラ、ザボン
9月 ジャックフルーツ、ローズアップル、ランブータン、ドリアン、竜眼、釈迦頭、ボンボン、アンバレラ、ザボン、サポジラ
10月 ボンボン、ザボン、サポジラ、オレンジ
11月 ザボン、サポジラ、オレンジ、ミカン
12月 ミルクフルーツ、ザボン、サポジラ、オレンジ、ミカン

ドラゴンフルーツ、パパイヤ、バナナ、スイカ、メロン、グアバ、パイナップル、パッションフルーツ、ココナッツ、カニステル、スターフルーツは通年で手に入る。旬を気にせず買えるのはこのあたりだ。サワーソップは南部で通年見かける。

2026年5月末にダナンのドリアン専門店をのぞいたときは、店先にドリアンとマンゴスチンが籠で並んでいた。同じ年の8月末にハノイのスーパーを回ったときは、竜眼と釈迦頭とザボンが主役で、ライチは1軒も置いていなかった。3か月ずれるだけで、売り場の顔ぶれは入れ替わる。

果物の種類がいちばん増えるのは5〜8月だ。特に6〜7月は、ライチ・マンゴスチン・ランブータン・ドリアンが同じ時期に重なる。逆に、旬を外れた果物は値段が上がるか、そもそも店頭に並ばない。ライチを目当てにするなら5〜7月、ミルクフルーツなら12〜3月と、旅行の時期から逆算して考えるといい。

29種を1つずつ

マンゴー(Xoài/ソアイ)

ベトナムのマンゴーは品種が多く、値段も倍以上違う。ハノイのスーパーで並んでいたのは、カットチュ種が1kg75,000〜99,900ドン(約450〜600円)、最高級とされるカットホアロック種が120,000ドン(約720円)、大ぶりなトゥークイ種が54,000ドン(約324円)だった。

熟したものは皮が黄色く、押すとわずかに沈む。青いまま売られているものは別物で、こちらは酸っぱく、切って塩や唐辛子をつけて食べる。デザートのつもりで買うと面食らうので、買うときに黄色いか緑かを見ておきたい。

切り方は、平たい種を避けて両側から2枚そぎ落とし、格子状に切り込みを入れて皮を裏返す。これがいちばん食べやすい。

ドラゴンフルーツ(Thanh long/タインロン)

白い果肉のものと赤い果肉のものがあり、赤のほうが甘い。値段はセール時で白が1kg34,900ドン(約209円)、赤が39,900ドン(約239円)。上物のコーナーだと白59,900ドン、赤49,900ドンと逆転していた。品種より等級で値段が決まっている。

味は淡く、キウイの種のようなプチプチした食感が主役だ。縦半分に切ってスプーンですくうか、皮をむいて輪切りにする。皮は手でむける。

赤い果肉のものを食べると尿が赤くなることがあるが、色素によるもので心配はいらない。
ハノイのスーパーのドラゴンフルーツ 赤肉39,900ドン 白肉34,900ドン

パッションフルーツ(Chanh leo / Chanh dây/チャンレオ)

紫色のものが1kg49,900ドン(約299円)、黄色いものが89,000ドン(約534円)。黄色のほうが酸味が強く、ジュース向けだ。北部では chanh leo、南部では chanh dây と呼ばれる。

皮がしわしわに縮んだものが食べごろ。つるつるのものはまだ酸っぱい。半分に切って、種ごとスプーンですくって食べる。種は噛んでかまわない。

そのままだと相当酸っぱいので、練乳や砂糖を足す食べ方が現地では一般的だ。

マンゴスチン(Măng cụt/マンクット)

1kg119,000ドン(約714円)。この記事の29種でいちばん高い部類に入る。5〜8月しか出回らない。

皮が硬すぎるものは中身が乾いている。指で押して少しへこむくらいがいい。ヘタの反対側に花のような模様があり、そのひだの数が中の房の数と一致する。

食べ方は、皮の側面を親指で押し割って開き、白い房を取り出す。皮の汁は服につくと落ちないので気をつけたい。

ランブータン(Chôm chôm/チョムチョム)

1kg75,000ドン(約450円)。通常85,000ドンのところがセールになっていた。

毛が赤く、先が緑色のものが新鮮だ。毛が黒く干からびていたら時間が経っている。皮に爪を立ててぐるりと一周切れ目を入れ、ひねると割れる。中の種には薄い膜がついていて、これは口に残る。

味はライチに近いが、もう少しさっぱりしている。

ライチ(Vải/ヴァイ)

主な旬は5〜7月。2026年8月末にハノイのスーパーを何軒か回ったが、1軒も置いていなかった。この時期にベトナムにいるなら、迷わず買ってほしい果物だ。

北部のバクニン省ルックガン(旧バクザン省)が最大の産地で、6月には路上に山積みで売られる。皮が赤いうちが食べごろで、茶色くなると味が落ちる。

皮は爪で簡単にむける。中の種は大きいので、丸ごと口に入れないほうがいい。

竜眼(Nhãn/ニャン)

1kg70,000ドン(約420円)。7〜9月が旬で、8月末のハノイでは枝つきの房のまま冷蔵ケースに並んでいた。1.032kgのパックで72,240ドンの値札が付いていた。

漢字で「竜眼」と書くとおり、皮をむくと白い果肉の中に黒い種が透けて見える。ライチより小ぶりで、甘みが強く香りは控えめ。皮は薄く、指でつまめば割れる。

乾燥させたものは漢方の材料になり、チェー(ベトナムのぜんざい)にもよく入っている。

ハノイの店頭で枝と葉付きで売られる竜眼(Nhãn)

ボンボン(Bòn bon/ボンボン)

7〜10月に出回る。ライチや竜眼と同じような房で売られているが、皮が黄土色でざらついているのが違いだ。中部のダナン市(旧クアンナム省)が産地として知られる。地域によっては lòn bon と呼ばれることもある。

皮は薄く、指で押すと割れる。中はニンニクのように房に分かれていて、ひと粒ずつ食べる。甘酸っぱく、種は苦いので噛まないほうがいい。

釈迦頭(Na / Mãng cầu ta/ナー、マンカウター)

1kg89,900ドン(約540円)。ハノイのスーパーではランソン省チーラン産のものと、タイ種のものが並んでいた。

緑色のウロコが盛り上がって、指で押すとやわらかいものが食べごろ。硬いものは1〜2日置くと熟す。熟しすぎると割れてくる。

手で割ると白い果肉が出てくる。黒い種を避けながら、房ごとスプーンで食べる。甘さが強く、食感はカスタードに近い。

ミルクフルーツ(Vú sữa/ヴーソア)

12〜3月が旬で、夏には店頭に出ない。名前のとおり、切ると白い乳液のような果汁が出る。南部のドンタップ省(旧ティエンザン省)が産地として有名だ。

皮の色は紫のものと緑のものがあり、味は変わらない。手のひらで転がしてやわらかくしてから、半分に切ってスプーンで食べる。皮の内側の白い部分は渋いので、果肉だけをすくう。

ザボン(Bưởi/ブオイ)

値段の見方がいちばんややこしい果物だ。8月末のハノイのスーパーでは、網袋入りが1kg59,900ドン(約360円)、上等級のものが1個109,000ドン(約654円)、800g以上のサイズが1個49,000ドン(約294円)、フックチャック種が1個59,900ドンだった。kgあたりと1個あたりが同じ棚に混ざっている。

さらに、皮をむいて房だけにしたパックは1kg189,000ドン(約1,134円)と3倍以上になる。ザボンは皮が厚く、むくのに手間がかかるぶんの値段だ。ホテルで食べるならこちらが現実的かもしれない。

Bưởi da xanh、Bưởi Năm Roi のように品種名まで書かれて売られている。ずっしり重いものが果汁が多い。皮に十字の切り込みを入れて手でむき、房の薄皮も取り除いて食べる。

ドリアン(Sầu riêng/サウリエン)

丸ごと1kg89,900ドン(約540円)。ただし丸ごとは重い。ハノイのスーパーで量り売りラベルを見ると、2.77kgのもので合計249,023ドン(約1,494円)だった。ひとりで食べきれる量ではない。

割って果肉だけをパック詰めしたものも同じ売り場に並んでいる。初めてなら、こちらを少量買うほうがいい。

トゲの間に指を入れて押すとわずかに沈むものが食べごろ。振ってコトコト音がするなら熟しすぎている。匂いは強烈だが、味はねっとり甘く、慣れると病みつきになる人が多い。

ドリアンは、ホテル・国内線の機内・長距離バス・タクシーで持ち込みを断られることが多い。匂いが残るためで、ロビーに禁止の掲示を出しているホテルもある。買ったその場か、屋外で食べきるのが無難だ。

ベトナムのドリアン専門店に山積みで並ぶドリアンとマンゴスチン

ジャックフルーツ(Mít/ミット)

丸ごとは20kgを超えることもあるので、旅行者が買うのはカット済みのパックになる。1kg59,000ドン(約354円)で、実際のパックは0.952kgで56,168ドンだった。

黄色い房を1つずつ手で食べる。中に大きな種が入っているので取り除く。甘く、噛むとガムのような弾力がある。切ると白い樹液が出て手にべたつくが、これは油で落ちる。

ハノイの街路樹にも実がなっていることがある。幹から直接、ぶら下がるようについているのですぐ分かる。
ベトナムで木の幹に直接実るジャックフルーツ

ローズアップル(Mận / Roi/マン、ゾイ)

1kg89,900ドン(約540円)。ピンクと白のまだら模様で、釣鐘のような形をしている。

かじると、りんごというより水を食べているような食感だ。甘みは薄く、そのぶん喉が渇いたときにちょうどいい。皮ごとそのまま食べられる。

現地では唐辛子塩をつけて食べることが多い。甘みが薄いぶん、塩と合う。

グアバ(Ổi/オイ)

1kg入りの袋で35,000ドン(約210円)。29種のなかでは安いほうだ。通年手に入る。

緑色のうちに食べるのがベトナム流で、しゃりしゃりと硬い。日本で見る完熟のピンクのものとはまったく別の食感になる。皮ごと切って、種の部分も一緒に食べる。

これも唐辛子塩をつける定番の果物だ。

オレンジ(Cam sành/カムサイン)

1kg39,900ドン(約239円)。皮が緑色でごつごつしているので、日本のオレンジとは見た目がかなり違う。熟していないわけではない。

皮が厚く手ではむきにくいので、現地ではジュースにすることが多い。カフェの「nước cam」がこれだ。

ミカン(Quýt/クイット)

1kg59,900〜69,900ドン(約359〜419円)。オレンジより皮が薄く、手でむける。テト(旧正月)の前後にいちばん多く出回る。

盆栽仕立ての実つきのミカンの木が、テトの飾りとして街中で売られる。あの木の実がこれだ。

スイカ(Dưa hấu/ズアハウ)

1kg29,900〜39,900ドン(約179〜239円)。日本と比べると驚くほど安い。

丸ごとのほか、半分に切ったものも売られている。9月2日の建国記念日が近づくと、切り口に黄色い星をくり抜いて国旗に見立てたものが店頭に並ぶ。

メロン(Dưa lưới/ズアルオイ)

1個99,000ドン(約594円)。網目模様のマスクメロンで、日本の高級メロンほどの甘さはないが、値段を考えれば十分だ。

黄色い皮のものは網目がなく、こちらは1個65,000〜105,000ドンほどで並んでいた。贈答用の箱入りもある。

サポジラ(Hồng xiêm / Sapô/ホンシエム、サポ)

1kg65,000ドン(約390円)。薄茶色でジャガイモのような見た目をしている。パックは0.698kgで45,370ドンだった。北部では hồng xiêm、南部では sapôchê と呼ばれることが多い。

指で押してやわらかくなってから食べる。硬いうちは渋くて食べられない。皮をむくと中は茶色く、黒糖のような濃い甘さがある。種は数個入っているので取り除く。

スターフルーツ(Khế/ケー)

ベトナムの路上の果物売りにトレイで並ぶスターフルーツ(Khế)

縦に5本ほどの角が伸びた果物で、横に輪切りにすると星の形になる。黄色く熟したものと、緑がかった若いものがある。8月末に回ったハノイの店では見かけなかった。

熟したものは甘みがあり、若いものは酸味が強い。酸っぱいほうは料理に使われ、魚の煮込みやスープに入る。皮は薄いので、洗えばそのまま切って食べられる。

星形が目立つので、ジュースやデザートの飾りとしても使われる。

サワーソップ(Mãng cầu xiêm/マンカウシエム)

緑色の大きな実で、表面にやわらかいトゲが並んでいる。ドリアンと違ってトゲは指で押すと曲がる。南部でよく見かける果物で、8月末のハノイでは店頭になかった。

釈迦頭(Mãng cầu ta)と名前が1語しか違わないが、別の果物だ。釈迦頭は握りこぶしほどの大きさでウロコ状、サワーソップは両手で抱えるほど大きくトゲ状。

白い果肉は酸味が強く、そのまま食べるよりシェイクやジュースにされることが多い。黒い種は食べない。

パイナップル(Dứa / Thơm / Khóm/ズア)

1個34,000ドン(約204円)。値札の単位が「1個」になっていることが多い。

北部では dứa、南部では thơm や khóm と呼び方が変わる。市場では、その場で皮をむいて、目のような硬い部分を螺旋状に切り落としてくれる店もある。串に刺した状態で売られていることもある。

バナナ(Chuối/チュオイ)

1kg29,900〜46,900ドン(約179〜281円)。品種ごとに単価が分かれていて、ハノイのスーパーでは Chuối tây が29,900ドン、Chuối vàng が34,000ドン、Chuối ngự が42,900ドン、輸入の Chuối Dole が46,900ドンだった。

小ぶりで甘みが強いのが Chuối ngự。房のまま量り売りされる。ベトナムでは供物としてもよく使われ、寺や祭壇に房ごと供えられているのを見かける。

パパイヤ(Đu đủ/ドゥードゥー)

1kg33,000〜45,000ドン(約198〜270円)。赤い果肉と黄色い果肉があり、赤いほうが甘い。半分に切った状態でも売られていて、0.956kgで43,020ドンの値札が付いていた。

青いパパイヤは、ベトナムでは果物として食べるより料理の材料として使われる。細く刻んでサラダ(gỏi đu đủ)にする。売り場でも生食用と分けて並んでいる。

アンバレラ(Cóc/コック)

1kg45,000ドン(約270円)。小さな緑色の楕円形で、青いマンゴーに似ているが別の果物だ。中心に硬い種がある。

熟すのを待つというより、若い実を切って唐辛子塩につけて食べる。強烈に酸っぱいので、そのまま食べると驚く。屋台では串に刺したものや、カップに入れて塩の小袋を添えたものが売られている。

カニステル(Lêkima / Trứng gà/レキマ、チュンガー)

1kg59,900ドン(約359円)。黄色く、柿のような見た目をしている。

ベトナム語の trứng gà は「鶏の卵」という意味で、切ったときの果肉がゆで卵の黄身にそっくりなことから来ている。水分が少なくねっとりしていて、パサつくと感じる人もいる。やわらかくなってから食べる。

アボカド(Bơ/ボー)

1kg39,900〜59,900ドン(約239〜359円)。ハノイのスーパーでは bơ sáp が39,900ドン、キューバ種が59,900ドンだった。4〜6月に多く出回る。

ベトナムではサラダより、練乳や牛乳と合わせた甘いシェイク(sinh tố bơ)にすることが多い。デザートとして扱われている。

ココナッツ(Dừa/ズア)

1個32,900ドン(約197円)。2026年8月末は1個買うともう1個おまけの売り方をしていた。

観光地では、緑の実の上部を切ってストローを刺した状態で売られている。中の水を飲んだあと、店の人に頼めば割ってもらえて、内側の柔らかい果肉をスプーンですくって食べられる。

ベンチェー省のココナッツキャンディーは土産の定番だ。

どこで買う

同じ果物でも、買う場所で値段も買い方も変わる。
ベトナムの大型スーパーに並ぶマンゴー、ドラゴンフルーツなどの果物売り場

大型スーパー

WinMart、Bách Hóa Xanh、Go!(旧Big C)、AEONなど。値札に品名・単位・産地・適用期間まで印字されているので、いちばん迷わない。量り売りコーナーが必ずあり、袋に入れて係の人に渡すと重さを量ってラベルを貼ってくれる。

日本語が通じる場面はほぼないが、値札を読めば済むので言葉の心配がいらない。初日はここで相場を頭に入れておくと、あとが楽になる。

路面の果物屋

住宅街の通りに必ず1〜2軒ある。発泡スチロールの板に手書きで「30」「45」と数字だけ書いた札が刺さっていて、これは千ドン単位を表す。「30」なら30,000ドンという意味だ。ただし、1kgなのか1山なのかは商品によって違うので、単位は店の人に確認したい。

品ぞろえはスーパーより現地寄りで、竜眼やボンボンのような季節ものはこちらのほうが早く並ぶ。値段はスーパーより安いことが多い。

市場

ハノイのドンスアン市場、ダナンのハン市場、ホーチミンのベンタイン市場など。値札が出ていないことが多く、聞いて確認することになる。

観光客向けの市場では、最初に言われる値段が高めになることがある。スーパーの相場を知っていれば判断できるので、順番としてはスーパーを先に見ておきたい。

天秤棒の行商

天秤棒(ガイン)を担いだ行商が、朝から昼にかけて街を回っている。扱うのは1〜2種類だけで、その日いちばん安く仕入れられたものを売っている。

量り売りではなく、盛られた分をまとめて売る形が多い。写真を撮るなら断ってからにしたい。撮影だけして買わないと、料金を求められることがある。

卸売市場

ハノイのロンビエン市場は深夜から明け方が本番で、店に卸すための箱単位の取引が行われている。旅行者が買う場所ではないが、値段の底が見える。

見学するなら深夜0時〜2時ごろ。台車が高速で行き交うので、通路の真ん中に立たないこと。

輸入食品を扱うスーパー

輸入品を並べている店では、同じ果物でも値段が上がる。2026年6月に見た店では、ザボンが1kg79,000ドン。大型スーパーの59,900ドンと比べると3割高い。

包装がきれいで日持ちのする品を選んでいるためで、贈り物にするならこちらという住み分けだ。

値段の読み方

ベトナムの果物の値札には、大きく3つの書き方がある。これを知らないと、数字だけ見て高い安いを見誤る。

「kgあたり」か「1個あたり」か

スーパーの値札には必ず「ĐVT」という項目がある。đơn vị tính、つまり計算の単位のことだ。ここが「KG」なら1kgあたり、「QUẢ」なら1個あたりを表す。

同じザボンの棚に、こんな札が並んでいた。

札の商品名 数字 ĐVT
Bưởi hồng da xanh 網袋入り 59,900ドン KG(1kgあたり)
Bưởi hồng da xanh loại 1 109,000ドン QUẢ(1個あたり)
Bưởi da xanh size 800g up 49,000ドン QUẢ(1個あたり)
Bưởi Phúc Trạch 59,900ドン QUẢ(1個あたり)

ザボンは1個1kg前後あるので、「49,000」の札のほうが「59,900」の札より安い。数字だけを比べると逆に見えるところだ。パイナップルやメロン、ココナッツも1個あたりで売られることが多い。
ザボン売り場の値札 KGとQUẢで異なるベトナムの果物価格表示

「100gあたり」の札もある

日系のスーパーでは、100gあたりで書かれていることがある。「100G 4,500」と書かれていたら1kg45,000ドンという意味だ。

数字が小さく見えるので、いちばん誤解しやすい。単位の欄を見る癖をつけておきたい。

量り売りのラベルは3行を見る

量り売りで貼られるラベルには、必ず3つの数字が並んでいる。

  • ĐƠN GIÁ——単価(1kgあたりの値段)
  • K.L (Kg)——重さ
  • THÀNH TIỀN——合計金額

上から2つを掛けると3つ目になる。実際に見たドリアンのラベルは、単価89,900ドン、重さ2.770kg、合計249,023ドン。89,900×2.770=249,023で合っている。

この3行が読めれば、レジに行く前に自分で確認できる。市場で値札がない場合も、この形式を思い出して「1kgいくら?」と聞けばいい。

桁の見方も慣れが要る。ベトナムドンは「59.900đ」のようにピリオドで3桁ずつ区切る。日本のカンマと同じ位置なので、小数点と読み違えないこと。0が1つ増えるだけで10倍になるので、支払う前に桁を数える習慣をつけておきたい。

セール札の読み方

黄色い「KHUYẾN MẠI」の札はセールを表す。元の値段に取り消し線が入り、その下に現在の値段が大きく書かれている。札の隅には適用期間の日付も入っている。

ドリアンは通常119,000ドンのところが89,900ドン、ランブータンは85,000ドンのところが75,000ドンだった。滞在中に同じ店をもう一度のぞくと値段が変わっていることもある。

市場で使える言葉

  • Bao nhiêu một ký?(バオニェウ モッキー)——1kgいくらですか
  • Một ký(モッキー)——1kg
  • Nửa ký(ヌアキー)——500g
  • Một trái(モッチャイ)——1個
  • Đắt quá(ダットクアー)——高すぎます

数字は電卓やスマホで見せ合うのがいちばん確実だ。

塩をつけて食べる

ベトナムでは、果物に塩をつけて食べる。日本人には意外に映るが、屋台でも家庭でも当たり前の食べ方だ。

使うのは2種類ある。

  • muối ớt(ムオイオット)——唐辛子塩。塩に唐辛子の粉を混ぜたもので、青いマンゴーやアンバレラ、グアバに合う
  • muối tôm(ムオイトム)——エビ塩。タイニン省の名産で、干しエビの粉が入っている。香りが強く、うまみがある

合わせるのは、甘くない果物・酸っぱい果物だ。青いマンゴー、アンバレラ、グアバ、ローズアップル、青いパパイヤ。完熟のマンゴーやドリアンにはつけない。

屋台でカットフルーツを買うと、小袋の塩がついてくることが多い。スーパーでも小瓶で売られていて、土産にもなる。塩唐辛子味のドライマンゴーもある。

最初は塩を少しだけつけて試してみるといい。酸味が強い果物ほど、塩を足すと甘みが立って感じられる。スイカに塩をかけるのと同じ理屈だ。

お腹をこわさない買い方・食べ方

気をつけるのは、買ってからの扱いのほうだ。

洗ってから食べる

市場で買ったものは、表面を洗ってから切る。皮をむいて食べる果物でも、包丁や手を介して外側の汚れが果肉につくことがあるので、洗う手間は省かないほうがいい。

ホテルの水道水で洗うことに抵抗があるなら、ミネラルウォーターで流す手もある。皮ごと食べるグアバやローズアップルは特に念入りに。

カットフルーツと氷

市場や観光地の周辺では、プラスチックカップに盛ったカットフルーツが売られている。氷を入れて冷やしているものも多い。

いつ切ったものかは見た目では分かりにくい。回転の速い店、その場で切ってくれる店を選ぶほうが確実だ。切り置きが日に当たっている状態のものは避けたい。

氷については、製氷工場のものは筒状で中央に穴が空いている。この形なら飲食店向けに作られたものだと分かるので目安にはなるが、保証にはならない。
ベトナムの屋台でカップに入れて売られるマンゴーやスイカなどのカットフルーツ

買ってからの時間

熱帯の気温では、切った果物は数時間で傷む。買ったら早めに食べるか、ホテルの冷蔵庫に入れる。

丸ごとのものでも日持ちは果物によって違う。移動が続く日は、切っていないものを選ぶほうが失敗しにくい。

ドリアンやジャックフルーツのように1個が大きいものは、スーパーのカット済みパックを選ぶと旅行者でも試しやすい。1kg単位で買えてしまう果物が多いので、食べきれる量かどうかを買う前に考えておきたい。

日本に持ち帰れる果物・持ち帰れない果物

生の果物は、多くが日本に持ち込めない。植物防疫の規制があるためだ。ここを知らずに買うと、空港で処分することになる。

条件つきで持ち込めるもの

ベトナムからのくだもので、条件つきで持ち込めるとされているのは次の5つだ。いずれも輸出国政府機関が発行した検査証明書を添付し、日本到着時に植物検疫カウンターで検査を受ける必要がある。

  • ドリアン
  • パイナップル
  • ココヤシ
  • タマリンド
  • くり

検査証明書は、旅行者が現地の店で買うときに付いてくるものではない。実際には、生の果物を土産として持ち帰るのは難しいと考えたほうがいい。

持ち込めないもの

この記事で紹介したもののうち、次は持ち込めないと明記されている。

  • マンゴー、マンゴスチン、ランブータン、ライチ、竜眼、ボンボン
  • ドラゴンフルーツ、釈迦頭、ミルクフルーツ、ローズアップル、グアバ
  • ザボン・オレンジ・ミカンなどのかんきつ類
  • パッションフルーツ、バナナ、パパイヤ、メロン、スターフルーツ

ジャックフルーツ、スイカ、サポジラ、アンバレラ、カニステル、アボカド、サワーソップのように一覧に出てこないものもある。この場合は自己判断せず、出発前に植物防疫所に問い合わせるのが確実だ。

ここに書いたのは、2026年8月時点で農林水産省 植物防疫所のベトナムのページを確認した内容だ。規制は変わることがあるので、出発前に植物防疫所のサイトで最新の情報を確認してほしい。免税店でおみやげとして売られているものでも対象になる。

乾燥させたものは扱いが違う

生の果実がだめでも、乾燥させたものは扱いが変わる。植物防疫所は、輸入植物検疫の対象にならない植物を別に定めていて、乾燥させた果実の一部がそこに入る。ドライマンゴーなど、加工された果物が土産として選びやすい理由の一つだ。

ただし、乾燥の度合いや加工の状態によって判断が変わることがある。生に近い半生タイプのものは、上のベトナムの一覧とは別に、検疫の対象とならない植物のページで確認しておきたい。

ベトナム国内の移動でも制限がある

ドリアンは、国内線の機内持ち込みも預け入れも断られることがある。長距離バスも同様だ。ハノイからダナンへ、といった移動の前日に買うのは避けたい。

日本からベトナムへ生の果物を持ち込む場合も、ベトナム側の検疫の対象になる。手土産に日本の果物を、と考えているなら事前に確認しておきたい。

よくある質問

ベトナム人がいちばん好きな果物は

はっきりしたランキングがあるわけではないが、ドリアンとマンゴスチンは特別扱いされている。ドリアンは「果物の王様」、マンゴスチンは「果物の女王」と呼ばれ、旬になると専門店ができるほどだ。

日常的によく食べられているのは、ドラゴンフルーツ、バナナ、グアバ、スイカあたり。安くて通年手に入るものが食卓に上がる。

ベトナムにしかない果物は

ベトナム固有というものは少なく、東南アジア一帯で共通のものがほとんどだ。ただし、日本ではまず見かけないという意味では、ボンボン、ミルクフルーツ、カニステル、アンバレラのあたりが該当する。

産地名がつく品種には、ベトナムならではのものがある。カットホアロック種のマンゴー、フックチャック種のザボン、チーラン産の釈迦頭、ルックガン産のライチなどだ。

ベトナムの「りんごみたいな果物」は

見た目だけでは1種類に決まらない。緑色で硬いならグアバ(Ổi)、丸くてなめらかな緑や紫ならミルクフルーツ(Vú sữa)、下が広がった釣鐘の形ならローズアップル(Roi / Mận)が候補だ。

「果物」はベトナム語で何と言う

「trái cây(チャイカイ)」または「hoa quả(ホアクア)」。南部で trái cây、北部で hoa quả を使うことが多い。果物屋の看板にはどちらかが書かれている。個別の果物を探すなら、名前をスマホで見せるのが確実だ。

値段の交渉はできる

スーパーはできない。市場と路上の店では、まとめて買うときに応じてもらえることがある。相場を知らないまま値切っても判断できないので、先にスーパーで値札を見ておくといい。

ホテルの部屋で食べるには

包丁を持ち歩く旅行者はいないので、皮を手でむける果物が現実的だ。ランブータン、竜眼、マンゴスチン、バナナ、ローズアップルはナイフがなくても食べられる。

スーパーのカット済みパックを買うのも手だ。マンゴー、ジャックフルーツ、ザボンは、むいた状態のものが売られている。

果物ジュースはどこで飲める

「sinh tố(シントー)」が果物と練乳や氷をミキサーにかけたスムージー、「nước ép(ヌックエップ)」が搾ったジュースだ。屋台でもカフェでも、1杯30,000〜50,000ドンほどで飲める。

生の果物を持ち帰れないぶん、現地で飲んでおくのがいい。特にアボカドとパッションフルーツは、そのまま食べるより現地の飲み方のほうが分かりやすい。

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編集者

ベトナムに魅せられた東京出身の経営者。数字よりも人の営みに惹かれ、現地のリアルを言葉で伝えている。

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