ベトナムのスーパー|WinMart・Co.opmart・GO!の違いと買い方【2026年】

2026.08.30
旅・ガイド

ベトナムのスーパーは看板の種類が多い。WinMart、Co.opmart、GO!、Lotte Mart、AEON——どれも「スーパー」で、旅行中に立ち寄るならどこに入ればいいのか決めにくい。

この記事では、全国にあるチェーンを1枚の表にして、旅行者が入るならどれかを1つ選ぶ。値札から拾った実額と、支払い・レジ袋・量り売りといった店の使い方もあわせて書く。

ベトナムのスーパー9チェーン|どこで会うかの早見表

ベトナムの大型スーパーGO!の外観。赤い壁面に白いロゴが入り、入口前に販促の看板が並ぶ

チェーンごとに、店がある場所がはっきり分かれている。同じ「ベトナムのスーパー」でも、北にしかない看板と南にしかない看板がある。

チェーン 主な地域 規模 特徴 旅行者ならこんな時
WinMart/WinMart+ 全国 大型+小型 全国4,592店で店舗数がいちばん多い 近場で迷わず買いたい
GO!/Big C 全国 大型 タイのCentral Retail系。価格重視 まとめ買い・値段を比べたい
Lotte Mart 主要都市 大型 韓国系。買い物と娯楽が同居 食事や買い物も一緒に
AEON 主要都市 大型 日系。日本の商品が多い 日本の商品を探したい
Co.opmart 南部中心 中〜大型 ホーチミン市の生協 南部でローカルの店を使いたい
Co.op Food 南部中心 小型 Co.opmartの小型店。別業態 南部で食品だけ買いたい
Emart ホーチミンのみ 大型 韓国系。市内に3店 南部で大型店に行きたい
MM Mega Market 大都市 大型 一般客も入れる大型店。箱やパレットのまま並ぶ 大容量でまとめ買いしたい
Fuji Mart/BRG Mart 北部中心 中型 BRGグループ。値札の表示が読みやすい 北部で近くにあれば

全国どこでも見かけるのはWinMartとGO!/Big Cの2系統。Co.opmartとEmartは南、Fuji MartとBRG Martは北に寄っている。旅程が南北にまたがるなら、どの街でも同じ看板を探せるWinMartかGO!を基準にしておくと迷わない。

地域の偏りは数字にも出ている。Co.opmartは2021年の時点で南部128店に対し北部は12店。Emartはホーチミン市内の3店だけで、ハノイに4号店を建設中である。北部で見かけるFuji Martは、BRGグループと住友商事の合弁で運営されている。

ベトナム語で「スーパー」はsiêu thị(シエウティ)。看板やGoogleマップの店名にもこの2語が入っている。街なかで探すときはこの表記を目印にすると早い。

旅行者が入るならWinMart/WinMart+

街なかの通りに面したWinMart+の看板。夜も明かりがついていて営業している

1つ選ぶならWinMart/WinMart+である。理由は数で、全国4,592店は他のチェーンと桁が違う。滞在先の近くに1軒あるかどうか、という次元ではなく、歩いている途中で見かける。

小型のWinMart+は街の通りに面していて、ホテルから出たついでに寄れる。水やビール、菓子といった「今日いる分」を買うならここで足りる。

土産をまとめて買う、値段を見比べる、という目的ならGO!/Big Cのほうが向いている。大型店で通路が広く、同じ商品が容量違いで並んでいるので、単価の比較がしやすい。

日本の商品を探す場合はAEONが分かりやすい。

ベトナムのスーパーで確認した定番商品の実売価格

ベトナムのスーパーのビール売り場。330ml缶の値札が18,500ドン、21,000ドン、22,000ドンと並ぶ

2026年にスーパーの棚で値札を確認できた12品を並べる。円換算は1万ドン=約60円で計算している。

商品 容量・単位 価格 円換算
バゲット(バインミー用) 200g 3,800ドン 約23円
缶ビール(タイガー クリスタル) 330ml 18,500ドン 約110円
缶ビール(ハイネケン シルバー) 330ml 22,000ドン 約130円
インスタントコーヒー(G7 3in1) 288g(16g×18袋) 78,000ドン 約470円
インスタントコーヒー(カフェ・フォー ゴールド 3in1) 290g(29g×10包) 75,000ドン 約450円
ライスペーパー 200g/300g/500g 15,000/22,000/35,000ドン 約90/130/210円
緑茶の茶葉(タイグエン産) 200g 63,800ドン 約380円
緑豆ケーキ(バイン・ダウサイン) 200g 45,500/57,500ドン 約270/345円
ドライマンゴー 100g 55,000ドン 約330円
さつまいもチップス 250g 63,100ドン 約380円
ナッツ菓子(ピーナッツ・カシュー・ごま) 100〜180g 21,000〜75,000ドン 約125〜450円
ウォッカ(Vodka Hà Nội) 300ml 60,000ドン 約360円

ベトナムのスーパーの茶葉売り場。タイグエン産の緑茶200gに63,800ドンの値札が付いている

上の金額はその日その店で確認した売価である。同じ商品でも店や地域、セールの有無で価格は変わるので、目安として見てほしい。桁が分かれば、棚の前で「高いのか安いのか」の判断はつく。

今回確認した12品は、すべて1点500円以下だった。いちばん高いG7の18袋入りで約470円、いちばん安いバゲットが約23円。菓子も茶葉も酒も、この幅に収まっている。

値札に赤い字で大きく金額が出ていて、その下に小さく別の金額と日付が入っていることがある。大きいほうがセール価格、小さいほうが通常価格で、期間が終われば通常価格に戻る。日付まで見ておきたい。

ベトナムのスーパーのライスペーパー売り場。200g15,000ドン、300g22,000ドン、500g35,000ドンの値札が並ぶ

商品ごとの選び方や、同じ品目のなかでの値段の違いは、それぞれの記事にまとめている。

ベトナムのスーパーの使い方

日本のスーパーと違うのは、支払いの選択肢・レジ袋の扱い・野菜と果物の量り売りの3点である。この3つを先に知っておけば、レジで止まることはない。

入店からレジまでの流れ

  1. 大型店では、リュックや大きな荷物を入口のカウンターで預けるよう案内されることがある。封をされる店もある
  2. カゴかカートを取って商品を入れる
  3. 量り売りの商品は、売り場のカウンターで計量してシールを貼ってもらう
  4. レジに並ぶ
  5. 現金かカードで支払う
  6. 袋が必要か聞かれるので答え、レシートを受け取る

ベトナムの大型スーパーの入口にある荷物預かりカウンター。「QUẦY GỬI ĐỒ/LOCKERS」の看板が出ている

支払いは現金・カード・QRの3つ

ベトナムのスーパーのセルフレジの画面。ベトナム語だけで「Thanh toán tại Quầy」などの選択肢が表示されている

大手チェーンでは国際ブランドのカードが使える店舗が多い。WinMart/WinMart+でも、多くの店舗で主要カードやタッチ決済(カードをかざすだけの支払い)に対応している。ただし支払い方法は店舗によって異なる。

セルフレジがある店も増えているが、画面がベトナム語だけのことがある。操作に迷ったら、画面の「Thanh toán tại Quầy」を押せば有人レジでの支払いに切り替わる。

レジまわりでよく出る表示。Thanh toán(タントアン)=支払い。Quầy(クアイ)=カウンター、窓口。Hủy(フイ)=取り消し。Tiền mặt(ティエンマット)=現金。この4語が読めれば、セルフレジの画面はだいたい進める。

レジ袋は有料の店と無料の店がある

ベトナムのスーパーGO!/Central Retailの繰り返し使えるショッピングバッグ。テト柄の赤いデザイン

ここは店によって扱いが違う。全国一律のルールはない。

扱い 金額
GO!/Tops Market/mini go! 2026年4月9日から、全国のレジと量り売りカウンターで生分解性の袋に切り替え。有料 500ドンから
同上 自分の袋を持参するか、店に置いてある紙箱を使う 0ドン
AEON 2025年時点で案内されているRent-a-bag。預けて借りて、返すと全額返ってくる 5,000ドン/袋
繰り返し使う大型バッグ(店で販売) サイズによって値段が変わる 1〜1.5万ドン前後

一方で、袋を買うことが必須というわけでもない。Fuji Martのような店では、これまでどおり普通に袋をもらえる。

逆にGO!やAEONでは、買い物の量が多いと店員から「別に袋を買ったほうがいい」と勧められることがある。実際に勧められて買ったこともある。数百ドンから1万ドン台の話なので、荷物が多い日は素直に買ってしまったほうが早い。

上の写真の赤いバッグはGO!/Central Retailのもの。厚手で持ち手が幅広く、スーツケースに入れて持ち帰れば土産の袋にもなる。滞在中に何度もスーパーへ行くなら、初日に1枚買っておくと毎回の袋代がいらなくなる。

野菜と果物は量り売りカウンターへ

野菜、果物、ナッツなど、パックに入っていないものは重さで値段が決まる。売り場に「量り売りカウンター(quầy cân)」があり、ここで計ってもらう。

流れはこうなる。

  • ほしい分だけ袋に取る
  • 量り売りカウンターに出して計ってもらう
  • 品名・重さ・単価・金額・バーコードが入ったシールを貼ってもらう
  • そのままレジへ持っていく

ベトナムのスーパーの果物売り場。ドリアンの値札に通常89,000ドンとセール69,000ドンが並び、1kgあたりの表示になっている

レジではこのシールのバーコードを読み取る。棚の値札に「/kg」と書かれているものは、この手順が必要だと考えておけばいい。

営業時間は朝8時から夜10時ごろ

大型店の入口には営業時間が掲示されている。GO!の入口に出ていたのは、月曜〜木曜が8:00〜22:00、金曜〜日曜が8:00〜22:30だった。週末のほうが30分長い。

小型店のWinMart+は朝から夜まで開いていて、街の通りに面しているぶん立ち寄りやすい。夜遅くに水や飲み物だけがほしいなら、24時間営業のコンビニのほうが確実である。

スーパーとコンビニはどう違うか

いちばんの差は品ぞろえの幅である。茶葉、コーヒーの箱、菓子の詰め合わせ、酒、調味料などは、コンビニよりスーパーのほうが品ぞろえが厚い。コンビニの棚は飲み物・軽食・日用品が中心で、土産になる箱物はほとんど置いていない。

一方で、コンビニには24時間営業の店舗もあり、街なかの密度も高い。飲み物や夜食だけならコンビニ、荷物を作るならスーパー、という使い分けになる。

スーパーで何を買うか

品目ごとの選び方は、それぞれ別の記事にまとめている。

菓子は種類が多く、値段の幅も広い。

酒は蒸留酒とワインで棚が分かれている。

土産全体をどう組み立てるかはこちら。

よくある質問(FAQ)

ベトナムのスーパーで有名なのはどこですか?

店数でいえばWinMart/WinMart+で、全国4,592店ある。大型店ではGO!/Big C、Lotte Mart、AEON、MM Mega Marketが主要都市に入っている。南部ではCo.opmart、北部ではFuji MartとBRG Martをよく見かける。

ベトナムのスーパーの営業時間は?

大型店は朝8時から夜10時ごろまでが目安。GO!の掲示では月曜〜木曜が8:00〜22:00、金曜〜日曜が8:00〜22:30だった。店によって前後するので、入口の掲示かGoogleマップで確認したい。

クレジットカードは使えますか?

大手チェーンでは国際ブランドのカードが使える店舗が多い。WinMart/WinMart+でも、多くの店舗で主要カードやタッチ決済に対応している。ただし支払い方法は店舗によって異なる。QRコード決済も広く使われているが、こちらはベトナム国内の銀行口座やアプリが必要になる場面が多い。旅行者はカードか現金が確実である。

レジ袋は有料ですか?

店による。GO!/Tops Market/mini go!は2026年4月9日から生分解性の袋に切り替え、500ドンから有料になった。自分の袋を持参するか、店に置いてある紙箱を使えば袋代はかからない。AEONでは2025年時点で、5,000ドンを預けて借り、返却すると全額戻るRent-a-bagが案内されている。Fuji Martのように普通に袋をもらえる店もある。

野菜や果物はそのままレジに持っていっていいですか?

パックに入っていないものは、売り場の量り売りカウンターで計ってもらい、バーコード入りのシールを貼ってもらってからレジへ持っていく。棚の値札が「/kg」表示になっているものがこれにあたる。

スーパーは値段の交渉ができますか?

できない。スーパーは値札どおりの金額で、値札には適用日が印字されている。値段を比べたいなら、市場ではなくスーパーの棚を基準にすると分かりやすい。

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エンジニア

幼少期をアメリカで過ごし、現在は世界を転々としながらコードを書くノマドエンジニア。

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